俺が死ぬまでの物語［完結］

スタート

これが俺の日常

でも、これはあくまでも

"学校"での俺の姿

家での俺は違う

こんな風におはようと言うことも無ければ

喋る事もほとんど無い

俺は隠し続ける

家での事も

″夢″の事も

今日が終わる

いつもと変わらない日常

そして今日もまた、俺は

″夢″を見る

今でも覚えてる

初めて見た″夢″を

俺にそっくりなのか

両親に言ってはいけないよ

こんな夢

いつしか、毎日見るようになっていた

そして、たかしはいつも最後に言う

「また、明日」

それだけはいつも言っていた

…今でも彼の正体は分からない

その話をしようとするとはぐらかす

…はぁ

今日も寝る

気づくとそこは

夢の中だった

俺は小説家になりない

それが夢だった

だけど、親は批判するに決まっている

だから、誰かに言った事も無い

友達にも言ったことがない

それに、親は俺を科学者にさせる気だそうだ

だから、塾に行かせてたのかな？

…俺、自分のやりたい事も出来ずに

歳をとって死んでいくのかな

そう

俺は自分で書いた小説を投稿している

別に誰かに見てほしいと言うより

単に書きたい

その気持ちだけで書いている

また、明日

また、今日が始まる

学校に行かなきゃ

また、今日もこんな馬鹿な事を言いながら始まる

いつまでもこういう時間が続くといいのに

…この時間だけが続けばいいのに

今日が終わった

さぁ、寝よ

死んでいるんだ

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