大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
いつものように、ご褒美のレモングミを買って
心を踊らせながら、夜道を一人で歩いていたら
見るからに地味だけど、 口調が荒く、面倒くさい男性に絡まれた。
最初、道を教えて と声をかけられた時は 良い人そうだったのに
優しくした途端態度が急変した。
しつこい彼に嫌気がさして 私は無視を続けてたけど
私が行くところ果てしなくついてくる。
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
彼の手が私の腰周りにつく感覚に包まれた。
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
彼が私を突き飛ばした。
新しく買った白いワンピースが茶色く染まり
今にも泣きそうなぐらいの涙目になってしまった。
大須賀 しゆ
もちろん、私に彼氏なんて居ない
帰ってレモングミを食べようとしてたところだったから。
大須賀 しゆ
次々と文句を言われ
体も心もぼろぼろになった状態で
今更歯向かう気にはなれなかった。
大須賀 しゆ
何処に向かうのか知らないけど
私が歩く方向に体を任せた。
ちょうどそこに、男性がいた。
一人で立ち尽くして、 今にも誰かを待っている雰囲気だった。
大須賀 しゆ
私は勢いよくその男性に飛びかかった。
見るからに困惑していた様子だった。
「察して」という目付きで彼に合図を送ると
彼は察してくれたのか、 その状況に乗ってくれた。
大須賀 しゆ
後ろを見ると、今にも爆発しそうな 真っ赤の顔をしたあいつがいた。
顔はそこそこイケメンだし 見るからに、私達だけで
いちゃいちゃしてるのに 腹が立ったらしいのか
その場から逃げるように、去っていった。
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
突然放された言葉に私もときめいた。
私を思ってくれる優しい笑顔に
心を奪われそうになった。
彼の手に持っていたのは レモン味の飴だった。
冬のせいなのか、夜のせいなのか 分からないけど
きらきら光っていて、 今の心を表しているみたいだった。
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
大須賀 しゆ
こんな何気ない会話を交わして 私達は終わりへと迎えた。
そして、また 始まりへと走った。
黒須 しゆ
黒須 弘
黒須 しゆ
黒須 弘
黒須 弘
黒須 しゆ
黒須 弘
黒須 しゆ
黒須 弘
黒須 しゆ
黒須 しゆ
黒須 弘
彼は、あの時のような笑顔で
あの時のしゆさん可愛かった。
そう言ったあと、 恐る恐る私の顔を見た。
黒須 しゆ
コメント
2件
あ。最後苗字一緒になってる!!
ひぇぇ、ロマンチック!!😁