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日本防衛隊の面々が盛り上がっている その片隅で保科と鳴海がキスをしていた。
キスと言ってもお互いの唇を合わせるだけのものだったが、鳴海に対して秘かに思いを寄せていた保科にとってはそれだけでも熱を上げるには十分で。
鳴海の手によって じわじわと頬に赤が差していき、 体に熱が灯っていく。
保科
保科から甘い吐息がこぼれた。 すると、 保科が苦しくなっていると思ったのか 鳴海が唇を離した。
保科
保科
保科
ここは居酒屋で 周りには防衛隊の人間達がいる。 見られたらまずいという考えは今の保科の 頭にはなかった。
そう、 少しの間とはいえ自身が好意を寄せている相手のその熱を、感触を知ってしまった今、 もっと欲しいという思いの方が勝っていた。
だがそれは鳴海も同じようで、
鳴海
保科
鳴海が熱のこもった目で 保科を見つめていたかと思うと、またキスをしようと顔を寄せようとしたその時、
長谷川
バシ!
鳴海
保科
鳴海を探しに来た 第一部隊副隊長の長谷川エイジが彼の頭に 一発かました。
保科
思わぬ人物の乱入で保科は我に返った。
長谷川
長谷川
保科
申し訳なさそうに謝る長谷川に 保科が軽く首を振って言った。 その一方鳴海は、
鳴海
長谷川にくらわされた一発に 完全にノックアウトされていた。
保科
長谷川
保科
保科
長谷川
保科
長谷川
保科
長谷川に指摘され 保科は赤くなった頬に手を当てた。
長谷川
保科
長谷川の提案を受け保科は席を立ち 店の外へと出た。
※居酒屋の外
サアア
保科
保科
保科
保科は唇にそっと触れた。
保科
保科
保科
保科
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
保科
保科
保科
・・・・・
・・・・・
・・・・・
保科
保科
保科
保科
保科は自身の中で勝手に自己完結させ、 鳴海とのキスの余韻が残る唇を ごしごしと手の甲で擦った。
『まるで鳴海への思いを 断ち切るかのように』
保科
保科のどこか悲しげな呟きが 明るい夜の街に消えた。