屍鬼
スタート
屍鬼
はぁ…
屍鬼
…やルこと…なイ…
屍鬼
…
コロン…
屍鬼
…?
屍鬼
こレは…鞠…?
屍鬼
なんでこコに…
ベベンッ
屍鬼
……無惨か。
屍鬼
…少しやロう、どうセ暇だしナ。
屍鬼
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•. …ポンポン…
屍鬼
…続かナい…
屍鬼
鞠って、こンな二難しいかっタっけ。
屍鬼
…練習しヨ
屍鬼
…ポンポン ( 鞠練習中 )
無惨
…随分と熱中しているようだな。
無惨
そんなもの、面白いか?
屍鬼
…暇だッたカら、練習しテるダけ。
無惨
…そうか。
無惨
屍鬼。
屍鬼
…なに…クル
無惨
ズボッ
屍鬼
んぐッ、!?
屍鬼
んッ!…ゴクンッ
屍鬼
ゲホッケホッ…はぁ、はぁ…
屍鬼
…何を飲ませた!
屍鬼
…って、え…
屍鬼
声…が…
無惨
用はそれだけだ。もう寝ろ。
屍鬼
は、?
ベンッ
無惨
スッ…
屍鬼
ちょっと、まッ!
ベベンッ
屍鬼
…
…喉を治すためにわざわざ…?
屍鬼
…なんだそれ…あの鬼の王だぞ…
屍鬼
きっと、裏があるはずだ…
屍鬼
絶対そうだ…キュッ…
屍鬼
あいつが、私のこと、ちゃんと大切にしてるなんて思えないし…。
屍鬼
…
あぁ、でも、この前だって、私の体調不良にいち早く気づいていた。
屍鬼
…他が気遣いの出来ない馬鹿な鬼なだけ。
夜の予定を潰して、 私の相手をしてくれた。
屍鬼
予定が潰れて、暇だったから…!
でも________
屍鬼
あぁ"ッ…うるッ"さい…!
屍鬼
ッ…なんでこんな…
心臓がうるさいんだよッ…ドッドッ
心臓がうるさいんだよッ…ドッドッ
屍鬼
ッ……寝よ…
深夜
屍鬼
…ん……外…行ってくる…
屍鬼
鳴女…
ベンッ
屍鬼
スッ…
ベベンッ
深夜です。OK?
屍鬼
…ポヤポヤ…
屍鬼
…目、覚まそ…
屍鬼
スッ…
( 水に触れる )
( 水に触れる )
屍鬼
グラッ
屍鬼
え、
バシャンッ
屍鬼
…ハッ…クシュンッッ!
屍鬼
…うぇ…びちょびちょ…
屍鬼
…ブルッ…寒いし…
屍鬼
…でも、眠い…
屍鬼
…ウトウト
屍鬼
クラッ…
ガシッ
無惨
…
屍鬼
スースー…
無惨
…
無惨
鳴女。
ベンッ
ベベンッ
無惨
鳴女、屍鬼を着替えさせてやれ。
無惨
私は、自室に戻る。
鳴女
承知いたしました。
着替え終わって
朝
屍鬼
…ん…
鳴女
目は覚めましたでしょうか。
屍鬼
え……はい…
鳴女
それでは私は、これにて、失礼させていただきます。
屍鬼
…あの、
鳴女
はい。
屍鬼
なんで、服が変わってるんですか…?
鳴女
…屍鬼様は、昨日寝ぼけて外に行き、川に落ちてしまって。
鳴女
びしょ濡れの所を無惨様が迎えに行き、私は屍鬼様の着替えを申し付けられました。
屍鬼
…と、言うことは…裸…見ました…?
鳴女
はい。仕方のない事でしたので。
屍鬼
ぅ…
鳴女
あと、敬語は必要ございません。
鳴女
それでは
ベンッ
屍鬼
あ、…
屍鬼
…もしかして…嫌われてるのかな…
態度素っ気なかったな、…
態度素っ気なかったな、…
屍鬼
…あれ、?
なんで私、そんなこと気にするだろ…
なんで私、そんなこと気にするだろ…
屍鬼
…まぁ、ただ気になっただけだよね…







