どぞ!
らびまる
クルクルッ,
初兎
、、、、
ないこ
すーっ、すー、っ
らびまる
寝てもうたか、
初兎
、、なぁ、っ
らびまる
なんや?
初兎
ないちゃんって、、
なにもんや、っ?
なにもんや、っ?
らびまる
、、どうして聞く
初兎
絶対普通の人間やない、というより、、っ
らびまる
というより?
初兎
、、、なんか
初兎
うっすら、、記憶に
ないちゃんがおるんや、
ないちゃんがおるんや、
初兎
先生としてのないちゃんやない、、っ
初兎
僕らと同じ、、
初兎
「奇病患者として」の
ないちゃんが、、ッ
ないちゃんが、、ッ
らびまる
、、、、
らびまる
この機に話すべき
なんかもな、、、
なんかもな、、、
らびまる
ガタッ
初兎
どこいくん?
らびまる
仏を呼ぶ。安心しい、
戻ってくるわ。
戻ってくるわ。
初兎
お、、ん、、っ
ほとけ
それで、、話って、?
らびまる
、、ないこのことや
ほとけ
、!
初兎
やっぱりなんか
あるんやな、、?
あるんやな、、?
らびまる
、、ないこは__
ないこは、、奇病患者や。
ないこ
ねね、○○
らびまる
なんや?
そのときは俺もうさぎやなくて 人間やった。
名前は、、なんやったっけな
ないこ
俺そんなにひどいの?
らびまる
まあ、、そやな
ないこはかなり特殊な奇病だった。
「突然変異成長症候群」 と 「急死病」
突然変異成長症候群は極限まで精神的が追い詰められたら急激に成長するものだ。
やっかいなのは自分のことを忘れてしまうことだ。
今のないこの場合は奇病を持ってることを忘れている。
急死病はその名の通り急に死ぬ。
シンプルではあるが、 かなりやばい病だ。
ないこ
んー、、自分ではよくわかんないんだけどなぁ、
らびまる
あぁ、そうだ
らびまる
俺少し出張にいかないといけなくなったんや
ないこ
えー、、
らびまる
大丈夫や、代わりはきてくれるからな、ナデナデ
ないこ
、、早く帰ってきてよ?
らびまる
ああ。ニコッ
ほとけ
それで、?
らびまる
それからは
覚えてなくてな、
覚えてなくてな、
らびまる
多分そこからなんらかの理由でうさぎになり、、
らびまる
戻ってきたときにはないこは「患者」じゃなく
「看病係」になっていた
「看病係」になっていた
初兎
看病係?
らびまる
あいつは医者やない。
らびまる
医者の免許も持っとらんし、、ちゃんとした処置もきっとできない。
らびまる
あいつが出来るのは、、
らびまる
「看病。」
らびまる
看病の分野は俺よりも
長けてる。
長けてる。
らびまる
患者を思いやる心が常人より多いんやろうな。
らびまる
ほんま、自分のことも
考えて欲しいわ、ッ
考えて欲しいわ、ッ
初兎
そんなことが、、
ほとけ
、、待って
ほとけ
今の話だと、、ないちゃんは、ッ
らびまる
いいとこに気づいたな、
らびまる
ないこは病気のことを忘れとる。
らびまる
成長はまだええ。
らびまる
急死病は、、
初兎
らびまる、、薬は、?
らびまる
あるで、
初兎
ならそれを
ないちゃんに、ッ!
ないちゃんに、ッ!
らびまる
ないこ自身は病気を忘れとる、それなのに薬を渡したら、
ほとけ
ないちゃんなら僕らに
使う、か、
使う、か、
初兎
なら今寝てる間に、
ないこ
、、ん
初兎
くっそタイミング
わりぃなッッッ!?
わりぃなッッッ!?
ないこ
ん、おはよ、?
らびまる
あぁ、おはよう。
ないこ
あ、検査いかないと、
ないこ
いってくる!
ないこ
ガチャ
ほとけ
、、ねえ
らびまる
ん?
ほとけ
死なないよね、まだ、
らびまる
、、きっとな