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キャラ紹介
火燐
海月
ナイトアクアリウム 〜始〜
8月14日 午後10時50分 アラームの音がうるさくなる 「ピピッ!ピピッ!」
火燐
わたしはそう思いつつアラームを止める。
火燐
火燐
時計を見てそう思う。 あと70分後でわたしの誕生日だっていうのにこんな時間に起き、11時半に浜辺で集合ってひどいと思った。
火燐
そう言ったあと、すぐに着替えた。着替えが終わり確認するために鏡の前に立ち「OK」といった。 鏡の近くにあるショルダーバッグをとり、肩にかけた。
火燐
ここでわたしは気づいたことがある。 それは、洗顔・歯磨きを忘れていたのだ!!
火燐
正直、気が乗らない。 なぜなら、こんな夜中に下に降りるときの音が響き親から「何してんの?」と言われるのが怖いからだ。
火燐
わたしは自分の部屋のドアをゆっくり閉め、階段を降りていく。 この時の内心は「たのむ、誰も起きないでくれっ!」と思いつつゆっくり階段を下った。
階段を下りきり、洗面所に到着した。 安心しつつ、親が起きてくることを警戒していた。 まずは、1番音が大きい洗顔をすることにした。
火燐
わたしは息を飲む、、 誰も起きないように、バレないように水を出す、、
ジャバー、、
ゆっくりと水を出していく。 そして、手ですくった水を顔に顔に近づける。
火燐
水だらけの顔をタオルで拭き、歯磨き粉を歯ブラシにつけ、歯磨きをはじめた。
火燐
歯磨きしながら、暇だったのでことの経緯を振り返ることにした。
夏休み前日の昼休み、、
海月
火燐
海月
火燐
海月
海月
火燐
海月
火燐
「ちょっと待って!」と言おうとしたら海月はわたしの目の前から姿を消していた。
火燐
そして、現在に至る
火燐
色々と考えているうちに歯磨きは終わった。 歯磨き粉で満たされた口の中にコップに入った水を流し込み、うがいをする。
火燐
身支度を済ませ、玄関に向かう。
玄関に到着し、スリッパから水色のスニーカーに履き替える。
火燐
音を立てないように履き終え、緊張の糸が緩んだのか、息をゆっくり吐いた。 次は玄関の扉、(音を立てないようにしなければ)それを意識しすぎたのか、手が震えてはじめる。落ち着くため深呼吸した。
火燐
落ち着きを取り戻し、扉の鍵を回し、扉を押す。
キィー、、
そんな鈍いような音がわたしの耳に入り込む。
無事外に出られた。 嬉しさのあまり大声を出すところだったがなんとか抑えることができた。 防犯のため鍵をかけ、その場をあとにした。
浜辺に無事に到着し、海月の姿を探す。
火燐
火燐
火燐
海月
海月
火燐
火燐
火燐
わたしは海の家に向かい、海の家の近くまで来た。
火燐
わたしの視界に小さなボートを確認している様子の海月が入り込んできた。 わたしは海月が気づく距離まで走って行った。
火燐
わたしは小声ではっきりと言った。
海月
海月もわたしと同じように返してくれた。
火燐
海月
海月
海月はそう言って、わたしは小さなボートに乗った。 海月はわたしが乗っているボートを押し、海面に乗ったところで海月はボートに乗り、漕ぎ出した。 そして、さっき言ったことの説明をしてくれた。
海月
火燐
海月
火燐
人魚、、それは現実に存在する海洋生命体だ。 1000年前、人魚の存在が確認された。 1000年の間、研究が進められ、人魚と人間の意思疎通が可能ということがわかり、人間と人魚の同盟が組まれた。 我々人間にとっては良き友だ。 それなのに、、
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
人魚の鱗だ
火燐
人魚の鱗、それは人間が最も恐れ、崇めている、鱗。 なぜそのようになったのか、今から1000年前ちょうど人魚の存在が確認された時、人魚にとてつもない興味と好奇心を抱いていたあるとても賢い青年がいた。その青年は人魚の研究に最も貢献したとされる歴史上の人物、、だが、同時に大罪を働いた愚かな人間でもある。 その大罪は人魚の鱗1枚と1束髪をとってきたのだ。この2つは人魚にとって大切なもの。人魚は人間よりも美貌を気にし、執着する生命体だ。その美貌を傷つけるのは絶対に許されない、だがその青年はやってしまった。やがて人魚側もそのことに気づき、人間側は、人魚の髪と鱗を返し、精一杯の謝罪をした、その誠意を受け取ったのか許してくれた。だが、1枚の鱗は人間に授けた。人魚はこう言った【人間と人魚どちらかが滅ぶまで残し、崇めろ】と要求。 それを人間は受け止め、現在もその鱗は残されている。 そして鱗と同時にその罪も人間は背負っているのだ。
海月
火燐
海月
お前の先祖だよ
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
会話をしているうちにいつの間にか海島についた。
火燐
海月
そう言って懐中電灯を取り出し、つけボートから降りた。 海月が降りたあとにわたしも降りた。
海月
火燐
そう言ってわたしと海月は手を繋いだ。海月の手は生暖かった。
歩いて1・2分だろうか、目の前にたくさんの建物と水槽があった。 一目見た瞬間、【街、、いや一つの国に来てしまったのか】と思った。
火燐
海月
そう微笑みながら海月は言った
火燐
海月
火燐
海月
火燐
わたしは驚きのあまり、黙ってしまった。
海月
火燐
海月はなんだか【同情?】【哀れ?】のような目でこちらを見てきた。
海月
火燐
海月
火燐
こうしてわたしたちは本館へと向かった。
それから数分後して、本館についた。 正面玄関から入り受付のカウンターを過ぎるとそこには世界で1番大きな水槽が目の前にあった。
火燐
海月
海月の声がした方向を向くと、この水槽からかなり離れたところにいた。 それほどわたしはこの水槽に圧倒されだのだろう。
火燐
わたしは置いてかれているということに気づき、小走りで海月の方へと向かった。
海月
火燐
海月
そう海月は面白そうに笑いながら言った。 とっても爽やかだった。
海月
火燐
海月についてきてから体感5分、海月が急に立ち止まり【ここだよ】と言ってくれた。海月から視線を外すとわたしの目の前にあったのは白衣を着た研究員らしき人たちとスーツを着た人たち、合わせて50、、?90ちょっと、といったところか、かなりの人たちが集まっている。
火燐
海月
火燐
海月
火燐
??
??
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
研究者
東雲博士
火燐
海月
東雲博士
そう言って東雲博士は研究者と向こうへと行ってしまった。
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
火燐
7年前 図書室にて
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
火燐
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
東雲博士
火燐
火燐
海月
火燐
研究者
東雲博士
研究者
東雲博士
東雲博士がマイクを取る。
キュイーン、、
東雲博士
そう東雲博士が言うと視線を女性の研究者に目を合わせコクリとうなづくと、研究者もうなづき、レバーを下にさげた。 その瞬間
グォーーーーン!!!!!
火燐
海月
東雲博士
恐竜が目の前にいるのような大きな音、太陽が目の前にあると思うほどの眩しさ。 この2つがこの空間を支配する。 わたしは目を閉じ、光がわたしの届かぬように瞼に力を込めた、耳は両手でおもっきりふさいだ、音が少しも聞こえないように、、
キューンブブブブブー、、、
火燐
研究者
研究者
研究者たちの声を聞き恐る恐る目を開け、手を耳から離した。 さっきまで閉じていた扉は
東雲博士
ちゃんと
海月
開いていた
東雲博士
火燐
わたしは感動でなのか声も涙も出なかった、だが、目が渇き、涙が出るほど両目を見開いていたのだろう。 隣にいる海月を見ると、今にも涙が出そうな顔をしていた。
火燐
海月
震える声だったがちゃんとはっきりと聞こえた。 きっと、震える声でもはっきり言えるということは強さの一種なのだろう。
ワー!!!
周りからそんな歓声が聞こえる。あるものは拍手をし、あるものは仲間たちと腕を組み、あるものは泣き、あるものはよかったねと嬉しそうに話している。 本当に良かったと思う。
火燐
海月
みんなが喜びを分かち合っているそんな時に、警報がなる。
ウィン!ウィン!避難!避難! ウィン!ウィン!避難!避難! 落ち着いて避難してください!!
火燐
海月
東雲博士
研究者
研究者
東雲博士
研究者
東雲博士
研究者
東雲博士
東雲博士
東雲博士
研究者
研究者
東雲博士
研究者
研究者
東雲博士
研究者
研究者
研究者
火燐
海月
東雲博士
東雲博士
海月
東雲博士
海月
東雲博士
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月
東雲博士
火燐
研究者
火燐
海月
パバッチン!!
火燐
ダッダッダッダ!!
火燐
無我夢中で2人で走っていく、目の前にいた男の研究員は走って出口の向こう側へと行ってしまった。大人の早さには勝てない。
火燐
わたしは息を切らしながらそう言う。海月はぜぇぜぇいいながらあぁと言っていた。
火燐
そう思いドアノブに手をかける、その時
吸い込み準備完了
海月
火燐
そう無機質な声が聞こえた瞬間、立ち止まり後ろを振り返ってしまった。 、、振り替えなければよかった。なぜなら
東雲博士が頭から血を流し 倒れていたからだ。
海月
海月
火燐
わたしたちはショックで動けなかった、叫ばなかった、泣かなかった。 死んだのか?いや死んでない!この言葉がわたしの頭の中で繰り返し言われている。
火燐
火燐
海月
火燐
海月
火燐
海月の目を見ると何もかも失ってしまった屍のような目になってしまった。 絶望のあまり、もう一度固まってしまった。
もう
いっか
吸い込み機能発動
グォーン!!
、、
起き、、
あの、、、
起きて
起きてください!
火燐
??
火燐
火燐
??
火燐
??
火燐
わたしはくるくると周りを見渡す
??
火燐
??
火燐
??
クリオネ(?)の触覚(?)に巻かれていたのは間違いなく海月だった。
火燐
??
火燐
??
??
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
リューネオ
火燐
リューネオ
海藻の森
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
わたしは一瞬で納得した。 リューネオはすごいな、丁寧にわかりやすく解説してくれて。
火燐
リューネオ
ふと上を見上げる。 上を見上げて見てみると見慣れた青く爽やかな空ではなく、美しく、キラキラとゆらめく水面(みなも)だった。 それを見てはっきりと自覚した。 ここはわたしたちがいた世界ではない、実験は成功したんだ、けど事故が起き、それに巻き込まれここにきたのだ。 そしてこう、認識した、ここは異世界(海の王国)なのだと。
火燐
わたしは今にも命がつきそうな声で呟いた
数分後 海流病院にて
わたしと海月、そしてリューネオと一緒に病院に到着した。 到着早々に、受付を済ませ、すぐに診察室に案内され、今現在海月、わたしが診察されている。
医者
火燐
医者
リューネオ
医者
火燐
医者
火燐
医者
火燐
リューネオ
火燐
医者
火燐
火燐
ガラガラガラー
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
火燐
リューネオ
クラゲたちの神社街 ミズクラゲの城の近くにて
火燐
リューネオ
火燐
??
リューネオ
ミズクラゲさん
火燐
リューネオ
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
火燐
一瞬、また敬語を使いそうになった。 それはミズクラゲさんの大人の女性の雰囲気を感じるからであろう。そのせいで敬語を無意識に使ってしまう。
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
リューネオ
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
リューネオ
火燐
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
火燐
ミズクラゲさん
火燐
リューネオ
ミズクラゲさん
リューネオ
火燐
ミズクラゲさん
火燐
リューネオ
ミズクラゲさんの城 内部