目を覚ますと勢いよく起き上がる乙骨。 真希と狗巻、パンダが安心したように肩を下ろす。

と、少し遠くから乙骨を呼ぶ歪な声。 あぐらをかいて目覚めを待つ里香だった。

皆が歩き出そうとする乙骨を掴み、引き止める。 口論(一方的に怒られてる)をしていると、

里香の体が崩れ、中から少女が現れた。

拍手をしながら現れた五条に 1年みんなが「誰？」と口を揃える。

里香ちゃん！！どうしよう！！

死んじゃうの！？助けなきゃ！！

死んじゃダメだ死んじゃダメだ死んじゃダメだ

死んじゃダメだ！！

ｽﾞｽﾞ…

その言葉に目を見開いた乙骨は、 ボロボロと涙を流しはじめた。

蹲り、泣き続ける乙骨を抱きしめる里香。 子供をあやすような優しい声色で話す。