放課後の空き教室。
外からさす陽だまりが、
僕の心を癒す。
ガラガラ
ドアが空いた。
誰かが来た。
「きょーへーくん?」
「遅い、待ち合わせに1分遅れてる。」
「え、?」
普段待ち合わせに遅れても怒らない恭平が、(むしろ恭平の方が遅れる。)
珍しく怒ってる。
「もー我慢の限界」
「へ」
気の抜けた返事しかできない。
僕そんなに遅刻したっけな.....
「お前は可愛すぎんねん」
「え」
「少しは自覚してくれへんとこっちが困る」
「え、ちょ、きょーへーくん?」
「俺、お前のこと好き」
「え、はきょーへーくん?」
「初めてあったときから、好きやった。」
「一目惚れした。」
「え、はきょーへーくんは僕が好きなん?」
「おん」
「男が好きなん?」
「"男"って言うより、"道枝駿佑"が好き」
少し暑くなってるきょーへーくんは、
たんたんと話始めた。
それにしても、
驚きだった。
きょーへーくんが僕のことが好き、
素直に嬉しかった。
だって、
「きょーへーくん....」
「なんや...?」
「僕もきょーへーくんがずっと好きやってん」
「ほんまに!?」
「うん!」
僕もあなたと同じ気持ちだから。
陽だまりが僕らを包み込む。
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10 分 の ク オ リ テ ィ ー じ ゃ な い(
10分くおりてぃ