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れあ
俺達の愛の結晶
れあ
れあ
リビング
そして予定日の1週間前になった 準備は終わらせて、いつ陣痛が来ても良いようにした
りうら
初兎
寝室
ガチャ
初兎
初兎
りうら
りうら
りうら
初兎
数時間後
りうら
初兎
夜中の2時半すぎ 何となくお腹が張ってるなって感じで目が覚めた でも何となくって感じやからりうちゃんは起こさんようにした
リビング
りうちゃんを起こさんようにリビングへ来た そして普段はあまり見ないテレビをつけて見た
初兎
そしてテレビを見て気を紛らわそうとしてた でも
初兎
いくらテレビで笑ってもお腹の痛みが消える訳無かった。 それに何となく、お腹の痛みが少しずつ強くなってる気がした 俺はやっぱりりうちゃんを呼ぼうと立ち上がった
初兎
この時既に立ち上がるのが辛いくらいに痛みが増してきていた。 電話でりうちゃんを呼ぼうと思ったけど、スマホを寝室に置いてきたことに気付いた
初兎
弱く、不安で震えた小さな声で俺は愛する人の名を呼んだ すると
ドタドタ(廊下から)
廊下から慌ただしい足音が聞こえた
りうら
あの小さな声で、りうちゃんは俺の異変に気付き、飛び起きてきたのだ
りうら
初兎
するとりうちゃんは俺の頭を優しく撫でてきた
りうら
そう言ってスマホを取ってきた それで陣痛の間隔を測ってくれた
りうら
初兎
りうちゃんが電話をかけるとこんな深夜にも関わらず電話に出た そしてりうちゃん持ち前の頭の柔らかさを使い、テキパキと状況を伝えていく
りうら
初兎
そしてすぐ準備を済ませ、病院へ向かう 普段は面倒くさがりなりうちゃんが2、3分で準備を終わらせてた
病院
初兎
あの後病院へ行き、すぐに部屋へと案内された 俺は今、ベットの上で丸まって痛みに耐えている さっきより間隔は短くなってる りうちゃんは色々と準備などで忙しく、ずっと傍にはおれんが、俺の声が聞こえると駆けつけてきて、腰をさすってくれたり、頭を撫でたりしてくれる
りうら
初兎
コンコン
するとドアをノックする音が聞こえた りうちゃんが見に行くと見知った先生が立ってた りうちゃんが連れて来てくれた
医者
先生の焦っていない優しい口調にりうらのどこか焦った心がほぐれていく
医者
医者
そう喝をいれられ、りうちゃんの背中がどこか頼もしくなった
医者
初兎
医者
医者
医者
先生はそういうと、しょーちゃんの下を脱がせて、足を開かせた
初兎
医者
医者
りうらはしょーちゃんの手を握る そのしょーちゃんの手はふるふると震えていた
医者
先生の手がしょーちゃんの中に入った しょーちゃんはあまりの痛みにりうらの手を強く握った
初兎
初兎
しょーちゃんの白く、細長い足があまりの痛みから逃げようと動く でも先生とりうらの手によって、抑えられてしまう
医者
医者
初兎
初兎
初兎
りうら
こんなに取り乱すしょーちゃんは初めてで、 手を握るりうらもまるでりうら自身も痛みを感じているかのように表情が歪む
医者
医者
しょーちゃんは内診が終わりぐったりと力を抜く りうらはしょーちゃんの汗を拭く
りうら
初兎
初兎
今の今まで話せていたのに、次の波が来ることを察したのかしょーちゃんは目を伏せて、りうらの手を握る
初兎
医者
初兎
そう陣痛中に名前を呼ばれ りうらは驚きながらも「何?」と耳を傾ける
初兎
先生も居ることから少し躊躇ったが、 寝っ転がった体勢のしょーちゃんの上半身に覆い被さるように抱きしめた するとしょーちゃんは苦しそうに、でも嬉しそうに笑った
初兎
初兎
その時突然唸ったかと思うと バシャッとしょーちゃんの中から水が飛び出す
初兎
医者
その待ち望んだ言葉に俺の心は喜びと、これ以上痛みが強くなるのかという恐怖でいっぱいになった。
りうら
初兎
するとその気持ちを読んだように、 りうちゃんは俺の額にチュッと可愛い音の口付けを落とす
りうら
そういうりうちゃんの耳や顔は真っ赤。 もう体力をかなり使い果たした俺ですらくすっと笑ってしまった
医者
医者
そういうと先生は息を吐いて吸って止めて見せた
初兎
最初は上手く出来ずに息が抜けてしまう でも何度かすると上手く止められるようになっていた
医者
その言葉に身構えるが、 りうちゃんが手を握っているおかげで、頑張れる気がして俺は息を整えた
医者
初兎
初兎
りうら
そうりうらはしょーちゃんに言い聞かせる そして、りうら自身の弱い心にもそう言い聞かせた
医者
全開、ということは もう子供がいつ降りてきてもおかしくないということ。 こんな細いしょーちゃんの骨盤がそんなに開いてるんだ… 痛いだろう、辛いだろう、とりうらは眉間にしわを寄せる
初兎
そしてりうらは先生にもう痛みが引くことは無い、と教えてもらった
医者
初兎
初兎
初兎
初兎
医者
しょーちゃんは片手はりうらの手、もう片方で枕を力いっぱい握って息んだ りうらはあまりの力の強さに驚きながらも、しょーちゃんの頭を撫でてあげる
初兎
噛んでいる下唇から血液が滲む 早く会いたい、早く君達を抱かせて… 早く、早く、早く…と思いを乗せて息んだ
初兎
しょーちゃんは1度息むのを辞めるとぐったりと脱力する
りうら
りうらはしょーちゃんが体力的に限界なのを感じて、‘’もうすぐ‘’と声をかけた
初兎
医者
初兎
コクコクと頷くしょーちゃん 声も出せないくらい、しょーちゃんの体力は限界が来てた
りうらはしょーちゃんに飲み物を飲ませた後、 タオルを口にくわえさせる。 噛んで口を怪我しないようにだ
医者
初兎
初兎
りうら
りうらが見ても分かるくらい、しょーちゃんは息むのが上手くなっていた
医者
初兎
痛みで息をするのがやっとなんだろう。 声は上手く届いていない。 りうらはそれが分かってても「もうすぐだ」とか「上手い」とか声をかけ続ける
初兎
初兎
しょーちゃんが今までで一番強く息んだ時、 またバシャッと音が聞こえて、水とともに何かが出てきた
初兎
その初めての感覚にしょーちゃんは声を上げる
医者
初兎
初兎
んにゃぁ、っほにゃあ、っ!
部屋の中に愛らしい泣き声が響く
医者
先生は1人目の子をタオルで綺麗にした後、どっかの部屋へ連れてった
初兎
りうら
初兎
初兎
初兎
医者
医者
医者
初兎
医者
初兎
初兎
初兎
りうら
医者
初兎
しょーちゃんが力強く息むと、 バシャッと音が聞こえて、水とともに頭が出た
初兎
医者
初兎
初兎
ふにゃあ、っんにゃあ、っ
そして部屋の中に愛らしい泣き声がまた聞こえた
医者
そして先生は1人目と同様、タオルで綺麗に拭いた後、どっかの部屋へ連れて行った
初兎
りうら
初兎
2人で話してたら先生が帰ってきた
りうら
そして、その先生の両腕からタオルケットが2つ見えた
医者
医者
初兎
初兎
りうら
りうら
りうら
初兎
??
??
初兎
初兎
りうら
2人の無事を見届けて、安心したのかしょーちゃんはゆっくり目を閉じた
りうら
分かってはいた。だけどやっぱりすごく辛い
りうら
医者
りうら
医者
りうら
りうら
りうら
りうら
??
??
りうら
医者
??
りうら
医者
りうら
??
医者
りうら
医者
りうら
りうら
生まれたばかりの子は小さくて、軽くて、細くて、暖かくて、本当にここに居るんだって実感が湧く。 自分の何倍も小さくて、羽より軽いんじゃないかってくらい軽くて、くしゃみをしたら飛んでいっちゃいそうなくらい小さくて、儚くて、尊い命。 しょーちゃんとりうらの繋がり
??
りうら
りうら
りうら
りうら
??
りうら
??
りうら
医者
・・数年後・・
??
??
りうら
初兎
双子
あれから3年が経った あの時生まれた双子は3歳となった 2卵生の2人は性格が全く正反対
希愛
初兎
希愛
希愛
初兎
りうら
しょーちゃんは奇跡的に助かり、今はこうやって一緒に暮らしてる
望結
りうら
りうら
望結
りうら
りうら
希愛
望結
希愛
りうら
望結
初兎
お姉ちゃんの希愛はしっかり者で結構はっきりものを言う でも、寝起きがそこまで良くないのはりうらに似てるのかな?ww
希愛
初兎
りうら
希愛
初兎
そして妹の望結はマイペースで自分の意見をあまり言わない。 でも希愛より寝起きが良いのはしょーちゃん似かな?ww
望結
初兎
りうら
望結
希愛
希愛の「希」と望結の「望」を繋げたら「希望」になる。 未来や夢、希望を持ち、大切に、皆から愛される子になって欲しい、そして結ぶって漢字のように色んな人と結ばれるような子になって欲しいと願いを込めて、りうらがつけた名前だ。 しょーちゃんの意識が戻ったのは2人が生まれて 3ヶ月後のことだった
双子
初兎
双子
りうら
双子
初兎
りうら
初兎
りうら
初兎
りうら
双子
‘’俺達の愛の結晶‘’
れあ
れあ
居なくなってしまう君に
れあ
れあ
れあ
れあ
れあ
コメント
12件
あ"ああ''ああ''最高… マジでありがとう…_:(´ω`」 ∠):_ ほんとにやばい()涙腺崩壊ガバガバ…泣
🐰ちゃん助かってよかったぁ…
ふふ、リアルで白目になってたわ() え、まじ好きなんだが… 🐰様受けとかまじで好き。 んふ、痛がってる推し可愛い 内診最高。 (↑お巡りさん、こいつ連れてってください。) 待って💎🐰は神。え、神。 ん?神。(←は?) 楽しみに待ってまーす!!!