kn
いち早く帰宅してスマイルに癒されたい気持ちをこらえながらパソコンに文字を打ち込んでいく。
上司
いつもは何とも思わないような上司の怒鳴り声がやけに頭に響く
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望んでも変わらないもの 欲しがっても手に入らないもの
どうせ勤務時間内はどうあがいても帰れないんだ、頑張るしかない…
kn
立て続けに流れたメッセージ。 何か伝えたかったことでもあったのだろうか
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そう思うと少しやる気が出てきた。
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現在時刻 20:25
この時間ならスマイルも起きているし出迎えてくれるかもと思ったが、 そんなことはなかったらしい
kn
リビングに顔を出すとソファに寝転んでいるスマイルが目に入る。
寝ているのだろうと近づくと、なんとなく異変を感じる
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触れた額が妙に熱い、 原因は分からない、でも熱を出してしまっているということだけが分かった
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俺だって別に好きで吸っているわけじゃないんだ。
ただ、周りがストレスの発散に使っているというから、タバコも酒も好きでもないのに始めたんだ
結果、スマイルにバレないように続けてしまっているのが現状だ
kn
白い煙が漂う中、ぼーっと考えに耽っていると、室内からガサガサと音がする。
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sm
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ただでさえ熱のあるスマイルが体を冷やしてしまわないように
リビングから顔をのぞかせたスマイルにバレないように、ベランダの手すりで火を消した。
肩に上着をかけてやって、軽く手を引いてリビングの中に入った
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俺は、スマイルが手すりを握り込んだ俺の手を見て怪訝そうな顔をしているのにも気づかずに。
コメント
5件
不穏すぎて早く続きがみたいです…!!面白そう…!!
更新待ってました!!!もう神作の予感しかしません…泣