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りうら君

兄貴ぃ〜

悠佑君

ん、?どしたんりうら...?

りうら君

あのさぁ..!この後服見に行かない〜?

悠佑君

ん〜、、ええよ〜!

少し悩むような表情の兄貴

口角を上げにこっと笑う兄貴

その全てが愛おしかった

りうら君

やったぁ〜!

悠佑君

何処行くかは決めたん...?

りうら君

あ〜ね?えっと......

If君

兄貴〜!

悠佑君

ん、どしたんまろぉ〜

If君

兄貴を見に来たっ....

悠佑君

彼処からでも見えるやろ...ww

If君

うーそ...!

If君

りうらと何話してるのかなぁ...って....!

俺と話している時よりも嬉しそうな兄貴

まろといる時の兄貴が嫌いだった

悠佑君

んも〜、何もないわ..ww

If君

そ〜ぉ...?

悠佑君

そうやわ!ww

2人は付き合っているのだろうか

だとしたら

だとしても

そんな疑問が俺の頭の中を埋め尽くす

悠佑君

ただりうらと買い物行こ〜って..話してただけやで〜

If君

りうらと買い物行っちゃうん?

悠佑君

ん、そ、そやけど.......

If君

やぁだやだやだ〜!

此奴が

此奴が

此奴が居なければ

俺にとってまろは邪魔者だった

まろが仕事の時はいっつも兄貴にくっついた

買い物に誘ったりご飯も一緒に作った

俺の方がまろより兄貴を構ってあげてるし夫っぽい

なのになんで?

なんでまろの方に行っちゃうの?

たかが昔からの知り合い

りうら君

(......まろが居なきゃ....)

悠佑君

ん、りうら〜?りうら〜!

知り合い、って言う状況がなければぴよにきでも歌みたでも俺の方が.....まろより勝ってたのに、、

まさってたって読んでください〜(?)

りうら君

...........

悠佑君

んも、りうら〜?

誰かに肩を掴まれた

りうら君

あ、兄貴か....どうしたの?

悠佑君

いや....りうらがぼーっとしてたから...

俺が兄貴を構わないと寂しそうな顔を向ける

それが俺の事を好きって言ってるみたいで心地よかった。

If君

んも、兄貴〜まろも構ってよ〜

悠佑君

あぁ〜?はいはいww

ないこ君

ごめんみんな〜遅れた〜!

そう言えば今日は皆で打ち上げの日だ

悠佑君

んも〜ないこ〜!

If君

遅いよお...!

ないこ君

ごめんごめんw

相変わらず兄貴はまろの横でにこにこしている

りうら君

............

ないこ君

んじゃみんな集まって〜

初兎君

お、ないちゃんやっと来たんか〜

-hotoke-君

んじゃ飲も〜

If君

いええい!ありがとうございまああす!

りうら君

何飲も〜.....

悠佑君

りうらはジュースやなぁ...?w

りうら君

しょうがないだろまだ20歳じゃないんだから....!

If君

兄貴は何飲むん〜?

悠佑君

え〜....なんでもええなぁ....

やっぱりだ

まろと居ると表情ががらっと変わる

If君

んじゃ氷結飲も〜よ〜!

悠佑君

氷結かぁ.....

If君

んな、ええやろ...?

悠佑君

ん〜じゃあ氷結のも〜

この顔も

何もかも俺のだけにしたい

俺のにはならないのか

その顔も他の奴らに見せて欲しくない

俺の兄貴

俺だけの......

If君

んじゃどーぞ..!

悠佑君

ありがとなぁ....!

まろが兄貴に甘える

そんな所を俺は見たくない

わざと酒飲んで酔っ払って兄貴に甘えようか

そんなゲスい考えが頭をよぎる

でもそれしかない

俺に出来るのはそれしかない

りうら君

......っ....

如何にもジュースに見える缶のお酒の口を開けた

りうら君

.........

お酒を口の中に注いだ

俺はお酒に弱いのだろうか

直ぐにふわふわとした感じになり頬が照り始めたのがわかった

りうら君

んな.....あにきぃ....

悠佑君

ん....?どしたんりうら〜

飲みかけの氷結を机の上に置く兄貴

りうら君

んんん.......

悠佑君

ん〜と......え?

りうら君

なんかぁ....暑い....

口が上手く回らなくなり喋り方が幼くなった

悠佑君

りうら〜何飲んだん?

りうら君

んぇ?....んぅ.......じゅーす!!

悠佑君

絶対ちゃうやんww

りうら君

ん......

俺は一回り小さい兄貴の肩に寄りかかった

ないこ君

え〜.....ん、り、りうら..?

りうら君

んん〜?

悠佑君

りうらが酔っ払ってまろみたいになってんやけど....

兄貴の口からまろ、という言葉が零れる

If君

んんん....!!

悠佑君

ん〜まろもどしたん...ww

If君

ん....!

まろが兄貴に抱きつく

りうら君

っ......

胸が痛い

酔っ払っても兄貴はまろに構い続ける

俺の事なんて眼中に無いのだろう

ないこ君

あぁ、これお酒じゃん....ww

悠佑君

はぁ、!?まじで何やってんねん..ww

りうら君

どうみてもじゅーすだろぉ!

If君

ん......あにきっ....

悠佑君

ん...どしたん.....ww

If君

ぎゅ.......

悠佑君

ぎゅって.....今しとるやろ...ww

If君

んんん...!!

悠佑君

っほんまに...ww

まろの背中に兄貴の手が周り俺の頭に乗っていた兄貴の手は退かされてしまった

りうら君

.......

悠佑君

りうらもまろも何しとんねん...www

If君

まろはいーじゃん!

悠佑君

まろはまろで酔っ払いすぎ...ww

初兎君

え、まってもうお酒ないんだけど

-hotoke-君

え、がてぃ?

ないこ君

お前らあああ!!ww

初兎君

あ〜俺コンビニに用事があるから買ってこようか?

-hotoke-君

あ、なら僕も〜

ないこ君

え、じゃあ俺も行く〜

初兎君

んじゃ悠君といふ君とりうちゃんはまっててな〜

悠佑君

え〜wwあいよ〜

玄関のドアが閉まる音が響いた

悠佑君

んも、まろもう寝や....?

If君

ややもん...!

悠佑君

はぁ....ww

If君

兄貴と一緒に居たい...!

悠佑君

はいはいww

If君

んもっ.....

悠佑君

あ〜りうらはどーする?

りうら君

俺〜.....寝る....

悠佑君

ん、じゃあおやすみ〜

兄貴の手が俺の頭に乗せられた

りうら君

おやすみ.....

りうら君

はぁ........

りうら君

まぁいっか.....

これ以上まろと兄貴が居る所を見たくない

りうら君

寝よ......

俺は目を閉じて眠りについた

りうら君

ん.....?

俺はある声によって起こされた

誰の声だろう

りうら君

隣の....部屋?

隣の声からその声は聞こえた

りうら君

ん......

りうら君

.........

悠佑君

って.....ッぁ...

部屋の中から何か聞こえる....

ドアに耳を押し当てた

悠佑君

ッひぁっ...ん"んッ....

りうら君

.......は..。

If君

兄貴〜どう....?兄貴ん中で俺の動いてんねんで....?

悠佑君

っぃッい.....けどっ....ッ

悠佑君

りうりゃがッ起きっ....るッぁ...

If君

そんな事気にしなくていいよ....?
今は俺だけ見てて...?

悠佑君

っん...ッぁ..ッッやばっ....むりッぁ..イっちゃッ.....

聞いてはいけないことを聞いてしまったらしい

ドアひとつの先には兄貴とまろ

りうら君

.........

俺の足はドアから遠ざかることは無かった

ただただ、そこに留まっていた。

中から漏れるのは兄貴の甘い声

酔っているから?

それとも....

付き合ってるから..?

悠佑君

んなっ....皆に言わんくてええんッ?

If君

ん...何を?

悠佑君

俺らが付き合ってるって事......

俺の中で何かががらがらと音を立てて崩れ去った

If君

ん〜じゃあ今日言う....?

悠佑君

ん.....

りうら君

っ.......

気付いた時にはもう遅かった

ぐしゃぐしゃになった布団

その上で体を重ねる兄貴とまろ

悠佑君

ッッり..りうら......

辺りに服が散乱している

俺はドアを開いていた

If君

服着よ......

悠佑君

ん、うん.....

りうら君

........

俺は服を拾い集めてる兄貴に近づいた

悠佑君

あ、え、えっと......

俺は悟った

もう俺の物には出来ない

りうら君

........

りうら君

.........

りうら君

ばあ"あ"か♡

俺の腕は1人でに動き近くにあった置物を振り上げていた

悠佑君

ッッッ...!?

If君

兄貴っ....!

そのまま置物を打ち付けた

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

途中でまろが兄貴を抱きしめて護っていたが何度か打ち付けると体が床に転がった

りうら君

はぁっ...はぁっ..はっ......

兄貴とまろは最期までお互いを抱きしめあっていた

気に食わなかった

血まみれの腕で深夜の住宅街を歩いた

誰かに止めて欲しかったわけじゃない

ただ

.........

風邪は俺の行く道を塞ぐかのように音を立てて吹いている

全部が全部

醜かった

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