「はよ付き合えや」

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「作業」と表示されたディスコードに入り、文字を打ち込む

珍しく、ないこのアイコンがない

そう打ち込み、俺は立ち上がる

ディスコードを抜けなきゃいけないくらいなのに恐らく無理しているであろうリーダーの元へ向かわなくてはならない

パソコンの前で、俺は頭を抱える

いつもならEVEを飲んで解決している頭の痛みが、中々治らない

唸っていても目の前のタスクは減らないし、痛みも治らない

でも俺は今までEVEと共に数々の頭痛を乗り越えてきた男、内藤ないこ

背中から聞き慣れた声が響く

俺の腕をひっぱり、ベッドに誘導するまろ

まだまだ仕事は山ずみなので、必死にまろを引き止める

俺は額に手を当てる

これは仕事には戻れなさそうだ

俺は素直にベッドに横たわる

確かに今までも何度かこういうことがあった

不思議なことにまろは俺本人より俺のことを把握してることが多い

まろのため息に、やっぱりこの恋は一方通行なんだなと実感させられる

なんて言いながら、優しく布団をかけてくれるまろ

そういうとこだよ、だから好きになっちゃうんだよ

すやすやと眠りこけるないこの前で、俺はため息をつく

「いっそ一緒に住んで」

なんて、あれはどういう意味だったんだろう