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コメント
2件
続き楽しみにしてます!!
周りの音が静まった。
アーサーくんの素っ頓狂は声が、思わず響いてしまう。
本田菊
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
アーサー・カークランド
わざとらしく大きな声を出すアーサーくんに、僕はほんの少しだけ救われる。
それに合わせて周りも笑い始めたのだった。
フランシス・ボヌフォワ
居づらくなって、僕は席を立つ。
本田菊
小さく、息が漏れる音が聞こえた。
フェリシアーノ・ヴァルガス
ルートヴィッヒ
フェリシアーノ・ヴァルガス
本田菊
そんな言葉を尻目に、僕は教室を出た。
まるで、あの頃に戻ったみたいだ。
小学生の頃の、体が弱かったあの時の僕に。
今日はもうまともに目を合わせられる気がしない。
どうして、いつもこうなんだろう。
言いたいことも、やりたいことも、全部全部胸の内にあるのに、成し遂げられない。
モロゾフ
カラリと開いた保健室の扉から見える、モロゾフの姿にびくりと肩を震わす。
モロゾフ
モロゾフ
飄々とした顔でモロゾフは僕に近づく。
学校生活にまで干渉されるのかと、嫌気がさす。
さも当たり前かのように隣に立って、さも当たり前かのように世話をしようとする。
今までずっと会いに来なかったくせに、今更……
イヴァン・ブラギンスキ
モロゾフ
イヴァン・ブラギンスキ
それだけ言って、僕はせっかく来た保健室を飛び出した。
もう、うんざりだ。 この名前も、この立場も。
どうして、僕は、生まれてきてしまったのだろう……
イヴァン・ブラギンスキ
この日の授業は何もおもしろくなかった。
ただ机に突っ伏すばかりで、話なんて右から左だ。
……後ろからモロゾフの視線を感じる。
お母様は、僕を一人にはさせてくれないみたいだ。
前の席で必死にノートを取っている彼の元へ駆けていってしまいたい。
抱きしめてもらって、少しでもこの不安を取り除いてほしい。
そんな思いがぐるぐると回っていく。
そう、僕が、予想もしていないところへと。
イヴァン・ブラギンスキ