はぁｯｯ！？俺ヒロインじゃ、ないんだがｯｯ！？

俺はジャパパの記憶を頼りに、 公爵領へ辿り着いた。

ジャパパの専属メイド、 セラスが挨拶をしてきた。

だから、反射で挨拶を返した。

俺は途端に思い出してしまった

いつもジャパパは挨拶してないし、名前も呼んでない…

…処刑を回避しないといけないけど、

ふつうに嫌われるのは嫌だ。

今のジャパパは俺なのだから、俺の意見を通してもいい…よね、？

悪役なのに部屋はとても、綺麗でびっくりした。

そういえば、メイドに対して、ジャパパはお礼したことないよね。

って、そんなこと考えてる暇なんて今はないし！！

今、ジャパパは１４～１６歳ぐらいの年齢でしょ？たぶんね。

そしたら高校、？入学まで……

うそでしょ…！？１年しかないの！？

そしたら…

─約束─ 1.悪口を言わない 2.暴力を振るわない 3.攻略対象と関わらない

ん゛ん゛ん゛っ……椅子が多いのは気にしないでね☆

さすが、公爵令息… 食卓もキラキラしている。

目が合うだけで、ぞくっとした…

…思い出した。ジャパパが悪役令息になったのは…

"コイツ"のせいだ──

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