陛下はツンな令息を落としたい

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床に並んで正座する俺とtt。

向かいでは使用人が額に青筋を浮かべながら説教中だ。

床に散らばった体液、転がった服──。

昨夜の惨状を思い出して、顔から火が出そうになる。

視線が痛い。

使用人がため息をついて部屋を出ていくまで、俺たちは動けなかった。

掃除が終わり、廊下に出ると、朝の光が差し込んでいた。

まだ眠そうな目でttが俺を見上げてくる。

顔を真っ赤にしながら俯くtt。

その仕草がまた可愛くて、危うく理性が揺らぐ。

自然に笑いがこぼれた。

手を伸ばせば、すぐそこに温もりがある。

指先が触れた瞬間、もう一度心臓が鳴る。

朝、差し込む光がやけにやさしく見えた。

昨夜の熱も、恥ずかしさも、全部まとめて“幸福”に変わっていった──。