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うわああ!そっちですか‼️‼️‼️これからどうなるのか……😭
えまっっっっって続き気になりすぎる😭😭😭😭😭😭
俺は影山くんが好きだった
好きな理由なんか
好きになったきっかけなんか分からない
影山拓也 幼少期
影山拓也 幼少期
横原悠毅 幼少期
影山拓也 幼少期
いつのまにか特別な存在だった
それは俺のなかで唯一心を許した
“友達”だったから
自分の気持ちに気づいた時は覚えている
小学3年生の時の夏休み
影山拓也 幼少期
そんなことを聞いてきた
当時の俺は好きが分からなくて
横原悠毅 幼少期
影山拓也 幼少期
影山拓也 幼少期
その時に確信した
俺の影山くんへの気持ちは恋愛感情だったと
影山拓也 幼少期
横原悠毅 幼少期
影山拓也 幼少期
影山拓也 幼少期
影山拓也 幼少期
当たり前に影山くんの好きな人は女の子で
影山くんが笑顔で好きな女の子の話をしだした時
絶対この気持ちは知られてはいけない
邪魔してはいけないと思った
大体男を好きになるなんておかしい、
変だからと
気持ちに完全に蓋をしていた
松井奏
松井奏
松井奏
松井奏
松井奏
ファミレスから出てそんなことを言われた
横原悠毅
俺はそれが固定概念であった
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
松井奏 幼少期
松井奏 幼少期
横原悠毅 幼少期
横原悠毅 幼少期
松井奏 幼少期
横原悠毅 幼少期
横原悠毅 幼少期
松井奏 幼少期
そういえば小学校の頃そんなことを言われたかもしれない
横原悠毅
忘れていた
最近心の中は苦しいことばかりで楽しかったことなんて
横原悠毅
当時の俺はなにも考えず言っていたかもしれない
多分そうだ、
松井奏
松井奏
松井奏
松井奏
松井奏
俺にも、影山くんのことが好きな理由が、
松井奏
松井奏
松井奏
急にそんなことを言われた
横原悠毅
松井奏
横原悠毅
少し俺より身長が高い奏が少し屈んで
松井奏
そう言って俺の頬にキスをしてきた
横原悠毅
松井奏
奏はそっぽ向いて顔を赤くしていた
松井奏
松井奏
横原悠毅
こいつ、俺のこと好きなんだ、
変な感覚
少し、キスされたことが嫌だと思ってしまった
松井奏
松井奏
横原悠毅
奏が立ち止まって目を見て言ってきた
松井奏
松井奏
少し思い出した
松井奏
出来るものならしたかった
松井奏
松井奏
松井奏
松井奏
確かにそうかもしれない
ちゃんと言わなかったら奏にも影山くんにも失礼だ
横原悠毅
松井奏
淡々と喋ってる風で奏は
声が震えていたし目が赤くなっていた
奏は優しいんだ
知らないふりをしていた訳じゃない
俺のことを考えてくれていたのかもしれない
でも俺は影山くんが好きだ
はっきり自分の気持ちに気づいた
松井奏
松井奏
松井奏
横原悠毅
松井奏
奏は笑っていたが
少し目から涙が出ていた
松井奏
松井奏
松井奏
松井奏
奏は涙を拭いながら歩いていった
俺は
いてもたってもいられなくなって
なにを言うことも出来ず
俺は奏とは反対方向に走った
俺を狂わしたのは影山くん
壊したのは影山くん
確かにそうかもしれない
そう思っても仕方がない
でも、
俺を救い出してくれたのも
学校生活を楽しくしてくれたのも
間違えなく影山くんだった
本当に俺が求めていたのは
求めているのは
間違えなく影山くんだ
やっと分かった
影山くんを好きになった理由
俺をずっと助けようとしてくれていたから
奏といて、普通でいれてることが嬉しかった
でも、違う
俺が本当に望んでることは
影山くんといることで、普通なんかどうでもいい
普通なんかいらない
横原悠毅
通学路を辿ってもいなかった
横原悠毅
もう時間が遅いし居るはずがなかった
でもひとつだけ
横原悠毅
気がかりがあった
そこに行くと
もう20時を回っていたのに
カバンを抱えてベンチに座って俯いている影山くんがいた
横原悠毅
顔をあげた影山くんは
少し頬が濡れていて
泣いていたとすぐ分かった
影山拓也
影山拓也
影山くんは頬を慌てて拭って
影山くんは慌てて立ち上がった
影山拓也
でも心配する余裕はなくて
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
俺は息が乱れたまま言った
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山くんは驚いた顔をして固まっていた
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
俺は感情の収集がつかないまま
思ったことを全部口にした
全部言ったというより、吐き出した
影山拓也
影山拓也
影山くんを見ると
俺を変なものを見るような目で見てきた
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
その言葉を聞いて
目の奥が熱くなった
影山拓也
影山くんの声が怖くなった
影山くんが近寄ってきて
影山拓也
俺の肩を掴んで
影山拓也
心の底から苦しく縛られたような感覚になった
もう影山くんの目は見れなかった
影山拓也
影山くんの気持ちが痛いほど分かる
自分が嫌いになる
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
俺だって出来ることなら親友でいたいよ
影山くんとはずっと親友という立場で、
恋人とか結婚とか祝えるなら祝いたい
この感情は
どうしようもない、
価値がない感情でしかない、
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
俺は影山くんの腕を掴んで
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
頭が混乱して全部吐き出してしまった
横原悠毅
身体が震えて
影山くんの目が見れない
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
俺もそう思いたかった
気づきたくなかった
俺は影山くんから離れて
横原悠毅
俺は謝ることしか出来なかった
すぐに後悔してしまった
影山くんに言ったことで
もう元の関係には戻れない
全てを否定された
影山くんがいない俺なんか空っぽで
影山くんに否定された俺なんかもう、
俺は涙が出そうになったところを必死に止めて
影山くんの肩を掴んで
気づいているそんなこと
影山くんに依存していることは
影山拓也
影山くんにキスをしてしまっていた
ごめん奏
好きな人とは幸せになれない