こくん
りぬくん
りぬくん
さくん
そういうと彼はテキーラの入ったショットグラスを2つ持ってきて僕の隣に座った
さくん
部屋にはグラスが重なる音が響いて その音が合図のように 2人とも一気に飲み干した
ジェくん
お水を注ぎながら ジェルくんは僕らを宥めている
ジェくん
さくん
さくん
ジェくん
あ、嫌な予感がする
そう思ったのも束の間
彼はショットグラスにテキーラを並々に 注いで勢いよく体の中へ運んでいく
さくん
さくん
りぬくん
りぬくん
さくん
ジェくん
りぬくん
こくん
りぬくん
今日は久々にジェルくんの家で呑んでいる
日頃ジェルくんに逢えてない 寂しさを埋めるように
僕らはいつも以上に呑んだ
楽しくてたまらないけど
君がいないことが やっぱり気がかりだった
こくん
ジェくん
りぬくん
莉犬くんはスマホの画面を 僕に見せつけてきた
こくん
こくん
さくん
未通知の僕のスマホは 真っ暗なままだ
りぬくん
りぬくん
何も言い返せなくなって 僕は黙り込んだ
それが本当ならいいのに
本当は僕に1番に連絡したいって 思ってくれてたら。
ジェくん
こくん
やけに真剣に聞かれて言葉が詰まる
こくん
さくん
りぬくん
こくん
誤魔化すように目の前の缶ビールを飲み干した
さくん
さくん
りぬくん
呆れた目でさとみくんを見つめる 莉犬くんの頬が妙に赤らんでて
こくん
と声が出た
ジェくん
こくん
さとみくんが僕らに向ける目線と 莉犬くんに向ける目線はやっぱり違う
なんだか甘ったるくて なにか言いたげな目
その目線に気づいているのか 莉犬くんも満更でもなさそうに
軽く微笑んだ
こくん
ジェくん
こくん
ジェくん
りぬくん
さくん
本当は6人で飲むはずだったが シンガポールに戻らなければ行けないため、 なーくんは仕方なく断念した
りぬくん
いたずらっぽく笑って 机の上のジェルくんのスマホを指さした
ジェくん
さくん
りぬくん
ジェくん
耳を真っ赤にして頑張って 言い返そうとしてるこの姿を
今すぐにでもなーくんに見せてあげたい
こくん
ジェくん
ピンポーン
突然インターフォンが鳴った
僕の口角は分かりやすく上がっていく
りぬくん
ジェルくんは立ち上がって インターフォンのボタンを押す
ジェくん
るくん
僕の大好きな声が聞こえた
ジェくん
玄関の鍵を開けに行く ジェルくんの後ろ姿を目で追うと
やけに視線を感じてそちらに目線をずらす
りぬくん
さくん
2人に言われなくたって そんなの分かってる
だって
心臓がドキドキして
だんだん体温が上がっていく
顔が熱くて
でもきっとこれは アルコールのせいなんかじゃない
こくん
ジェくん
突然玄関からジェルくんの 叫び声が聞こえた
りぬくん
さくん
僕らは思わず飛び上がって 玄関へ向かった
なくん
ジェくん
そこには来るはずのない なーくんが立っていた
なくん
なくん
りぬくん
さくん
なくん
ジェくん
お酒が弱いなーくんは いつも隣でジュースを飲んでたのを思い出す
こうやってみんなで集まって 飲み会なんて懐かしい
本当は
わがままを言えば
もっとみんなといたいのにな
なくん
なくん
こくん
さくん
るくん
なーくんの後ろからひょっこり 顔を出して僕らに呆れたように笑った
こくん
さくん
ジェくん
1時間後
るくん
さくん
るくん
りぬくん
るくん
こくん
りぬくん
りぬくん
るくん
るぅとくんは嬉しそうに笑った
その笑顔が可愛くて
ついその笑顔を向けられた 莉犬くんが疎ましく思えた
さくん
こくん
何故か少し不機嫌なさとみくんに ゲームを誘われ瞬時に察した
ジェくん
さくん
ジェくん
なくん
なくん
こくん
さくん
こくん
こくん
こくん
ジェくん
るくん
相変わらず目がとろーんっとして 眠たそうな君が僕の隣に座った
るくん
るくん
さくん
ジェくん
るくん
なんでこの人酔うと毎回強気になるんだろう
何となくその言葉がフラグになる予感しかしない
るくん
ほら
るくん
やっぱり
るくん
こうなった
ジェくん
るくん
るくん
さくん
さとみくんってば容赦ない
テキーラが入ったグラスを 3杯用意して
るぅとくんの目の前に 満面の笑みで置いた
るくん
るくん
るぅとくんは上目遣いで僕を見つめた
そっと僕に手を伸ばして
そのまま抱きついて
寝た
こくん
こくん
りぬくん
嬉しくないはずがない
普段僕には当たりが冷たい彼は
酔っ払うと僕にだけこうやって甘えてくる
僕にだけ
それがなんとも言えない優越感で
僕の心を満たしていく
ジェくん
こくん
そういえば飲み会が再開して 少しも経たないうちに
なーくんが真っ先に酔いつぶれた
こくん
小声で寝室の扉を開けると
さっきジェルくんが 言っていた通り
ベッドの上で気持ちよさそうに なーくんが寝ていた
起こさないように1歩ずつ ゆっくりと進んでいき
ベッドの隣に丁寧に敷かれた 布団にるぅとくんを寝かせた
こくん
ジェルくんの優しさって いつもいないところで感じることが多い
居なくなってから分かったんじゃ遅いよな
最近は痛いほどそう思うことが多い
こういう時ジェルくんがいたなら、
こういう時ジェルくんならこうするのに、
後悔したって遅いし、 思ったところで何も状況は変わらないけど
やっぱり寂しい
るくん
名前を呼ばれて 我に返った
こくん
こくん
人差し指を立てると るぅとくんも真似してにっこり笑った
僕も気づけば釣られて笑ってた
こくん
サラサラとしたミルクティー色の髪を
そっと優しく撫でた
るぅとくんは驚いた顔をして 布団で顔を隠した
こくん
るくん
顔を真っ赤にして大きな瞳が 僕を見つめている
こくん
しまった
考え事をしていたせいで
割に合わないことを当たり前のようにしてしまった
今、僕なんて言った!?
「可愛いね」
数秒前の自分を脳内再生した
頭から煙がたつほど恥ずかしい
しかも現在進行形で るぅとくんの頭を撫でているこの右手は どうしたらいい!?
サッと右手を引っ込めた
こくん
思わず大きな声を出してしまい すかさずなーくんの方へ視線を向ける
なくん
一定のリズムで寝息をたてて 1度寝返りを打つと そのまま眠りについた
こくん
心をなでおろしたのも束の間
もう一度るぅとくんに視線を戻した
頭の上まで布団をかぶり、 君は隠れていた
こくん
いてもたっても居られなくて その場を立ち去ろうとした時
こくん
布団のなかから 白くて綺麗な腕が伸びてきて 僕を引っ張った
一瞬のことで何が起こったのか分からない
そっと目を開けると 君の顔が真ん前にあった
こくん
もしかして
僕今るぅとくんの布団の中!?
しかも
腰周りに温かいものを感じた
るぅとくんが僕に抱きついてる!?
頭がおかしくなりそう
今までスキンシップが多い 僕らだったけど
同じ布団の中で抱き合うなんて始めてだ
いや、あっていいことなのかも分からない
こくん
まだアルコールが抜けていないのか
とろんとした表情の君と目が合っている
やばい、
何がとは言えないが
このままじゃ僕の気持ちに蓋を出来なくなりそうだ
なんでるぅとくんは何も言わないんだ
もしかしていいのかな?
いや、さすがにそれはないか
頭のなかでグルグルしてる 自分の気持ちをどうにか抑えるのに必死だ
るくん
名前を呼ばれるだけで 緊張が走る
こくん
僕の腰に絡みついた君の腕の力が さっきより強くなる
こくん
なんか声が漏れてしまう
るくん
その言葉の意味を考えた
好きってことは
僕はもう我慢しなくていいの?
こくん
声が震えた
こんなこと許されるのかな?
メンバー内で恋愛なんて
じゃあリスナーさんへの想いは?
これから僕らどうなっちゃうの?
でも、好きってダメなことなの?
正解が分からない
でもきっと正解なんてどこにもない
じゃあ、いいのかな
るくん
君の声も震えていた
きっと僕らずっと同じ気持ちだったんだ
好きだった
だからずっと苦しかった
自分の好きを自分で蓋をして
見えない振りをして
閉じ込めてた
否定し続けてた
好きになっちゃダメだ
るぅとくんを好きなはずない
るぅとくんへの好きは そういう好きじゃない
ただの友達
ただのメンバー
お互いいつかは結婚なんかして
スピーチなんかで るぅとくんの腹黒エピソードなんか話して
まじで良い奴なんですって
最高なメンバーなんですって
笑って話す未来がなんとなく見えてた
僕とるぅとくんが結ばれる未来なんて 想像すらつかないのに
でもそれが答えだと思った
その時までは
もう今は違う
こくん
るくん
こくん
るくん
こくん
こくん
るくん
涙で滲んだ瞳がなくなるくらいに 君は笑顔だった
るくん
君が呟いたその一言が全てだった
こくん
僕はそっと彼の腰に手を回す
そして口付けをする
だんだん深くなって
君の体に力が入っていく
るくん
こくん
るくん
恥ずかしそうに僕の胸を小突く
それがどうしようもなく愛おしくて
もう一度キスをした
もう離さない
そう決めた夜だった
そうだ
この後、リビングに戻ったら さとみくんと莉犬くんが ソファーで抱き合ってたことは
また今度話そう
とてつもなく久しぶりになってしまいました
なんならもう忘れられてるのが 当たり前くらいですね
改めまして ぷ。と申します
生きてました
なんとか。
後半めっちゃ足早に進んでくし
文章力も下がりまくってて 申し訳ないです
改めての方も はじめましての方も
今年もどうぞよろしくお願いします
貴方の1年が少しでも長く 笑顔で過ごせますように。
コメント
12件
ぷ。さんお久しぶりです💬♡ 反応遅くなってしまって申し訳ないです( ; ; )( ; ; ) 今までとは少し違った雰囲気で楽しめました☺️💟 今年もよろしくお願いしますᐢ ᴗ ‧̫ ᴗ ᐢ
ブクマ失礼します!
お久しぶりですー!!🥲 年明けに素敵な作品をありがとうございました😭😭