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しんちゃん
僕の名前はしんたろう
みんなからはしんちゃんって呼ばれてるのそこら辺の5歳児だよ♥
みんなからはしんちゃんって呼ばれてるのそこら辺の5歳児だよ♥
お母さん
しんちゃーん降りといで〜
お父さん
しんたろー降りてこーい
お母さん
ご飯よー
お父さん
ご飯だぞー
しんちゃん
はーい
しんちゃん
美味しいーーーー
お母さん
良かったわ
お父さん
ママの作るお料理は美味しいだろー？
しんちゃん
うん！
そんな日が続いたが、弟が生まれることになった
医者
かわいい男の子ですよー
お母さん
あらーかわいー
お父さん
産まれたのか！！
お母さん
ええ産まれましたよ
数年後……
弟
しんちゃーん
しんちゃん
僕の弟は3歳になった
弟が生まれたことにより両親は弟ばかりを可愛がるようになっていった
お母さん
ころちゃん
しんちゃん
皆はコロちゃんに違和感があるだろう弟の名前は心だ僕の名前はしんたろうでしんは心だ
家族で川に遊びに来た
しんちゃん
また弟ばっかり可愛がってるし、一人で遊んでこよ
弟
しんちゃーん
しんちゃん
（うわ、弟来たし、あっちで遊んでればいいのに……）
弟
うわぁぁ
しんちゃん
！！
弟が足を滑らせて川に流されている
弟
しんちゃん助けてーーー
しんちゃん
弟さえいなければ、
しんちゃんの心に魔が差しました
しんちゃん
弟さえ居なければお母さんもお父さんも僕のことをまた可愛がってくれるかもしれない
しんちゃんは弟を見殺しにしてしまった
しんちゃん
あーよく寝たなー
弟らしき声
しんちゃんまえ
弟らしき声
しんちゃん前
弟らしき声
しんちゃんまえ
しんちゃん
気味の悪い空耳だなぁ
11歳になったらしんちゃんは携帯を買って貰った
しんちゃん
ありがとう！！
お母さん
いつもありがとーねー
しんちゃん
ううん！
お父さん
良かったな
しんちゃん
うん！
しんちゃん
留守電だ
しんちゃん
聞いてみよーっと
弟らしき声
しんちゃん前
しんちゃん
うわ！またこれかよ
しんちゃん
気味が悪いや、
しんちゃん
頭がぼーっとしてきたな、
弟らしき声
しんちゃん前！！！！！
しんちゃん
うおわ！
トラックの運ちゃん
死にてーのか！
しんちゃん
すみません、
トラックの運ちゃん
気をつけろ！
しんちゃん
はい、
なんで今だけ1番大きく聞こえたんだ？
なんで今だけ1番大きく聞こえたんだ？
ぼーっとしていたしんちゃんは赤信号なのに３号線を渡ってしまった
友達
お前今トラックにぶつかりそうになっってただろ！何してんだよ！
しんちゃん
（俺を助けてくれようとしてくれてたのかな…）ちょっと気味が悪くてさ、これ聞いてよ
友達に入っていた留守電を聞かせた
友達
な、なんだよ、これ、
しんちゃん
お前顔色やばいぞ
友達の顔は真っ青だった
友達
これ、よく聞いてみろよ
しんちゃん
ん？
友達
しんじまえって言ってるよ。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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