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ヨミハ
カズミ
カズミ
これは、どちらだ。
本音なのか、それとも嘘か。
油断を誘っているにしては 分かり易すぎる気もする。
となると時間稼ぎか?
…いや、ここまで周到に準備していればこれ以上の戦力はないだろう。
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
気づけば、辺りの静かな空気が 重々しい風の音に掻き消されていた。
えらく真面目そうに話すものだから、 思わず真剣に耳を傾けてしまった。
カズミ
カズミ
決意を決めたような曇りなき眼で、 コクリと頷く。
カズミ
カズミ
カズミ
ヨミハ
カズミ
ヨミハ
カズミ
カズミ
鳩が豆鉄砲を食らったような 呆けた顔をしている。
真剣な雰囲気をぶち壊したその言葉に、 いまいち理解が追いついていない ようだ。
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
カズミ
カズミ
ヨミハ
ヨミハ
「よく聞け!!」
ヨミハ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
カズミ
ヨミハ
首の横を冷たい風が通り抜ける。
酷い悪夢から目が覚めたような感覚が 涙腺を刺激する。
彼は、目を覚まし続けていた。 戦い続けていたのだ。
腐りきったこの世界と、ずっと。
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
カズミ
ヨミハ
カズミ
カズミ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
カズミ
カズミ
ヨミハ
彼女の真っ直ぐな瞳からは、先程とは 違う心意気を感じる。
これ以上、何も話す必要はない。
彼女に背を向けて、歩き出す。
ヨミハ
カズミ
ヨミハ
ヨミハ
カズミ
カズミ
ヨミハ
ヨミハ
決まりが悪いようにモジモジと喋る。
別に言わなくても良いが、 それは少し薄情に感じてしまった。
カズミ
カズミ
ヨミハ
ヨミハ
ヨミハ
貯めに貯めてようやく聞けたその一言は 今まで一番、どうでもいい言葉だった。
そして一番、 心地の良い言葉だ。
カズミ
カズミ
「行ってくる。」
カズミ
静かだ。
リビングに行っても 誰の姿も目に映らない。
ソファに腰掛け、溜息をつく。
この街に来て早々、 厄介事に巻き込まれてしまった。
これも全部、あの白髪女の計らい通り だと思うと無性に怒りが湧いてくる。
ただ、それが戦うのをやめる理由には ならない。
人身売買で富を成し、 組織を保っているハイエナ共。
ウエイターだか何だか知らないが、 ムカつく奴らだ。
カズミ
(ドアが開く)
ニル
カズミ
ニル
カズミ
ニル
眠そうに目を擦って呟く。
カズミ
ニル
ニル
カズミ
疲れを払拭するように体を伸ばし、 ソファから立ち上がる。
カズミ
カズミ
ニル
時計の針はⅣを指しており、 外もまだ暗闇に包まれている。
カズミ
カズミ
ニル
イズミ
イズミ
ファルク
ファルク
ファルク
イズミ
イズミ
ファルク
イズミ
ファルク
ファルク
イズミ
ファルクが困惑気味にそう囁き、 リビングの方を指差す。
ニル
カズミ
ニル
カズミ
ニル
ぎこちないながらも可愛らしい笑みを 浮かべ、そう告げる。
カズミ
カズミ
イズミ
カズミ
(抱きつく)
イズミ
カズミ
ファルク
ニル
ファルク
イズミ
カズミ
ファルク
カズミ
カズミ
カズミ
イズミ
ファルク
ファルク
ファルク
ファルクのその言葉を聞いて尚、 彼らは笑ってみせた。
カズミ
イズミ
ファルク
ニル
イズミ
カズミ
カズミ
ファルク
ファルク
カズミ
イズミ
ファルク
ファルク
ファルク
ニル
ファルク
Profile.8 過罪能力の継承
現在確認されている過罪能力は 史上調査により過去にも存在している ことが分かっている。
突発的に能力に目覚めた者も居るが、 何らかの方法で継承したケースがある事 が近年発覚した。