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コメント
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五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
⠀ 最初はそう思っていた。 クラスにいる誰もが。 ⠀
⠀ 数え切れないほどのピアス、 派手な金髪、 着崩した制服、 舐めたような態度... ⠀
⠀ 底辺高校なので、見慣れていないと言えば嘘になる。 ⠀
⠀ しかし、 "そいつら"に目をつけられるのが 怖くて怖くて仕方のない日々を過ごしていた。 ⠀
⠀ その上.. ⠀
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
坂口 淳生 (ｻｶｸﾞﾁ ｼﾞｭﾝｷ)
彼奴はなんと、俺の好きな人「あず」に手を出そうとしていた。
だから、嫌いだった。 すごくすごく嫌いだった。
⠀ 憎くて、うざくて、本当に.. ⠀
???
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
白川 怜都 (ｼﾗｶﾜ ﾚﾂ)
嫌.. い？
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
白川 怜都 (ｼﾗｶﾜ ﾚﾂ)
本当は こんなはずじゃなかった。
⠀ 「 好きな人のライバルと恋をした話 」 start.
⠀ 俺の名前は「五十嵐 颯勿」。 ⠀ よく女と間違えられる名前だが、ちゃんと男。 ⠀
⠀ 高校1年生で、もうすぐ文化祭を迎えている時期だ。
坂口 淳生 (ｻｶｸﾞﾁ ｼﾞｭﾝｷ)
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
此奴は「坂口 淳生」。 ⠀ 陽キャのど真ん中みたいな顔で 最初は絡みづらかったが、中身は気が合う陰キャ。 ⠀ 今では立派な親友だ。
坂口 淳生 (ｻｶｸﾞﾁ ｼﾞｭﾝｷ)
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
坂口 淳生 (ｻｶｸﾞﾁ ｼﾞｭﾝｷ)
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
そしてこの子が...
俺の大好きなあず..！！！
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
⠀ あずは小学生の時から仲が良い幼馴染で、 最近俺が好きになり始めた女の子。 ⠀
ただ、あずはちゃんと陽キャでモテているので 叶う可能性はとてつもなく低い。 それでも諦めるつもりはない。
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
「 席につけー。 」 「 今日はホームルームの前に、転校生を紹介する。 」
五十嵐 颯勿 (ｲｶﾞﾗｼ ﾊﾔﾅ)
白川 怜都 (ｼﾗｶﾜ ﾚﾂ)
転校生が教室に入り、こう名乗った瞬間、 教室は少しガヤガヤした。 ⠀ が、此奴.. 顔は整ってる。と思いあずの方を見ると、
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
案の定、ご機嫌そうで腹が立った。
「 じゃー席は、窓側の1番後ろで。 」
先生がそう告げ、 遠そうで少し安心したのも束の間..
白川 怜都 (ｼﾗｶﾜ ﾚﾂ)
そう言って彼が指差した先は、 あずだった。
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
どうやらあずも乗り気なようで、 俺はますます腹が立った。
「 じゃー仕方ないなー.. 金本の隣にしていいよ。 」
白川 怜都 (ｼﾗｶﾜ ﾚﾂ)
金本 あず (ｶﾈﾓﾄ ｱｽﾞ)
そうやって2人が会話しているのを、 俺はただ眺めることしか出来なかった。
と、同時に
怜都とかいう奴との競争心が 俺の心に芽生え始めた。
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