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零
あの
さとみ
ん？
るぅと
あぁ、君は、
ジェル
イケメンさんだ
零
、、、
零
貴方たちが結と関わってるのって
零
好きにさせたいからですよね
莉犬
、、まあ
零
別に結のこと好きじゃないですよね
ころん
、、、それはっ、
零
、、、
零
俺本気で結のこと好きなんです
零
だからやめて欲しい
さとみ
、、、俺は
さとみ
結のこと好きだ
さとみ
最初はもちろん
さとみ
ただ単に好きになってもらうために近づいてたけど
さとみ
最近はなんか
さとみ
見つけたら直ぐに結の所に行っちゃうし
さとみ
その、、
さとみ
俺が好きになっちゃったんだ
るぅと
僕もそうです！
ころん
僕も！
莉犬
みんなそうなっちゃったよねw
莉犬
だからさ
莉犬
俺たちライバル同士
莉犬
ってことでいいかな
零
な、、、
零
結のこと好きなんですか？？
莉犬
うん！
莉犬
好きだよ
零
、、、負けませんから
ななもり
俺達も
ななもり
負けるつもりはないよ
零
、、、
俺が結を好きになったのは中学の頃だった
（中学の頃）
結
あーもうやだー、、
結
疲れた、
零
だなー
俺たちは産まれた時からずっと一緒だった
一緒に居るのが当たり前だった
結
零
零
ん？
結
大事な話があるんだけどね
零
なんだ？
結
私。病気みたい
零
え？
中学三年生の夏
俺は結にそう言われた
零
病気って、、
零
な、なおるんだよな？！
結
んーん
結
治すのは難しいって、笑
零
そんな、、
結
もう生きれるのも少ないかもしれないって言われちゃったよ
結
いつでも余命宣告されてもいいように
結
毎日充実して生きなさいって
零
、、、
結
わたし、、お母さんもお父さんもいないのにっ、泣
結
家族ｯ､､居ないのにっ泣泣
結
どう充実したらいいのかなあ、っ泣
零
結、、
結の家は元々
結のお母さん。お父さん。結。弟の4人だった
結が修学旅行中、結以外の3人がドライブをしていた所事故にあってみんな亡くなってしまった
零
俺が
結
お母さんに会いたいっ、、泣
零
ﾂｯ､､
俺は俺が充実させる。楽しませると言おうとした
何ヒーローぶってるんだろう
結を楽しませてあげれるのは家族しかいないのに
結にとって家族は宝物って。
俺は結の家族以下ってそんなの当たり前なのに
俺は何をしたらいいんだろう
零
結、、
結
、、ん？泣
零
俺は今結に何をしてあげたらいいのか分からない、
零
最近家族が亡くなって悲しい気持ちも
零
病気になって怖い気持ちも
零
正直俺は分からない、
結
、、
零
だけど、
零
そんな俺でも
零
結を楽しませれるのなら楽しませたい
零
結の残りの人生を楽しい人生にしてあげたい
零
だから、
零
だから！！
零
これまで以上も一緒に居て
零
結を楽しませてもいいですか？泣
俺はその時初めて気づいた
俺は結が大好きだ
結が病気で俺が思ってる以上も結は沢山我慢してるかもしれない
それを考えたら涙が出てきた
理解できるのなら結の気持ちを理解してあげたい
でも
俺が思ってる以上に結が辛いかもしれない。だから理解が出来ないんだ
自分が出来ることは結にやり尽くす
結のためなら命だって落とせる
零
だめかな、、泣
結
ｯ､､ﾆｺｯ
結
なーんで零が泣いてんのっ！
結
そんなの守られる気になれないんだけどー！w
零
ああっ、ごめん、！
結は涙拭いて真剣な顔をして俺に言った
結
沢山迷惑かけるかもしれないけど
結
私を楽しませて下さい。
零
ｯ､､､､､
この時俺は誓ったんだ
絶対に結を死なせない
悲しませない
幸せにしてみせる。って
零
はい！！
だから
零
、、、
いきなり現れたこの人たちには結を渡したくない
零
負けない
ななもり
っ、、
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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