僕
彼女を殺したのは誰なんだ
僕
いい加減にしろよ
僕には愛していた女がいた。 だが行方不明となった。 警察に通報したが調査してくれず行方不明とされている。 僕は殺されたに違いないと感じている。
僕
くそっ、なぜ彼女はいなくなった
僕
誰が彼女を…
僕
話を聞きに行くか。
僕はいつものように彼女の知り合いを探し細かく情報収集した。
僕
彼女、何か言っていませんでしたか?
僕
どこかへ行くとか
住民
いいえ、何も言ってなかったですよ
僕
ほんとですか…
住民
あら、可哀想ねぇ
住民
あんなに愛し合っていたのに
住民
私まで悲しくなってくるよ
僕
ありがとうございます
僕
僕がこの手で犯人を捕まえてやりますよ
僕の話に同感してくれたり、泣いてくれる人もいた。 これが日常。何回も何回も同じことくりかえす。
僕
どうすればいい?
僕
僕は、どうすればいいんだ
僕
明日は遠くの町に行ってみよう。
僕は絶対に見つからない情報を探し求めて話を聞いている。全く意味が無い。 彼女の死体も見つからないだろう。
なぜなら 僕が彼女を殺したからだ。
僕
なぜ僕は愛していたのに殺した?
僕
君のことが好きだったのになぜ?
僕
僕が殺すはずない
否定することで彼女を殺したということを実感する。
僕
僕は君を忘れないように情報収集するよ
僕
僕の演技が上手すぎて泣いてくれる人もいたんだ。素敵だろう?
僕
君を愛してるよ。