前世ではとてつもなくワルだった。
俺、桃という人間は、どうにも愛情表現が苦手でいる。
そのせいで大好きだった”あの子”に嫌われてしまった。
だからもう、同じ間違いはしない。
願いが叶うなら、今世こそ幸せに、、、
なんてな、、、
もう一度会える奇跡は起きるはずない。
そう、思ってた。
モブ
えー、次に生徒会長からの言葉です。
青
はい!!
青
この度生徒会長に就任しました!!
青
1年の青です!!
その時だった。
青と、あの時の王子との面影が重なる。
桃
(!!!)
こんな奇跡が起きるなんて、思ってもいなかった。
間違いない。
もう絶対に離さない、、、
赤
お疲れ様でーす!!かーいちょう!!
青
赤くん!!
青
お疲れ様〜(* ˊ꒳ˋ*)
彼は庶務の赤くん!!
犬みたいでなんか可愛いやつだ。
青
あれ?あと2人は??
生徒会メンバーは、全員合わせて6人。
1年が4人で、2年が2人!!
その中には、僕のお兄ちゃんもいる。
赤
あぁ、黄くんたちですか??
赤
もうすぐ来ると思うんですけど、、
遅刻かなぁ、、??
何かあったわけじゃないといいのだけれど。
少し心配ながらに、僕たちは待つことにした。
黄
遅れましたー!!!
赤
黄くん!?どうしたの!!
焦った表情で、彼は話す。
黄
さっそく大変だったんですよ!?
黄
これ見てください!!
そう言って彼は、1枚のポスターを見せた。
生徒かいちょー探してます!! 連絡はここまで!! 〇〇△ー✕
青
え、、、?
黄
これが学校中に!!
青
一体誰が、、、
まるで迷子の犬の張り紙みたいだ。
イタズラなのか、なんなのか、、、
でも何か、嫌な予感がする。
青
どんな人だった??
黄
えぇと、ピンク髪の身長高い、、、
???
あぁー!!いたーっ!!
声がした方向を見る。
桃
久しぶりです!!かーいちょう♡ニヤ