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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

唇が合わさった瞬間 時間の流れが、ほんの一瞬 止まったような気がした

坂田銀時

葛葉、俺は、

葛葉

銀さん、

その瞬間

近藤勲(gorilla)

俺の天女に何をしてんだァァァ!!

沖田総悟

俺の大事な妹分に
手ェ出すなんざァ、
覚悟してくだせェ

神楽

誰がテメェの妹分アルカ!葛葉の妹分は私ネ!!

志村新八

ちょっとォォォ!!3人共!!
今良い雰囲気なんだから落ち着いてくださいよ!!

4人が私達の間に 入ってきた

葛葉

え、えぇ、!?
い、いつからいたんですか、!?

志村新八

えーっと、葛葉ちゃん達が、キス、してから?

神楽

それより銀ちゃん!
お前純情な葛葉に何接吻かましているアルカ!!

近藤勲(gorilla)

そうだぞ!普通告ってキスするだろ普通!!

近藤さんは銀さんの 胸ぐらを掴みながら、激しく揺さぶっており

坂田銀時

ちょっ、まじ吐く!
まじ吐くかっ
オrrrrrr

近藤勲(gorilla)

ぎゃァァ!!
ゲロ掛かったァァ!!

沖田総悟

近藤さん、こういうのはバズーカで吹っ飛ばした方が手っ取り早いでさァ

沖田さんは銀さんの方に バズーカを向け

坂田銀時

ちょ、それは洒落に
ならねぇって!!

銀さんは私を横抱きに抱えると 丘から駆け降りた

神楽

逃がさないアル!!

近藤勲(gorilla)

この瞬足の近藤から
逃れられんぞ万事屋!!

沖田総悟

あのヤロー、葛葉を調教するつもりか?
それは俺の役目でさァ、

志村新八

アンタは葛葉ちゃんに何を仕込む気だァァ!!

志村新八

ちょっ、3人共落ち着いてください!!

しばらく走っていると、 4人の足音は聞こえなくなった

坂田銀時

ハァ、ったく、
とんだ邪魔がはいっちまった

葛葉

、銀さん、

坂田銀時

私は銀さんの着物を握り

葛葉

、さっきの続き、
いつか聞かせてくださいね、?

坂田銀時

!、おう

銀さんはいつもの優しい笑みを 浮かべ、万事屋へと足を運ぶ

その後、あれから約五日が 経過し、私は足のリハビリをしていた

葛葉

よいしょ、!

神楽

凄いネ葛葉!
昨日より歩けてるネ!!

葛葉

ありがとう、神楽ちゃん、

私は神楽ちゃんに応援されながら、廊下でリハビリに取り組んでいた

志村新八

二人共!お茶淹れたから少し休憩しようよ

神楽

分かったネ!

葛葉

ありがとう、新八君、

私は壁をつたい、 車椅子に座った

神楽

後ろ押してあげるネ!

葛葉

ありがとう、神楽ちゃん

神楽ちゃんに車椅子を押され、 私達は居間に着く

志村新八

お疲れ様葛葉ちゃん!

葛葉

ありがとう、新八君

神楽

ぱっつあん聞いてヨ!葛葉、昨日より歩けるようになったアル!

志村新八

へぇ!凄いね葛葉ちゃん

葛葉

え、えへへ、

私が照れ臭そうに お茶を飲んでいると

勢いよく、玄関が開けられた

坂田銀時

テメェらァァ!!

志村新八

あ、銀さんおかえりなさい

葛葉

おかえりなさい、

神楽

お土産の団子買ってきたアルカ?

坂田銀時

あ、忘れてた

坂田銀時

じゃなくて!!

銀さんは大声を張り上げ

坂田銀時

これから、団子食べ放題に行くぞ!!

志村新八

団子、

葛葉

食べ放題、?

銀さんの話によれば、

私達の行きつけの団子屋、 「魂平糖」の向かい側の 「餡泥瑪堕」というスイーツ店に 客を取られてしまい、

その「餡泥瑪堕」の社長さんから、団子勝負を持ちかけられ、 負ければ「魂平糖」の お店は買い取られてしまうらしい

葛葉

そんな、

神楽

私嫌アル!!
あそこの団子、安くて美味いアル、なくなるなんて嫌ネ!

志村新八

何とかならないんですか?

新八君がそう問うと、

坂田銀時

フッ、なぁお前ら、

志村新八

坂田銀時

宴会以来、ここ最近何食った?

神楽

ご飯と食パンネ

葛葉

あと、卵かけご飯ですね、

坂田銀時

そうだな、

坂田銀時

五日も卵かけ生活だ

坂田銀時

そこでだ!団子勝負では団子の売り上げを競う合う!

志村新八

あぁ、だから団子食べ放題って言ったんですね!

神楽

それってお腹いっぱい団子を食べていいアルカ!?

坂田銀時

そのとおーり!!
しかもタダ!!

葛葉

お、お団子を、
はわわっ、!

坂田銀時

それで、どうする?
行くか?

私達は顔を見合わせ、

神楽・新八・葛葉 もちろん!!

坂田銀時

うおっしゃあ!!
じゃあ、行くぞォォォ!!

神楽・新八・葛葉 おー!!!

会場に着くと、 右側は大勢の人だかりが 出来ており、左側には人っ子一人いなかった

私は銀さんに後ろから車椅子を 押され、私達は魂平糖へと 向かう

司会者

おーっと!
四人!たった四人が
魂平糖の方に向かっていく!

餡泥瑪堕の店主

フッ、たった四人、

魂平糖の店主

!旦那、

坂田銀時

本当に、全部タダなんだろうな

魂平糖の店主

、ああ、これでうちの団子が食べれんのも最後だ

魂平糖の店主

たらふく食っていってくれよ

坂田銀時

、、、

そして、

司会者

団子売り上げ決勝戦!!スタート!!

団子勝負が始まった

開始の合図がされた瞬間、 両サイド一気に団子に手を伸ばした

司会者

おーっと!餡泥瑪堕に客が殺到!!

司会者

次々と皿が無くなっていくー!!

司会者

ということで今回は、解説兼審判にお越し頂いたかぶき町一番の食通、むさしさんをお呼びしました

むさし

モグモグ、食える時に
食っとかないとね

司会者

よろしくお願いします

司会者

どぅわーっと!!餡泥瑪堕早くも百皿をクリア!!

餡泥瑪堕の店主

早く!団子の補充を!!

餡泥瑪堕は急いで団子を 準備する

司会者

凄い勢いだ!
一方、魂平糖は、

司会者がこちらに目を向けた瞬間

司会者

えぇぇぇ!!?

司会者

何と!たった四人で餡泥瑪堕に対抗している!!

坂田銀時

テメェらァァ!!
三日は何も入れなくても良いようにしとけー!!!

葛葉

モッモッモッモッ!!

神楽

モグモグ!!

志村新八

モグモグ!!

坂田銀時

モグモグ!!!

私達は夢中で団子を貪っていた

司会者

飢えだ、彼らは空腹を満たす為だけに来ている!!

むさし

食える時に食っとかないとね

その一方で、餡泥瑪堕は 混雑のし過ぎで、皿が捌けなくなっていた

その時、大家族が魂平糖の方へと 近づいてきた

司会者

おーっと大家族だ!!大家族が魂平糖の方へと向かっていく!!

坂田銀時

!!坂田家の食卓に、

銀さんは目をこれでもかと言うほどガン開かせ、

坂田銀時

入ってくんじゃねェェェ!!!

大家族の父親に蹴りを入れた

父親

ゴフォ!!

魂平糖の店主

ちょっと旦那!!
せっかくの客に何やってんの!!

坂田銀時

ここはうちの食卓だ!!何人たりとも入ってくる事はゆるさねぇ!!

魂平糖の店主

えぇぇぇ!?

司会者

うちの食卓宣言!勝負の事は一切考えていないようです!

むさし

食える時に食っとかないとね

その後、銀さんは父親に 5個刺さった団子を与え、 他の客を足止めしていた

神楽

銀ちゃん!この団子ご飯に合うネ!!

魂平糖の店主

何でご飯食べてんの!?お腹いっぱいになっちゃうでしょうが!!

神楽

ご飯食べないと食べた気しないネ!!

葛葉

モッモッモッモッモッモッモッモッ
めひゃくひゃおいひぃれふ!!
(めちゃくちゃ美味しいです!

魂平糖の店主

アンタは詰め込み過ぎ!!
詰め込み過ぎてもはやハムスターの域超えちゃってる!!

志村新八

全く、神楽ちゃん炭水化物と炭水化物を一緒に食べちゃダメでしょ?

志村新八

葛葉ちゃんも、喉詰まっちゃうからゆっくり食べなよ

魂平糖の店主

お前は何テイクアウトしようとしてるんだよ!!

新八君はタッパーに団子を入れ、 持ち帰ろうとしていた

志村新八

冷凍保存すればお腹空いた時チンして食べれるでしょうが!

魂平糖の店主

今食べなさいよ!何その貧乏くさい考え!!

しかし、持ち帰りは却下されてしまった

司会者

さぁここで30分経過!!

司会者

残り30分!

私達が団子を食べすすめていると、

坂田銀時

ゲフッ、

志村新八

うぐっ、

新八君と銀さんが座り込んでしまった

そして最悪なことに、 餡泥瑪堕には力士がついていた

魂平糖の店主

旦那!!

坂田銀時

心配すんな、

志村新八

ここまでは腹ごしらえです、

魂平糖の店主

腹拵えちゃってんじゃん!!

坂田銀時

良いや、こっからが仕事の時間だ

二人は立ち上がり、

葛葉

よし、神楽ちゃん

神楽

おうよ!カモーン!
前菜の時間は終わりアル

私と神楽ちゃんは 銀さんの前に立った

坂田銀時

新八ィィ!!

志村新八

ハァァァァ!!

新八君は串から団子を外し、 銀さんは外された団子を 私達の口に放り投げた

司会者

コンビネーション!!絶妙なコンビネーションだァァ!!

むさし

食える時に食っとかないとね

司会者

両陣営、一歩も引けを取らない!!

司会者

何よりあのチャイナガールと車椅子ガール!!

司会者

胃袋に底がないのか!?

神楽ちゃんはご飯を取り出し、 団子を食べながら、ご飯を頬張っていた

坂田銀時

お前馬鹿かァァ!!
もうご飯は良いっつってんだろォォ!!

神楽

ご飯のない団子なんてクソ喰らえェェ!!

その時、神楽ちゃんの目に 団子のタレが入った

神楽

グァァァ!目がァ、目がァァ!!

葛葉

!神楽ちゃん!!

坂田銀時

!神楽ァァ!!

私は急いで手拭いで神楽ちゃんの目を 優しく拭き取る

坂田銀時

、新八、神楽を連れて行け

坂田銀時

あとは、

坂田銀時

この糖分王と、

坂田銀時

糖分姫に、

葛葉

任せてください!

志村新八

!無茶だ銀さん!
その腹じゃ、

志村新八

それに、葛葉ちゃんも病み上がりなんでしょ!?

志村新八

これ以上食べたらっ、

私は銀さんに車椅子を 押され、再び団子の前に立った

坂田銀時

最近の若いモンは、
諦めが早くていけねぇ

坂田銀時

モグ、なぁ、親父よォ

魂平糖の店主

、、あぁ、全くだね

私達は両手に団子を持ちながら、 団子を口に運んでいく

葛葉

モキュモキュ、

坂田銀時

モグモグ、!

志村新八

っ、銀さん、葛葉ちゃんっ、

新八君は神楽を担ぎ、 そのまま去っていった

餡泥瑪堕の店主

あれだけの団子を平らげて、もう胃袋は限界のはずよ!

餡泥瑪堕の店主

なのに何故食べるの?何故そんなに甘いものが好きなの!?

魂平糖の店主

悪いがこちとら、頑固で諦めの悪いアナログ派でね

司会者

もはや両陣営限界!気合いだけで団子を喉に詰め込んでいる!!

力士が次々と倒れていく中、 最後の一本を銀さんが手に取る

司会者

おわーっとここで!
両陣営動きが止まったァ!!

餡泥瑪堕の店主

どうしたの!?最後の一本よ早く食べなさいよ!!

魂平糖の店主

飽きが来たか?

餡泥瑪堕の店主

っ!?

魂平糖の店主

そりゃあ何百皿も同じ団子食ってれば飽きもくるわな

親父さんは銀さんに向き直り

魂平糖の店主

旦那、アンタはもう千回もうちに来てるけど

魂平糖の店主

もう飽きちまったかい?

坂田銀時

バカ言え、飽きてねぇよ、
飽きてねぇけど、

坂田銀時

もう胃袋がパンパンで団子を仕舞う場所がねぇ

銀さんは汗を垂らしながら、 そう答える

魂平糖の店主

、なら、金玉にでも
しまっておきな

そう言い、親父さんが 銀さんの手から団子を取り、 口に入れた

その瞬間、勝負が決まった

魂平糖の店主の娘 「銀さーん!!」

坂田銀時

ゴフォ!!

銀さんが女性に抱きつかれている間、

私は空を見上げ

甘味はしばらく、良いや

そう思った昼下がりの刻だった

私を愛してくれたのは、銀髪の侍でした

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