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耳障りな蝉の声が聞こえる中、 団子勝負から約1週間

葛葉の足はリハビリを終え、 一人で歩けるとこまで回復した だが、

葛葉

〜♩

坂田銀時

、、、

最近、葛葉の様子がおかしい

なんか、前より 身だしなみに気を遣うように なったし、出かける事も 増えた

葛葉

じゃあ新八君、
少し出掛けてくるね

志村新八

うん!気をつけてね

神楽

お土産よろしくアル

葛葉

うん、じゃあ行ってくるね、!

そう言い、葛葉は 万事屋から出て行った

坂田銀時

、なぁぱっつぁん、
神楽、

志村新八

ん?どうかしましたか?

神楽

どうしたアルカ銀ちゃん

坂田銀時

いやー、最近葛葉ちゃん変わったようなー、みたいな?

志村新八

変わったって、

神楽

あー、確かに
最近葛葉おしゃれになったネ

志村新八

そう言われてみれば、最近機嫌が良いような、

次の瞬間、二人は何かを 察したようだ

志村新八

ま、まさかっ、

神楽

相手は誰アルカ!?
まさか、あのゴリラアルカ!?

坂田銀時

断じてない!!絶対ない!!ありえない!!

坂田銀時

っていうか!!銀さんのモンに手ェ出すなんざ、一体どんな奴だ!

志村新八

そもそも葛葉ちゃんは、アンタのモンじゃないでしょうが!!

俺は木刀を腰に差し、

坂田銀時

行くぞ、二人共、

志村新八

行くって、どこに、

坂田銀時

決まってんだろ、

坂田銀時

葛葉の跡をつけて、浮気相手をしょっぴく

志村新八

だから!アンタのモンじゃねぇって言ってんだろうがァ!!

神楽

そうネ!葛葉は私のモンアル!!

志村新八

テメェら、良い加減にしろォォ!!

その後、俺たちはとりあえず 葛葉の跡をつける事にした

葛葉の跡を付けていくと、 とある公園に着いた

俺たちは公園の茂みに隠れ、 様子を伺っていた

坂田銀時

ったく、よりにもよって公園デートかよ

志村新八

あ、誰か来たみたいですよ

神楽

あれは、

新八が言った方向を 見てみると

子供

、、、

坂田銀時

ん?何だ、ガキじゃねぇか

志村新八

なんだ、あの子と遊んでただけか、

葛葉がそのガキを見つけると

葛葉

あ、明日香ちゃん、!

子供

!お母さん!

ガキは葛葉を見つけると、 葛葉に抱きついた

神楽

志村新八

坂田銀時

さん?

銀時、神楽、新八 お母さんんんん!??!

葛葉

葛葉がこちらに目を向け、 俺たちは急いで隠れた

坂田銀時

おいおいどういう事!?

坂田銀時

銀さんをほっぽいて
子供作ったって事!?

志村新八

知りませんよ!!
っていうかその言い方やめてください!!

神楽

あ、葛葉達移動したネ!

俺たちが目を向けると、 葛葉達は楽しそうに談笑しながら 歩き始めていた

坂田銀時

と、とりあえず追うぞ!

俺たちは急いでその場を後にした

葛葉は街中に出て、 ガキと何かを話しながら 街中を回っていた

坂田銀時

やけに楽しそうだな、

志村新八

葛葉ちゃんは子供好きですからね

神楽

なんかちゃっかり手まで繋いで、まじモンの親子みたいアル

坂田銀時

おいやめろよ、ホントにそうみえてきちゃうじゃん、

俺は葛葉達の方に 視線を集中させる

親子、か

志村新八

あ、ファミレスに入っていきましたよ!

坂田銀時

あ、あぁ

俺は胸のモヤモヤを無視して、 俺たちはファミレスへと入った

俺たちは葛葉達の席の 後ろ側へと座った

坂田銀時

よし、ここなら会話も聞こえるだろ

坂田銀時

あ、すいませーん!
チョコレートパフェとプリンアラモード下さーい

神楽

私ハンバーグステーキとライス大盛り!

志村新八

ちょ、そんなに頼んでお金大丈夫ですか!?

その時、後ろから楽しそうな話し声が聞こえてきた

葛葉

明日香ちゃん、好きなの頼んで良いからね

子供

うん!ありがとうお母さん!

葛葉

ふふっ、お母さんなんて、ちょっと恥ずかしいな

坂田銀時

、、、

なんなんだ、この胸のモヤモヤは、

志村新八

銀さん?

神楽

銀ちゃん?どうしたアルカ?

俺は無意識のうちに 立ち上がり、葛葉達の方へと 向かった

志村新八

えちょ、銀さん!?

神楽

銀ちゃん!?

私が明日香ちゃんと話していると

坂田銀時

よォ葛葉ちゃん、

葛葉

ぎ、銀さん!?

なんと、そこに銀さんが現れたのだ

子供

あ!この前のお兄ちゃん!

坂田銀時

、、は?

銀さんは目をこれでもかと言う程、目を見開かせた

子供

覚えてない、?
お父ちゃんの件はありがとうございました!

坂田銀時

あ、あー!!あん時のガキか!!

思い出した、道新んとこの 孤児か!!

坂田銀時

え、でも、なんで、え?

頭がこんがらがる、 どういう事だ?

葛葉

え、えっと、

葛葉

実は、

すると、葛葉はおもむろに 口を開けた

回想

葛葉

お誕生日、?

子供

うん!明後日、私の誕生日なの!

葛葉

そうなんだ、!
おめでとう、!

子供

それでね、おねぇちゃんにお願いがあるの、

葛葉

お願い、?

子供

あのね、誕生日の日だけで良いから、お母さんって呼ばせて欲しいの、!

葛葉

お、お母さん、!?

明日香ちゃんは恥ずかしそうに頷き、続ける

子供

学校のみんなね、誕生日は家族と過ごすんだって、

子供

それで、、私、

葛葉

、、、

私は優しく明日香ちゃんの 頭を撫でた

葛葉

分かった、お誕生日、一緒にお祝いしようか

子供

!呼んでも良いの、?

葛葉

うん、!

子供

、!ありがとうおねぇちゃん!!

葛葉

と、いう訳なんです、

坂田銀時

なるほどな、

坂田銀時

じゃあ、最近出かけてたのも、おしゃれになったのも、

葛葉

はい、明日香ちゃんのプレゼントとか、

葛葉

あと、なるべくお母さんらしくなる為に、

坂田銀時

あー、そういう事か、

坂田銀時

俺はてっきり浮気かと、

葛葉

う、浮気、?

俺がうんうんと頷いていると

志村新八

ちょっと銀さん!
何やってるんですか!

新八達が俺のところに向かってきた

神楽

話は聞かせて貰ったアル

神楽

全く、そういう事は私達に相談するヨロシ!

葛葉

か、神楽ちゃんに新八君も、

志村新八

あ、あはは、ごめんね葛葉ちゃん、

新八は苦笑いを溢しながら、 俺と神楽に目を向けた

志村新八

ほら二人共!
もう席に戻りますよ!

子供

あ、あの!

志村新八

子供

よ、良かったら、
ここの席で食べませんか、?

志村新八

え、でも、

子供

に、人数が多い方が楽しいから!
だめ、?

志村新八

だ、だめって訳ではないけど、

坂田銀時

んじゃ遠慮なく〜

坂田銀時

あ、すみませーん
料理、こっちに運んできてくださーい

神楽

私明日香の隣に行くアル!

志村新八

ちょ、お前らは遠慮というものがないのかァァ!!

そして、俺の左側には葛葉、 右に新八、そして向かい側には 神楽と明日香が座った

坂田銀時

お、来たみたいだな

その後、それぞれ頼んだ物が 来た

神楽

あれ、明日香の頼んだやつと銀ちゃんの頼んだやつ同じアルナ

志村新八

あ、ホントだ
って、大量の生クリームのとこも一緒じゃないですか!

坂田銀時

お前、分かってんな

子供

うん!私、甘い物大好きだから!

坂田銀時

おーそうかそうか
特別に、俺のことは
お父さんって呼んでも良いぞ

坂田銀時

それかストレートパーマのイケメンお兄さん

志村新八

子供に何教えてるんですか、

葛葉

ふふっ、

子供

、?分かった!

その後、つい話が盛り上がり 店を出る頃にはもう夕方だった

坂田銀時

ふぃー、食った食った

子供

お父さん食べ過ぎだよ!

坂田銀時

んだよ、お前だって散々食ってたじゃねぇか

子供

むー、お父さんよりかは食べてないもん!

坂田銀時

んだとー?こんのガキ、

葛葉

ふふっ、あ、そうだ

葛葉

明日香ちゃん、

子供

私は鞄から小さなつづみ袋を 取り出す

子供

わぁ、開けても良い?!

葛葉

うん、どうぞ

明日香ちゃんはつづみ袋を 丁寧に開けていくと

子供

わぁ、!うさぎだぁ!!

中から、うさぎのぬいぐるみが 出てきた

葛葉

明日香ちゃん、お誕生日おめでとう

子供

、!うん!
ありがとうお母さん!

明日香ちゃんはとびきり可愛い 笑顔を見せながら、そう言った

坂田銀時

っし、んじゃあ帰るとするか

銀さんは明日香ちゃんの手を取り、私は明日香ちゃんのもう反対の手を握った

坂田銀時

せーの!

葛葉

そりゃー!

子供

わぁー!!

明日香ちゃんの腕を引っ張り、 宙に浮かせる

志村新八

ホントの家族だね、あれは

神楽

私達の事完全に忘れてるアル

志村新八

まぁまぁ、今日だけは許してあげようよ、

夕焼けの中、 笑い合いながら歩いていく 一つの家族

あれから数日、 万事屋にとある封筒が届いた

葛葉

なんだろう、

坂田銀時

どーせ、くだらねぇイタズラ手紙だろ?

銀さんはソファに寝そべり、 ジャンプを読みながらそう答える

志村新八

読んでみないと分からないじゃないですか

神楽

そうネ!もしかしたら、食べ放題の券かもしれないアル!

私は封筒の中を取り出し、 紙を広げると

葛葉

!、これって、

神楽

おー!結構上手ネ!!

志村新八

!ちょ、銀さん銀さん!!

坂田銀時

あだだ!!んだよ!

紙には、

私達、四人の絵に 真ん中にはうさぎのぬいぐるみを 抱えた明日香ちゃん

クレヨンで

「ありがとう、お母さん、お父さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん!!」

そう拙い文字で書かれていた

坂田銀時

!フッ、上手ぇじゃねぇか

その絵は、額縁に入れられ、壁に大切に飾ってある

私を愛してくれたのは、銀髪の侍でした

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