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葬式。

天の声

とある街で天使が現れ、その天使が起こした火災により犠牲者が出た。

××

A...。

××

安らかに眠ってね。もう、苦しい思いをしなくても大丈夫だよ。

××

私が早く、駆けつけていれば...。

天の声

その葬式は、××の親友のものだった。

××

火災で亡くなってしまったから、もう一度燃やすのは嫌。

××

土葬にしてくれませんか?

天の声

××は、葬儀のスタッフにそうお願いし土葬にしてもらった。

天の声

...。

墓。

天の声

××の親友の葬儀から数日が経ち。

××

A、今日も会いに来たよ。

天の声

と"S.A"と掘られた墓石の前にしゃがみこむ××。

××

聞いて、A。

××

今日はね、街で男の人に話しかけられたの。

××

"お姉さん、ここのお店で働かない?"って。

××

胡散臭くてさ、危ない勧誘だよね〜。

天の声

××は、Aの墓参りに来てはその日の出来事をAに報告するように言い聞かせていた。

天の声

...。

××の自宅。

天の声

Aの墓参りを終え帰宅した××。

××

う〜ん、お昼は何にしようかな?

天の声

と冷蔵庫の扉を開ける××。

××

え!?嘘...

天の声

そこには玉ねぎ1玉と、少しの調味料しか無かった。

××

うわ、最悪...。

××

最近、食事なんかまともに取ってなかったから買い足しなんてしてなかったよ...。

××

でも、お腹空いてるし。

××

街に、食材の買い足しに行ってこよ。

天の声

と、足早に街の市場へと出かけて行った。

天の声

...。

デビルズパレス。ホール。

天の声

〇〇からの死後、236年が経っていた。

ハウレス

おい!!どこだ、ボスキ!!

ハウレス

またサボる気か?

ハウレス

出てこい〜!!

天の声

デビルズパレスでは、ボスキの捜索が行われていた。

フェネス

う〜ん、どこに行ったのかな?

アモン

見つからないっすね〜。

テディ

俺、思うんですけど...。

ハナマル

何だ?テディちゃん。

テディ

主様が居た方がまだ、やる気ありませんでした?ボスキさん。

テディ

こんなに頻繁にサボったり失踪したりしなかったと思うんですよね。

アモン

まぁ、ボスキさん。主様の事が相当好きだったみたいっすからね。

アモン

そんな愛する人を目の前で、自分を庇って亡くしたんすから。

アモン

そりゃ、鍛錬もやる気が起きないと思うんすよ。

ルカス

幸いだったのが、ボスキ君が悪魔化しなかった事だね。

ルカス

その後のメンタルケアが結構苦労したんだけどね。

ルカス

こうやって、サボれる程にボスキ君のメンタルは回復したってことだよ♪

ラムリ

喜んでいいのか、悪いのかよく分かんないや。サボるって悪いことだし。

ナック

普段サボってる貴方が言いますか?それ。

ラムリ

なんの事か分かんない〜。

ナック

ハァ...。

ベリアン

私も薄々は、気づいていましたよ。

ベリアン

主様が来られてから、ボスキ君が凄く笑うようになってインテリアの仕事も力を入れていて。

ベリアン

見ていて微笑ましかったですし。

ベリアン

そんなボスキ君に、口酸っぱくして"執事としてその行いは如何なものかと"など言えませんでしたしね。

バスティン

以前のボスキさんは、生き生きとしていたが今のボスキさんからは生気を感じない。

ロノ

それは言えてるなバスティン。俺もそう思うからな。

ハウレス

だからと言って、サボっていい理由にはならないがな。

フェネス

そうだけど、いつも思い詰めたような顔をしているよね。ボスキ。

ユーハン

えぇ。見ていて、こちらも胸が痛みますよ。

ミヤジ

皆、主様のことが好きだったからね。

ミヤジ

ボスキ君の場合は、"主"としてじゃなくて"1人の女性"として好きだったようだけどね。

アモン

そうっすね〜。

アモン

今頃、あの人はどこで何をしてるんだか。

街。

天の声

デビルズパレスをこっそり抜け出し、街を目的も無く歩くボスキ。

ボスキ

ハァ...、また鍛錬をサボっちまった。

ボスキ

鍛錬をやろうとすると、思い出しちまって中々やる気になれなくて逃げ出しちまうんだよな。

ボスキ

分かってるんだ。逃げたって何も解決しないことぐらい。

ボスキ

逃げるなんて、その場凌ぎでしかないってことも。

ボスキ

適当に肉屋にでも行くか。

天の声

と、肉屋へと足を進めるボスキ。

××

えっと、このお肉をください。

天の声

××は、肉屋で肉を買っていた。

××

よし、もう全部買えたからこのくらいかな〜?

天の声

××は、買い物を全て終わらせたのか帰ろうとした。

ボスキ

ッ...!!

××

ん...?

天の声

肉屋に着いたボスキは、××と目が合い涙を流した。

天の声

××は、転生したが姿は前世と全く変わらなかった。

××

大丈夫ですか、お兄さん!!

天の声

××は、荷物を降ろし自分を見た瞬間に泣き出したボスキに近寄った。

ボスキ

ッ!!

××

わっ!!

天の声

ボスキは、自分を心配して来てくれた××を思いっきり抱きしめた。

ボスキ

会いたかった!!守れなくてごめんなッ!!

××

...?

××

(抱きつかれたけど、このお兄さん...震えてる?)

××

ッ!!

天の声

××は、ボスキに抱きしめられたことを引き金に前世の記憶を全て思い出した。

天の声

××は、すぐにボスキを抱き締め返した。

××

ごめんねボスキ。待たせて。

××

1人にさせてごめんね。

××

辛い思いをさせちゃってごめんね。

ボスキ

謝る、必要はねぇよ。主様ッ...。

××

もう大丈夫だよ。ボスキ。

ボスキ

ウッ...、ずっと会いたかったんだ!!ずっと!!

ボスキ

あの日から、ずっと!!

ボスキ

...ッ、。

××

うんッ...!!

天の声

××もボスキを慰めながら涙を流した。

天の声

今度は、悲しさの涙ではなく"嬉しさ"の涙を。

天の声

ひとしきり、泣いた後...。

××

ねぇ、ボスキ。私が死んでから何年経ったの?

ボスキ

ん?236年だな。

××

え!?そんなに!?

ボスキ

あぁ。

××

皆は元気にしてる?

ボスキ

あぁ、元気だ。毎日騒がしいからな。

××

アッハハ、変わってないみたいだね。

ボスキ

あぁ。

天の声

その時、ボスキは実に236年ぶりに笑った。

××

あ、ボスキがやっと笑った!!

××

私やっぱり、ボスキの笑ってる顔の方が好き!!

ボスキ

フッ、そうか。

天の声

ボスキは、とても嬉しそうに笑った。

××

ねね、私の家この近くなの。

××

この荷物置いたら、屋敷に行っていい?

ボスキ

あぁ。むしろ、来てくれ。

××

うん!!

天の声

そうして、荷物を××の家に2人で置きに行きデビルズパレスへと向かって行った。

天の声

...。

デビルズパレス。ホール。

ボスキ

おい、帰ったぞ。

ベリアン

おや、お帰りなさい。ボスキ君。

天の声

偶然ホールに、執事達が集まっていた。

天の声

ボスキ捜索隊の情報収集でもしていたのだろう。

ハウレス

あ、おいボスキ!!今までいったいどこに行って!!

ボスキ

んだよ、ハウレス。

ボスキ

俺の嫁を探しに行ってただけだ。

ボスキ

ほら。

××

ちょっと、ボスキ嫁って。

ボスキ

ハハッ、いいだろ。

××

まぁ、別に...//

××

じゃなくて!!

××

久しぶり皆!!帰って来れてよかった!!

フェネス

...へ?

ハウレス

...ん?

アモン

何が起こってるんすか?今。

ルカス

えっと、ボスキ君が帰ってきて...。

バスティン

主様!!

バスティン

お帰りなさいませ。

バスティン

長い間、待っていたぞ。

××

うん!!待たせちゃったね。

ベリアン

...ッ、お帰りなさいませ。主様。

天の声

出遅れて、他の執事達も出迎えた。

××

ただいま皆!!

××

ボスキが言ってた通り、皆元気そうでよかった。

ボスキ

な?言ったろ。騒がしいってな。

××

アッハハ、でも賑やかでいいじゃん。私、この賑やかさが前世から好きだったの。

ルカス

前世...?

ルカス

転生したということですね!!

××

そうらしいね〜。

フェネス

(案外、軽く言うね。主様。)

××

流石に、死ぬ直前で姿そのままで転生するとは思ってなかったよ〜。

ラムリ

主様ぁぁぁ〜!!

××

わっ、。

天の声

ラムリが会えた喜びからか、××に抱きついた。

××

ごめんね、寂しい想いさせちゃって。

ラムリ

帰って来てくれてよかった、主様ぁぁ!!

天の声

泣きつくラムリを、優しく抱きとめながら慰める××。

天の声

そんなラムリを引っペがすように。

ボスキ

おい、ラムリ。

ボスキ

いつまで俺の××に抱きついてんだ。

ボスキ

俺の嫁に気安く触るな。

ラムリ

何言ってんのさボス。

ラムリ

まだ、結婚式すら挙げてないくせに。

ボスキ

いいんだよ、式なんざ挙げなくても。

ボスキ

もう、俺の嫁だ。

ラムリ

ズルい!!

ボスキ

何もズルかねぇ。

ボスキ

××も俺のことが好きだからな。

ボスキ

な?××。

××

へッ?

××

...う、うん///。

××

(いちいち皆の前で言わなくてもいいじゃん!!実際、そりゃまぁ好きだけどさ!!)

ラムリ

えぇ!?

ハウレス

まぁ、そのことは前世の時から気づいておりましたよ。

××

え!?

フェネス

う、うん。バレバレでしたよ。主様。

××

...。

天の声

ベリアンに視線を送る××。

ベリアン

フェネス君と同じくです。

××

あー、うん。

××

帰るね!!

ボスキ

待て。××の家はここだ。

天の声

ボスキは、帰ろうとする××を逃がすまいと××を抱き上げる。

××

離せぇぇぇ!!ボスキぃぃぃ!!

××

もう嫌だ!!恥ずかしい!!

ボスキ

ハッハッハッハ、こりゃ傑作だ。

××

笑ってる場合じゃなあぁぁぁぁい!!

ベリアン

フフッ。

天の声

そんな2人のやり取りに、笑顔になる執事達。

バスティン

生き生きとしてるな、ボスキさん。

ルカス

そうだね。バスティン君。

ルカス

主様と会えて私達も嬉しいけど、1番嬉しいのはボスキ君だろうからね♪

天の声

××は、屋敷に移り住む(ボスキが勝手に決めた)ことになり再び主として天使狩りに参加している。

天の声

もちろん、そこにはボスキの姿もあり××の傍で天使から××をしっかり守っている。

天の声

天使は基本、他の執事が率先して倒すようにしている。それは、××の傍からボスキが離れようとしないからだ。

天の声

屋敷では、××の傍に居りインテリアの仕事にも力を入れており。

天の声

サボらず、しっかり毎日鍛錬もこなしているボスキ。

天の声

そんなボスキの趣味は、"××と昼寝スポットで一緒に昼寝をすること"なんだとか...。

天の声

〜END〜

天の声

今回は番外編も書かせていただきます。

天の声

番外編も是非お読みください。

天の声

...。

"主様のためなら。" 主様が転生します。

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