次の日
バン!
愛菜
おっはよーございまーす
司
ビクッ( ⊙ω⊙ )
司
え…なに…こんな日曜の朝っぱらから
愛菜
そこの少年いつまで寝てるんだい?
愛菜
早く準備したまえよ
司
え?
愛菜
日曜の朝といえばここでしょ!
司
…公園?
愛菜
いえす
愛菜
昔よくここで遊んでたよね!
憶えてる?!
憶えてる?!
司
まぁ…何となく…?
愛菜
よかった!
ずばり今回の作戦はですね〜
ずばり今回の作戦はですね〜
愛菜
童心に戻って遊んでピュアな心を取り戻そう作戦です!!
ギャル1
キャーめっちゃかっこいいんですけど!
ギャル2
一緒に遊ぼー
え
ちょ
司
トコトコ((((((((((っ・ω・)っ
嘘でしょー!!?💦
結局あれから全然戻ってこないし
愛菜
(むすー仲良くしちゃって、)
愛菜
あんの、チャラ男のバカバカバ…
スコーン!
愛菜
いでっ!
愛菜
悪口言ってすみませんもう言いません痛い
男の子
すみませーま
おとこの子2
ボール投げてもらって良いですか?
愛菜
ほーい
!そうだ
!そうだ
愛菜
ねぇ少年たちお願いがあるんだけど
いいかな?
いいかな?
カキーン✩
愛菜
うお!!やば!!当たったァ
愛菜
ねぇ今見た!?
今当たったよね?!すごくない?!
今当たったよね?!すごくない?!
男の子3
いーから早く塁(るい)まで走って!
男の子
パスパスパスパス
間に合え〜
ズサッ
司
セーフ
司
だけどどんだけ全力なんだよ
愛菜
司くん?!
愛菜
え…なんでここに…?
さっきの人達は?
さっきの人達は?
司
あーなんかトイレ行ったからこっそり抜けて来た
愛菜
いいのそれ?!
司
知らね
司
でも、しょうがねぇじゃん俺も一緒に遊びたいって思っちゃったんだし
愛菜
!
くそう
ちなんと怒んなきゃって思うのに
司
なー俺も入れてくんね?
男の子
兄ちゃん強い?
おとこの子2
弱いやつは俺のチームに
男の子3
要らねえぜ
そんなふうに言われたら
司
なんだ何だ生意気か?
愛菜
(マイペースボーイめ)
なんか
怒れないじゃん
すかっ
おとこの子2
ストライク!
男の子
バッターアウトー
ま…
まさかの空振り三振…!!
愛菜
(これは私よりひどい…?!)
男の子3
なんだよ兄ちゃん弱えじゃんおい!!
司
誰も強いとは言ってないだろ
男の子3
詐欺だーくっそ〜
そーいや昔っから
運動あんま得意じゃなかったもんな…
愛菜
(こういう所も昔と変わってなかったとは…予想外)
愛菜
!
そーだ!!
愛菜
司くん!
私が打ち方教えてあげよっか?
私が打ち方教えてあげよっか?
司
いや愛菜には無理でしょ
愛菜
なっ、一応私バットにボール当たったもん
愛菜
それに昔よく私が色々教えてたじゃん?!
愛菜
なんてったって3つも年上の先輩ですから
いや何そのリアクション知ってんでしょ
いや何そのリアクション知ってんでしょ
愛菜
ほらほら〜構えはこんな感じで…
司
じゃあそこまで言うならさ教えてよ
後ろからギュ
司
愛菜姉
愛菜
!?
司
ん?どーしたの?愛菜姉
愛菜
どっどうしたってこの距離は
司
え?だって教えてくれるんでしょ?
習うより慣れろって言うじゃんそういうこと
習うより慣れろって言うじゃんそういうこと
どーいうこと!!
おおお落ち着け自分 別にこんな距離昔よくあったし!うん!!
ドクン💓ドクン💓
だから全然平気…
司
この場所持てばいいの?
愛菜の手の上に手を置いた
愛菜
カァ///
愛菜
だァーーーー
司
痛いなぁ!急に何すんだよ
愛菜
いやいやだからそれは私のセリフだから
びっくりした〜
急に手とか反則でしょ
司
何?もしかして意識しちゃった感じ?
愛菜
そんな訳ないじゃん!変なこと言わないでよ
愛菜
私にとって司くんはずっと可愛い
年下の男の子なんだから意識するわけないじゃん!
年下の男の子なんだから意識するわけないじゃん!
愛菜
てかそーいうこと聞くところもチャラいから
昔のままの司くんならきっとこんなこと聞かないもん
昔のままの司くんならきっとこんなこと聞かないもん
愛菜
きっともっと…
司
そんなに昔の俺の方が良かった?
え…?
司
愛菜が昔の俺に戻って欲しいのは分かるよ
司
でも、これが今の俺なんだよ
あ、どうしよう。間違えた
司
…俺愛菜の家出ていくわ
愛菜
え…何言って…ていうかまだ両親
帰ってこないんでしょ?
帰ってこないんでしょ?
愛菜
ねぇ聞いてる?
司
そーだけどまぁ誰か他の友達に頼んでみるし最悪1人でも何とかなるだろうし
愛菜
っ、でも!
司
愛菜もその方がいいだろ?
司
短い間だったけど楽しかったよ
色々ありがとな
色々ありがとな
司
トコトコ(((((*´・ω・)
待って これで終わり?そんなの
グイッ
司
!えっ…?
愛菜
今の司くんチャラくて全然昔と違うし元の司くんに戻って欲しいって思った
愛菜
思ったけど
愛菜
今は司くんとずっと一緒にいたいって思ってる
司
それって今の俺が好きって事?
愛菜
こ…恋とかあんまよく分からないけど
多分そーいうことなんだと思う
多分そーいうことなんだと思う
言っちゃった…けどどうしよう お願いなにか返事してよ
パァン
司
うお
案外音でけーなこれ
案外音でけーなこれ
愛菜
え、…何これ
愛菜
クラッカー?
司
これ?愛菜の余ってるやつあったから
持ってきた初日に俺にしてきたやつ
持ってきた初日に俺にしてきたやつ
愛菜
いやいやそーじゃなくて今まで
シリアスムードだったじゃん
シリアスムードだったじゃん
司
あーあれ?全部演技に決まってんじゃん
司
だって愛菜意地張って全然素直な気持ち何ねーんだモーン
愛菜
なっだからってそんなことのために…?!
司
そーだよ
だって俺も愛菜が好きだもん
だって俺も愛菜が好きだもん
え…
司
やっぱ好きな人に好きって言われたいじゃん
司
だから、待ってたの
私たちは
愛菜
司くんに振り回されてばかりでムカつく
司
うん
どんな大人になるんだろう
まだ全然分からないけど
どうかずっと
愛菜
けど好き♡
チュッ(*´(〃 )チュッ
女
ねーねーお兄さん
司
あ、俺彼女いるんでそういうの大丈夫っす
愛菜
(まさかのチャラさ直ってる)
君のとなりで見ていられますように
~END~







