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最終話 ◆お隣さんは◆
カーテンの隙間から差し込む朝日に目を覚ますと
視界の端で何かが激しく動いていた
隣を見るとそこには魂が口から 抜けたかのような顔で絶望しているyanがいた。
目が合った瞬間、彼は弾かれたようにベッドの上で正座をし
そのまま頭を畳に擦りつけた。
yan
yan
ur
昨夜の熱情はどこへやら。
あまりの落差と、その情けない姿に urは思わず吹き出してしまった。
ur
yan
yanは借りてきた大人しくTシャツを被る
昨夜、あれほど傲慢に自分を暴いた男とは到底思えない。
yan
yan
yan
yan
yan
ur
yan
yan
yanは昨夜までの余裕な態度が嘘のように肩を落としている。
数日間一人で抱えていた悩みが、馬鹿馬鹿しく思えてきた。
ur
yan
ur
ur
urの問に、yanはすぐに顔を上げた
yan
yan
あまりに直球な言葉に、urの胸が大きく鳴る。
yan
ur
yan
yan
yan
極端すぎる言葉を投げかけてくるyan
昨夜感じたあの熱を、あの一体感を思い出していた。
もう、隠し通す必要なんてない。
ur
あれから数ヶ月。
以前の壁が薄いアパートとはおさらばして 俺たちは少し広めの日当たりのいいマンションに引っ越した。
イラストレーターの仕事も 心の安定が画風に良い影響を与えたのか
以前にも増して順調だ。
ur
朝の柔らかな光がカーテンの隙間から差し込む中 俺は顔を舐める感触で目を覚ました。
開けると そこには尻尾をちぎれんばかりに振るポメラニアンの姿。
yanの友人が短期留学から帰って以降 寂しくなったのかふたりでお金を出し合って
ふわに似た、白い毛並みの子犬を飼うことになった。
そんなポメラニアンの隣には___
yan
yan
俺の「天敵」だったはずの男が 愛おしそうに俺を覗き込んでいた。
ur
yan
yan
ur
素っ気なく返し起き上がると キッチンからは食欲をそそる香ばしいパンの香りが漂ってくる。
同棲を始めてからというもの 朝食の準備はいつの間にかyanの役目になっていた。
yan
ダイニングテーブルには 厚切りのトーストに、とろとろのスクランブルエッグ
そして彩り豊かなサラダが並んでいる。
かつて不健康にゼリー飲料やコンビニパンで済ませていた日々が 今では遠い昔のことのようだ。
ur
yan
yanは満足げに笑いながら、自分の皿に手を伸ばす。
yan
時々、数ヶ月前の全裸土下座が 嘘のような余裕をかましてくることもあるけれど。
ur
yan
ur
不意に口を突いた言葉に、yanは一瞬驚いたように瞬きをし
優しい笑顔を浮かべた。
yan
yan
ur
言い返しながら、俺は足元でエサを欲しがるポメに目をやった。
騒がしい隣人が俺の静寂を壊してくれたあの日から 俺の世界は驚くほど色鮮やかになった。
yan
ur
拭こうとした俺の手より早く yanの指が俺の唇をなぞり、そのまま自分の口へ運んだ。
yan
ur
顔を真っ赤にする俺を見て、yanは愉快そうに笑い声を上げる。
壁の向こうの騒音だと思っていたその声が
今では世界で一番、俺を安心させてくれる音になっていた。
yan
ur
もう、壁の向こうの声を待つ必要はない。
隣には、一番大切な人がいつだって笑ってくれているのだから。
「お隣さんは天真爛漫な天敵」 fin
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
すこんぶ
コメント
16件
完結お疲れ様でした!! 陰ながら応援させていただいて、どの話も神すぎました💘💘 話の構成もちゃんとしていて凄かったです!!! 改めて完結お疲れ様でした!!
完結おめでと〜!!🎊🎉🎂 まッッッッじで神作品すぎて4んだ。 もう一生幸せに暮らしてください💞 新連載楽しみ!!😇😍
がち神作でしたぁッ!!! ヤってるの真横で見たいな(( ポメになって見たいわ(?) 同棲とか神ってますよぉ!! めためたよかったですっ!! 完結おめでとうございますぅ!!