星澪紗
やっほ〜
星澪紗
続きだよぉ
星澪紗
早速行ってみよ〜
冬夏
...一体なんの意図があってここに連れてきたのでしょうか...
冬夏
(...分からないことだらけですが、今は逃げることに専念しましょうか)
コンコンコン
冬夏
誰でしょうか
春雪
失礼するね
冬夏
あぁ...あなたでしたか
冬夏
一体なんの御用ですか?
春雪
んー?別になんかある訳じゃないけど
春雪
ここ(家)案内しようと思ってね
冬夏
そんなこと...必要なくありませんか?
冬夏
私ごときに時間をかけずに別の所へ行ったらどうですか?
春雪
...なんでそんな言い方するの?
冬夏
私程度に価値などないからですが?
春雪
...それは間違いだよね
春雪
この世に価値のない人間なんて存在しない。
必ずどこかで必要とされる
必ずどこかで必要とされる
冬夏
そんなことあるわけないじゃないですか
冬夏
私という人間は、生まれた時からこういう運命でしたから
春雪
...なんでそんなことばっかり言うのかな
春雪
悲しくならない?そんなことばっか言ってて
冬夏
悲しくなんてならないでしょう?私はこういう運命だったのですから
春雪
運命ねぇ...
春雪
つまらないね、貴方
春雪
信念もなく、己を表せるものもなく...あまつことさえ
自分の不幸を運命だなんて言って逃げている
自分の不幸を運命だなんて言って逃げている
冬夏
逃げてなんかいません!ただ...ただ、産まれた時から
その生き方しかなかっただけです。
その生き方しかなかっただけです。
春雪
どうやって決めつけてんのもつまらないって言ってるんだよ
春雪
自分のしたいことすら言わず、自分を殺して相手の奴隷。
春雪
逃げる機会なんて沢山あったはずなのに
春雪
それをしないでその生き方をしたのはあなた自身だよね?
冬夏
それは...。
春雪
もういいよ。あなたと話していても面白くない
春雪
自分の生き方、見直したらどう?
春雪
じゃあね
ガチャ
冬夏
そんなの無理に決まってるでしょ...
冬夏
父上の圧や周りの目...それらを無視しろ、抵抗しろなんて
冬夏
やっぱり...貴族は嫌いだ
冬夏
貴族の格差さえなければ...
冬夏
もっと...私も好きな人と結婚して...普通の幸せな家庭、もてたのかなぁ...
冬夏
でも...もう無理だよね...
冬夏
私の事...好きになる人なんて...いないもん
コンコンコン
夏雪
春雪か?
春雪
そだよ。おにぃ
夏雪
いいぞ〜はいって
ガチャ
春雪
ねぇおにぃ
夏雪
ん?どした
春雪
あの子どんな人生送ってるの?
春雪
相当理不尽な生活だったっぽいけど...
夏雪
...そうだな
夏雪
まぁ...想像も絶するほどの過去はある
夏雪
が
夏雪
何故そうなったか。そこがわからん
春雪
うーん...人質...とか?
夏雪
いや...両親が他界しているはずだし
夏雪
兄弟、姉妹もいないはず...
春雪
うーん...
春雪
じゃあなんもわかんないか...
夏雪
そうだな...残念なことにな
夏雪
じゃあ本人から聞くしかないわけだけど...
春雪
それなんだけど...さ?喧嘩しちゃった...💦
夏雪
は?
夏雪
え?
夏雪
ん?
夏雪
マジで言ってる?
春雪
マジで言ってる...💦
夏雪
えどうするつもりなん?
夏雪
これ以上の情報多分出てこないよ?
春雪
あ〜...💦
春雪
ごめん...おにぃ
夏雪
えぇ...どうしよ
夏雪
まぁ...頑張ってみてくれん?
春雪
はぁーい
春雪
あぁ...あとそだ
夏雪
ん?
春雪
冬夏は普通の家庭に夢があったみたいだよ?
夏雪
普通の家庭...ねぇ...
夏雪
まぁ...無理だろうよ...あの状態だしな
夏雪
そもそも恋愛対象女か男かわかんないし
この世界でも同性は普通です☆
春雪
うーん...多分男な気がするけど
夏雪
そうなんだ?
春雪
んや、感覚だからわかんないけどね
夏雪
まぁ...うん
夏雪
とりあえずは春雪が仲直りするのと冬夏が男慣れしてもらう
夏雪
ってのが目標かな
春雪
そうだね
春雪
頑張ってみるよっ!
夏雪
おう、頼んだ
ガチャ
夏雪
...さて
夏雪
髑髏
髑髏
はい
髑髏
なんです?
夏雪
ちょっと助けて欲しいことがあってな
夏雪
力、貸してくれないか?
髑髏
わかった。でも、報酬、ちょうだい
夏雪
...わかった。何がいい?
髑髏
じゃあ、なでなで
夏雪
わかった。( ˶'ᵕ'˶)۶"ナデナデ
髑髏
ん。きもちぃ...もっとぉ...
夏雪
これ以上は終わったらだ
髑髏
...むぅ...。わかりました...
髑髏
それで、何すれば、いい?
夏雪
じゃあ〜〜〜を頼みたいんだが
髑髏
わかり、ました
髑髏
早速、いって、くる
夏雪
無理だけはすんなよ
髑髏
わかってます
ガチャ
夏雪
ふぅ...とりあえず...仮眠...とる...か...。 。。。(lll __ __)バタッ
髑髏
...あるじさま、無理しすぎ。(ベットへ運ぶ)
髑髏
いってきます
冬夏
まさかであって数日の人のあそこまで言われるなんて...
冬夏
でも...あの人の言っていることは的を得てる...
冬夏
それに...ここは...私を自由にしてくれる...
冬夏
ここなら...幸せになれるのかな...。
冬夏
((`ω´。)(。`ω´))ブンブン
冬夏
そんなわけないですよね...貴族なんて本質は何も変わりませんし...。
春雪
そうかな?
冬夏
うひゃあ!?
冬夏
な、なんですか?
春雪
さすがにそれ取り繕うのは無理じゃないかな...?
冬夏
うるさいですよ!!
冬夏
そ、それで、なんの御用ですか?
春雪
用事あったんだけど〜...その前に!
春雪
私のおにぃに対する認識変えてもらいます
冬夏
はい?
春雪
まぁいいから話聞いててね
冬夏
えぇ...
春雪
私のおにぃはね?昔、奴隷だったことがあるの。
春雪
なんでも特殊な力があるからーって
春雪
んで、そこに目をつけた貴族がこぞっておにぃを狙ってたよ
春雪
それでいくらおにぃといえど捕まっちゃったんだ。
春雪
そこから10何年はその状態だったよ
冬夏
え?...あの人って10代じゃないんですか...?
春雪
やっぱそう見えるよね
春雪
あれでも20代だよ
春雪
まぁ、なったのはつい昨日だけど
冬夏
え...じゃ、じゃあいったいあの人は何年間奴隷になってたんですか?
春雪
17年間
冬夏
...は?
春雪
17年間、体調を崩しても
春雪
どうなっていても...死にかけるまで使われ、捨てられた
春雪
かくいう私もそうなんだけどね
春雪
私も特別な力があり狙われてたんだ
春雪
でも...私ともう1人、髑髏ちゃんは、おにぃに助けられている
春雪
私達に自由をくれた
冬夏
なんで...そんな
冬夏
じゃあなんで!!
冬夏
あの人は...あんなにも優しくできているんですか?
冬夏
そんなことがあったのに
春雪
それはね...
夏雪
春雪。
夏雪
もうやめろ
夏雪
それ以上は話さなくていい
春雪
おにぃ...
夏雪
はぁ...
夏雪
あ"っ...ぐぅ...
春雪
おにぃ!(春雪を支える)
夏雪
...わるい
春雪
わたしこそ...ごめん
夏雪
いい...気にするな...。
夏雪
...悪いな冬夏...こんなところ見せちまって
冬夏
っ...あ、いえ、大丈夫です
春雪
おにぃ...
夏雪
っつ...悪い、もう大丈夫だ。
夏雪
俺は自分の部屋にいるから...なんかあったらこい。
春雪
...うん、わかった...
ガチャ
春雪
おにぃ...大丈夫かな...
冬夏
...。
冬夏
...心配なら様子を見に行ったらいかがですか?
春雪
ううん...おにぃはきっと、それを望んでない
春雪
だから行かない
冬夏
信じているんですね
春雪
もちろん
春雪
だっておにぃは...私が1番信じれる人だから
冬夏
そう...ですか
冬夏
(...あの人なら、信じてみてもいいのかな...)
春雪
...よかったらさ...おにぃのとこ行ってあげて
冬夏
なんで...ですか?
春雪
なんとなくだけどさ...わたしより冬夏の方がいいと思うんだ
春雪
だからさ!おにぃのとこ行ってあげて!
冬夏
いや...でも...
春雪
もぉ...行ってきて!(冬夏を無理やり部屋からだす)
ガチャ
春雪
おにぃをお願い...
春雪
あの人は...ずっと孤独だから...
夏雪
はぁ...はぁ...
夏雪
早く休まねぇとな...
夏雪
ゲホッゲホッ
コンコンコン
夏雪
春雪か...?
夏雪
いいぞ...入って
冬夏
失礼します...
夏雪
冬夏...!?
夏雪
な、なんでお前が...
冬夏
別になんでもいいでしょう?
夏雪
いや...いいけど...
夏雪
...怖く...ないのか?
冬夏
怖いですよ
冬夏
その証拠に手、震えてますから
夏雪
じゃあ...なんで来たんだ?
冬夏
...心配になったからです
夏雪
怖いって思ってる相手心配するとは...やさしいな
冬夏
いいえ。優しくないです
冬夏
それに
冬夏
一番の理由は少しは信じてみてもいいかな...と思ったんです
夏雪
...なんでだ
夏雪
...同情でもしたか
夏雪
聞いたんだろ?奴隷だったって話
冬夏
ええ...聞きました
冬夏
でも...同情はしませんね
夏雪
へぇ...?
冬夏
春雪さんはあんなにあなたを慕っているのに
冬夏
あなた、信じていませんよね
夏雪
どこでそう思ったんだ?
冬夏
...認めるんですね
夏雪
あぁ...本当のことだからな
夏雪
で?それと信じることになんの繋がりがある?
冬夏
あなたが人を信じられるように私をまずは信じていただこうと思って
夏雪
長く関わっていないお前をか?
夏雪
はっw。無理に決まってんだろ
冬夏
いいです
冬夏
あなたがそう思っていても私は諦めませんから
夏雪
せいぜい頑張ってみろ
星澪紗
おかえりぃ
星澪紗
どだったかな?
星澪紗
今回割と短かったかな?
星澪紗
まぁいいか
星澪紗
さてさて
星澪紗
あんまり話すこともないから終わろっか
星澪紗
それじゃあ
星澪紗
ばいほし〜







