それで、その後病院の先生にバレて怒られたんだっけ…
○○
懐かしいなぁ
○○
元気にしてるかな…
“シッマ”
私の好きな人
それは今でも変わらない。
○○
せめて、死ぬ前に気持ちだけでも伝えたい。
○○
でもそんなことしたってシッマを困らせるだけだし、
○○
○○
……ツッ
頬に一筋の涙が流れる。
それを境にダムが決壊したみたいに涙が溢れ、流れていく。
○○
……ウッ、
○○
グスッ____
○○
シッマぁぁぁ………グスッ
どうしたらいいの?
私はどうしたい?
自分に問いかける。
○○
私は___
考える前に体は動くものなんだな、
自分に問う必要も無かった
もう答えは決まっていたから。
午後11時51分
私はシッマに電話をかけた。
規則正しく音楽が流れ続ける
○○
こんな時間だし、やっぱり出ないよね…
それでもほんのちょっとの期待を込めて、
○○
あと10コールだけ。
あと10コール待って出なかったら諦めよう
○○
……!
kn
もしもーし
○○
もっ、もしもし?!
kn
どうしたんや?こんな時間に
○○
あ、えっと、…
kn
?
○○
あの、さ
○○
来月の夏祭り一緒に行かない?
kn
○○
あ、やっぱなんでもなi((
kn
いいで!
kn
行こうや!夏祭り!
○○
………へ?
kn
へ?ってw
kn
自分で聞いたくせにw
○○
う、うるさいなぁ///
○○
もう遅いし、時間とかはまた今度連絡するね。
kn
おん!楽しみにしとくわ!!
○○
ん、ありがと
kn
あ、今回はちゃんと許可取って来いよ?
○○
わかってるってw
kn
じゃ、おやすみ○○
○○
うん。シッマも、おやすみ
○○
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通話
03:16
○○
______っやったぁぁぁ!!
○○
楽しみだなぁ(*´ω`*)
死ぬ前にまた、シッマと一緒にいたい
シッマとの思い出をひとつでも増やしたい。
写真もいっぱい撮ろう
屋台も全部制覇して、
迷子にならないようにって手なんか繋いじゃったり…
なんてね
夏祭りまであと1ヶ月。
私が死ぬまであと3ヶ月。







