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結翔

今から家に向かいます

南海

うん、待ってるね

南海は返信をしながらエプロンをして夕飯の準備をしていた。

得意料理のポテトサラダが作り終わり、あとは冷凍食品の唐揚げとお味噌汁を作ろうとしていた。ご飯は炊飯器で炊いている。

結翔

あ、南海さんソーダとオレンジどっちが好きですか?

南海

えっと…ソーダかな

結翔

わかりました

明日の分の準備もしながら南海は結翔を待った。

結翔がインターホンを鳴らすと少しして扉が開いた。

南海

結翔くん!どうぞ

結翔

はい、おじゃまします

南海

お疲れ様

仕事終わりということもあって白シャツにネクタイをして結翔は現れた。

結翔を部屋に誘導して南海は後ろから結翔のお腹に手を回して抱きしめた。

結翔

どうしたんですか?

南海

2週間会えなかったから

結翔

意外と甘えん坊さんですね

南海

…そうかもね

結翔が南海の腕の中で振り向いて南海をぎゅっと抱きしめた。

南海

結翔くんお腹空いてる?

結翔

はい

南海

じゃあ、冷蔵庫からポテトサラダ持ってくるね

結翔

あ、ついでにサイダーと…これ入れてください

南海

これ…カシスリキュール!

結翔

これあればカシスソーダ飲めますよ

南海

嬉しい!

結翔

ご飯食べたら作りますね

南海

ありがとう!

南海はワカメと豆腐のお味噌汁とポテトサラダ、冷凍の唐揚げ、ご飯を盛ってテーブルに持って行った。

結翔

ポテサラめっちゃ美味しそうですね…

南海

得意料理だからね

結翔

じゃあいただきます

南海

いただきます

結翔がポテトサラダに手を伸ばす。 一口食べると結翔の顔がぱぁっと輝いた。

結翔

美味しいです!

南海

よかった〜

南海も口にポテトサラダを運ぶ。何度も作ってきた味に安心した。

南海

うん、いつも通り

結翔

すごく美味しいです
ありがとうございます

南海

こちらこそ
そんなに美味しいって言ってくれてありがとう

家族以外の誰かに自分の作った料理を振る舞うのも、それを「美味しい」と言われるのも初めてで南海はすごく嬉しかった。

その相手が結翔で、ちゃんと好きな人で彼氏であることも嬉しかった。

結翔

美味しかったです
ごちそうさまでした

南海

ごちそうさまでした

南海がさっさと片付けていると結翔がさっと手伝ってくれた。

南海

座っててもいいのに

結翔

いいですよ、手伝います

南海

…ありがとう

結翔

あ、南海さん透明のコップってありますか?

南海

そこの棚に入ってるよー

結翔

借りますね

南海

うん…あっ!

南海はそのままお皿を洗い終わってから気づいた。コップを出した結翔の前で急いで棚の扉を閉めた。

南海

棚の中見た…よね

結翔

え、はい

南海

……

結翔

…明日のお昼インスタントラーメンにします?

南海

バレたか…

結翔

え、普通じゃないですか?
俺、一人暮らししたことないですけど俺の家にもあれくらいありますよ

南海

そう…?

結翔

もしかして…それがバレたくなかったんですか?

南海

だって…本当に料理するのに嘘っぽくなるから…

結翔

いや、今日のポテサラ見たらちゃんと料理する人だってわかります

結翔がグラスとカシスリキュールを持ってテーブルに向かう。

結翔

南海さん、炭酸水出してください

南海

あ、うん

南海は結翔が買ってきた炭酸水のペットボトルを冷蔵庫から出してテーブルに向かった。

結翔

じゃあ、お礼にカシスソーダ作りますね

南海

嬉しい!ありがとう

南海はスマホを起動して、動画を撮り始めた。

結翔は笑いつつもノリノリでカシスリキュールをカメラに向けてしっかりとラベルを見せていた。

南海

YouTuberみたい…

結翔の手はバーテンダーのように動く。白シャツにネクタイにギャルソンのエプロンも相まって本物のバーテンダーみたいだ。

結翔

どうぞ

南海

いただきます

南海はスマホを閉じた。

コップを傾けてぐっと飲み込んだ。カシスリキュールの甘さ、ソーダの炭酸、いつも飲んでいる一番好きなカシスソーダの味がした。

南海

美味しい!

結翔

よかったです

南海

カシスソーダって作れるんだね、だからビールみたいに売ってないんだ

結翔

だからってわけじゃないと思いますけど、どっちも普通にスーパーに売ってるので作れますよ

南海の分と結翔の分、二人分のカシスソーダを作った結翔は満足そうな顔をして自分のカシスソーダを飲んだ。

次に作ってくれたのは日本酒のカルピスソーダ割りだった。日本酒とカルピスに炭酸水を入れた。その様子も南海はカメラに撮っていた。

南海

何これ…美味しい

結翔

ですよね?

南海

普通に日本酒飲むよりも飲みやすい…

南海は酒が好きだがそこまで強くない。何回か日本酒を瓶で買って家で飲んでいたことがあるが、飲み切るまで数日かかった。 1日で日本酒は二杯が限界だった。

結翔

これすごく美味しかったので南海さんにも飲んで欲しかったんです!

南海

うん、すごく美味しいよ
ありがとう

結翔

喜んでもらえて嬉しいです…

南海がお酒を飲み終わったカップを洗っている間に結翔はTシャツに着替えていた。

南海

あ、着替えたの?

結翔

ずっとネクタイしてるのはキツいんで

南海

そっか

南海がソファに座ると結翔も隣に座った。 二人の間に距離はない。

結翔の手が南海に伸びる 。

結翔

南海さん…

南海

結翔くん…

結翔は南海を抱きしめた。 二人は見つめ合って吸い寄せられるように唇を重ねた。

結翔の手が南海の服の中に入り南海の背中を結翔の手のひらが滑っていく。

南海

ん、んん…

結翔

…んっ、南海さん…
もう…我慢できない…

南海

結翔くん…

南海も結翔の服の中に手を入れて中指で背骨のラインをなぞった。

結翔

南海さん…南海さんっ…!

ゆっくりとブラウスが脱がされて床に落ちる。

結翔

好き…

南海

結翔くん…

結翔は忙しなくTシャツを脱ぐと再び南海を抱きしめた。

結翔

好き….好きだよ…

南海

私も好きだよ…

結翔

…ベッド行く?

南海

うん…

南海が頷くと結翔は軽々と南海を抱き上げてベッドまで運んだ。

結翔

…南海さん…

南海

結翔くん…

南海は覆い被さっている結翔の頬を安心させるように手のひらで包んで微笑んだ。

結翔

嫌だったら言ってください…

南海

大丈夫だよ…

初めてじゃないけど

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