ホソク
JH side.
○○が泣いた。
テヒョンの言葉に、安心したかのように。
認めないといけない。
まちがってたのは俺たちだったことを。
痛いのは、○○の方なのに、
それでも、ずっと、心が痛かった。
俺が恐れてたのはこれだった。
○○が悪いと信じて疑わなかった。
ミンソを守るため。
そんな理由で○○に酷い仕打ちをしていた。
でも、それが嘘だとわかったら?
何の罪もないこいつを、いじめていたと知ったら?
「悪者」はどう考えても俺たち
俺は、自分が悪いと認めるのが怖かった。
でも、いつまでもこのままで良い訳がない。
変わるんだよ。
俺も、伝えたい。
「ごめんね」って。
俺も、2人みたいに強くなりたい。
俺も、2人みたいに守りたい。
君が、してくれたように。
JH「○○」
JH「今までごめん」
伝えたら、何か変わるかな。
JH「気づかなくて、ごめん」
前みたいに、戻れるかな。
もし戻れたら、何をしようか。
また、君のダンスを近くで見たいな。
君のダンスは、女の子とは思えない程の迫力があって、俺はいつも焦ってた。
でも、そんな俺を見て言うんだ。
「ホソクオッパには適わないけどね」って。
俺に自信をくれたのは、君だった。
最後に2人で練習したのは、いつだろう。
そんなことも、思い出せない。
すぐじゃなくていい、
どれだけ時間がかかってもいいから、
俺は、
「ありがとう、ホソクオッパ」
君とまた、笑いたいよ。