それから僕は先生に 着いていくまま歩いた。
蒼太
(ほんとに、空から建物、何から何まで灰色だな…)
蒼太
(遠くに見えるあのおっきいお城が女王様がいる場所なのかな?)
人々の大半は城に向かって歩いているように見える。
蒼太
(…人間少なからず罪を背負って生きてるんだと思ってたけど)
蒼太
(その大衆にすら含まれないって、先生は一体何をしたんだろ…?)
蒼太
(先生以外にも役職を背負っている彩人はどのくらいいるのかな…)
ノワール
おーい
蒼太
はっ
ノワール
こっちだぞ
蒼太
(曲がり角…!声掛けてくれなかったら考えにふけっちゃってた…)
蒼太
すみません!今行きます!
蒼太
(優しいなぁ…本当に)
ノワール
ここだな
蒼太
わぁ…
ノワール
もう夕方か…
蒼太
たしか夜は危ないんでしたよね?
ノワール
あぁ
ノワール
んじゃ、遠慮なく入ってくれ
蒼太
はーい。お邪魔します
蒼太
わぁ…すごい…
蒼太
(待合室のファンタジー背景素材なかったんだろうな…)
ノワール
ん?今なんかメタいこと考えたか?
蒼太
あー、ははは
蒼太
そんなわけないじゃないですか
ノワール
ふぅん…ま、いいや
ノワール
ここが待合室
蒼太
酒場みたi(((
ノワール
ん?
蒼太
ナンデモナイデス
ノワール
ここが診察室
蒼太
前衛的ですね
ノワール
ここが病室だな
蒼太
え、入ってもいいんですか?
ノワール
はは、まぁいいだろ
蒼太
そんな適当な…
あ、先生。とそっちの人は…ひっ?!彩人…!?
蒼太
あ…
ノワール
こらこら、これから役職がつくってだけだ。新人だからって怖がってやるな
う…すみません…だってその…オーラの圧が…
蒼太
(あぁ、ボクが生きてる魂だから…)
蒼太
すみません…
え…?!彩人が謝っ…?!す、すみません…!僕が悪かったので、殴らないでください…!
蒼太
そ、そんなことしないのに…
蒼太
(この世界で彩人ってどんな扱い受けてんだろ…)
ノワール
ははは、新人が怖がるだろ〜やめろって
ひ…す、すみません…
蒼太
(せ、先生から圧を感じる…)
ノワール
で、まぁ少し遅れたがここがお前の部屋だ
蒼太
わぁ、すごい綺麗
蒼太
今までの部屋と雰囲気が違いますね
ノワール
…まぁ、な
ノワール
……アイツの趣味だし(ボソッ)
蒼太
?今なんて…
ノワール
いや?なんでもない
蒼太
(お風呂もトイレもキッチンも、全部綺麗だった…ファンタジーって感じのデザイン)
ノワール
ここ…は、まぁ、中はいいか
ノワール
ここが俺の部屋だな。夜は仕事があるからいないけど
蒼太
仕事?
ノワール
あぁ、言い忘れてたな。彩人には役職以外にもう一つ仕事があって
ノワール
彩人は、色彩というものを持っている
蒼太
シキサイ…
ノワール
色彩は、本人の色に伴った能力の事だ
蒼太
つまり、某漫画たちでは「個性」や「異能力」や「異常性」や「ジキル」とか呼ばれる感じの…?!
ノワール
最後のだけ知らないが…まぁ、そんなもんだ
ノワール
(この作品はメカ○クに多少なりとも影響を受けてるんだがな…)
蒼太
今メタいこと考えましたね?
ノワール
はは、そんなわけないだろ (目逸らし)
蒼太
先生の色って何色ですか?全体的に黒っぽいし、やっぱり黒ですか?
ノワール
あ〜…俺はな
先生は一瞬だけ扉の中に 手を突っ込み、 何かしらを取り出した。
蒼太
…!白衣…
ノワール
よいせ…
先生が白衣を着て髪を結んだ途端…
町医者
どうだ?
蒼太
…朱(アカ)……
町医者
そ。赤は血小板の色でもあるな。そして血は…乾くと黒ずむ
蒼太
なるほど…!なんか厨二病k
町医者
ん〜?
蒼太
ナンデモナイデス
町医者
そして俺の色彩は色を取り戻す。
町医者
簡単に言うと蘇生させるんだよな
蒼太
それって、ボクに使えば生き返れたり…?
町医者
…残念ながら
町医者
更に噛み砕くと時間を巻き戻すことに近い
町医者
この状態で俺が合図をすると…
先生が指を鳴らす。
蒼太
あれ…?!ボクの泊まる部屋に戻ってきた…
町医者
そういうことだ。好きな対象を好きな場所に戻せる。
蒼太
す、すごい…
町医者
んじゃ、俺は仕事に行ってくるから
町医者
風呂入って早めに寝ろよー
蒼太
はーい
先生はひらひらと手を振って 外に出ていってしまった。
蒼太
…あ
蒼太
結局、夜の仕事がなんなのか聞きそびれちゃったな…






