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注意 ご本人様とは関係ありません キャラ崩壊注意 ニセ関西弁注意 いじめ表現あり 死ネタ要素あり 学パロ それでもいい方はタっプを

kn

(緊張するな)

俺は今utの家の前まで来てる

やはり、こういった場面はあまり俺は向いていない

そして、勇気を持ってインターホンを押した

はーい

メイクが濃く、香水が濃く鼻がツーンとする

kn

俺は、鬱君の持ち物を持って参りました

kn

良ければなのですが、鬱君に合わせてくださいませんか?

‼︎わかりました、いいですよ

少しびっくりした様子で笑いかけるutの母はとてもお淑やかだ

だからutもあんなにもお淑やかなんだな

そう思いながらも、俺はutの部屋の前まで来た

ut〜⁇先生よ

その時、ガチャと音がする

ut

先生、お久しぶりです

全体的に顔が青白い、それに前見た時よりも薄い気がする

kn

驚いて声が出なくなる

ut

母さん、僕と先生2人で話すね

ええ、いいわよ、お茶とお菓子は持って行く?

ut

うん、大丈夫だよ

そう?それじゃあごゆっくり

そして、母はこの場から出て行く

ut

...何しに来たんですか、先生

先程とは打って変わって目付きが鋭い

それでも、俺はすべき事があるから

またあの時みたいに...

kn

どうして学校に来ないんや?

ut

関係ありません

kn

俺はお前が心配で...‼︎

そう言った瞬間、机を強く叩く

ut

やめてくださいよ‼︎

ut

もうやだなんだよ

ut

クラスに入ったらいじめられて

ut

体も心もボロボロで助けを求めたのに誰も助けてくれない

ut

母さんも....‼︎母さんも...

ut

お酒を朝から晩まで飲んで、前みたいに僕を褒めないで

ut

叩いたり暴言ぶつけて、居場所も無くて...

ut

やっと保健室という居場所を見つけたのに...

kn

........

初めて見る表情ばかりで胸が痛くなる

もしも、あの時俺が行こうなんて言わなければ

彼の心は壊れていなかったのかもしれない

やはり、俺はまた選択を間違えた

ut

どうしたら、ええんよ

そう言う彼の目には涙が流れる

俺はその背中を摩る事しかできない

そして、俺は思い出すように彼にこんな話をした

kn

俺は、昔生徒のSOSに気づかずそのまま自殺してしまった子がおるんや

kn

その子は誰からも慕われていて、生徒会として頑張っていた

kn

それで周りからの期待も多かった

kn

それが彼にとってのプレッシャーだったんや

kn

その子は死ぬ前に俺に聞いてきたんや

kn

人生ってなんですか?ってな

kn

俺はその時、楽しく生きる事って言うたんや

kn

でも、俺はそいつに言えなかった

kn

本当はもう一つ言うべきやった

kn

人生は壁にぶちあたってそれでもそれを超えて成長していく人生と言えばよかったんや

kn

だから、俺は、俺は選択を間違えないようにしてきたのにな

kn

ごめんな

utを掴みながら泣く俺は情けない

それでも俺は思いがあふれてしまう

それでも、本心を言わないと届かない

kn

だから、学校にゆっくりでもいいから、来てね?

泣きながら、伝える

ut

うん、わかった

ut

先生、頑張るよ

泣いて顔がぐちゃぐちゃになっても笑いかける

一緒に笑う

この辛ささえも共有したい

保健室常連の君へ[完結]

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