だいぶ間空いてるので 一度読み直すことをおすすめします✋🏻
黄青( 攻め受け要素なし )
stxxx
nmmn
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次回、次次回 最終話の予定
黄
ハッキリ聞こえた彼の 甘くて溶けてしまいそうな優しい声
僕はびっくりして 目を丸くしてしまった
青
僕は今にも出てきそうな興奮を 自分の胸に抑え、言った。
あまり深く追求しないほうが いいと思った。
そりゃ声をかけてくれたことは 嬉しかったけれど、
僕がそれに過剰に反応した結果が昨日の出来事だから。
気を遣うことができるようになった僕に少し関心した。
..自意識過剰かな?
それから一週間後くらい
あの日から 彼は度々声を出すようになっていた
最初の方は感動で涙が溢れるレベルで嬉しかった僕だが
数日も経つと慣れていくようで、 普通に会話を楽しんだ。
青
黄
想像してたよりずーっといじわるで 笑い混じりの彼の声
僕は話すことが好きだったけれど
声を聞けるってことが どれだけ楽しくて幸せなのか
彼のお陰で身に染みて感じた。
青
黄
青
「叶うことなら、」 そういう彼は相変わらず
僕に姿を現そうとしない
だけど今はそんなこと気にしてない
彼が声を発せるくらいには元気になれたことが嬉しかった。
黄
黄
青
黄
青
黄
青
黄
扉で見えないけれど多分悪魔みたいに笑ってるであろう顔
恥ずかしいけれど、
桃くんの言ってたことを最近になって、やっと自覚したみたい。
「__僕は彼が、黄くんが好きだ。」
黄
彼の歌声を聞いて 自然と出てしまった言葉
そのくらい彼の歌声は地声とか想像できないくらい綺麗なものだった。
だけどその感動に浸るのも数秒 あとは後悔で埋め尽くされた
声を聞かれた。気持ち悪がられる 問い詰められる。どうしよう
そんな感情ばかりが巡って、 今すぐにでも布団に潜ってしまおう
そう思っていた時だった。
青
彼は僕にそう言った直後 扉の前からは気配がなくなった。
彼は帰った。 たぶん、僕を気遣って
僕にとってどれほど それが有難かったことか
彼は歌声が綺麗だけど 内面も綺麗なのだと思った。
それから僕は彼の、 青くんの優しさに甘えて
少しずつ、ほんの少しずつ 声を出してみることにした。
初めはほんと挨拶だけ、 これだけでも数時間は練習した。
青
黄
黄
声が裏返って 上手く話せなかった僕だったけれど
彼は笑って受け入れてくれた。
そんなんだったから
僕が普通に話せるようになるまで、 あまり時間はかからなかった。
青
黄
青
黄
青
黄
ついつい楽しくなっちゃって 普段の自分の性格が出ちゃったけど
それでも青ちゃんは ありのままの僕を受け入れてくれた。
ある時 彼は言った
青
青
黄
びっくりした
いつも自分に自信がありそうな 彼だったから
何よりも自分の全てを 愛しているのかと思っていた。
青
青
黄
青
青
黄
青
青
黄
その瞬間 何かがぷつりと切れた気がした
気付けば僕は嗚咽を漏らしながら 涙を流していた。
青
そんな僕を心配するように 彼は声をかける
僕はあまりこういう感情を 経験したことがなかったから
いや、ずっと閉じ込めていたから すぐ気付けなかった。
でも今わかった
この胸の高鳴りは 過ぎていくのが惜しい時間は
全部、そういうことだったんだ。
僕は扉に手をそっとくっ付けて 声を振り絞った
黄
黄
続きます
黄くんの学校に行けない理由って なんなんだろう、
気付かないふりをしていた感情ってなんなんでしょうね。
コメント
3件
最高でしたー!!🥺💗