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無名
無名
類
司
⚠キャラ崩壊 ※オメガバース ※凄く変
無名
無名
無名
とある日の朝
広い空間に出る。
類
いつものように、軽くお辞儀をする。
母親
類
いつもは仕事でいないお母様が、帰ってきていた。
母親
類
命令口調でも、何とも思わなかった。
お母様は、昔からそうだったから。
母親
何かを思い出したかのように、こちらに近づいてくる。
母親
類
母親
母親
ツンとした表情から、圧が重なる。
お母様が話す時は、表情があまり変わらない。
でも、こういう時だけは圧がかかる。
類
扉を閉め、自分の部屋へと歩く。 時間が刻一刻と過ぎる。
お嬢様、そろそろ時間でごさいます。
執事が扉の前で話す。
毎日、学校には執事が車で送ってくれる。
類
身支度を済まし、家を出た。
放課後
仲の良いクラスメイトはみな、部活動に行った。
校門前に止まっている車に乗り、学校を立ち去る。
類
執事が、こちらを少しだけ見る。
類
一瞬、戸惑ったような顔をしたような気がした。
私には分かりません。旦那様や奥様にお聞きください。
類
執事は、少し困ったような顔をして、運転を続ける。
生まれた時から理由があって、女の子として育ってきた。
国民や、友達を騙したい訳じゃない。
でも、そうするしかなかった。
夕方
家庭教師
類
この教師は、本当に頭が悪い。
学校で習っているような問題を次々と出してくる。
一度、教師に話したことがあるが、逆に怒られて帰ってしまった。
__本当に、頭が悪い。
家庭教師
家庭教師
今日の課題も、分かる範囲だ。
こんなの、やっても意味がないと言っても過言ではない。
家庭教師
そう言い、その場を去る。 数秒後、また扉が開く。
父親
類
父親
そう言えば、今朝お母様が許婚が来ると言っていた。
父親
メイドが部屋に入ってくる。
類
それは明らかに女性が着るような、上品な洋服だった。
やっぱり皆、私を女の子としか見ていない。
類
父親
歩き出した足を止める。
類
その瞬間、頬に何かがぶつかった。
それは、お父様の拳だった。
父親
足が震え、涙が溢れそうだった。
父親
お父様は、怒った口調で話し、扉を少し乱暴に閉めた。
メイドが着替えを手伝う。
自分だけでもできるのに。
本当に人間って
類
「お待ちしておりました」と、執事が話す。
目の前に座ったのは、僕の許婚。
司
自分の立場を分かった上で、様付けをしなかった。
少なくとも、そこら辺の人よりも頭が良い事は分かる。
類
ぎこちない笑顔だったのか、少し困った表情をしていた。
執事がお父様の代わりに話をしている。
内容はそこまで難しくはない。
司
退屈そうにしていた自分に気づき、話題を振ってくれたのだろう。
類
司
話題が途切れてしまった。
司
類
司
類
話をそらしてしまった。申し訳ないが、これは話したくない。
司
類
真剣な顔になり、小声で話しかけてきた。
司
彼は少し、呼吸が乱れているようだった。でも、僕が頷くとすぐ戻った。
類
ちょうど話が終わったのか、執事らがこちらを見てきた。
類
相手側の執事は少しオドオドしていた。
司
深くお辞儀をされ、少し動揺してしまう。
でも、すぐに冷静にならなければならない。
類
司
司
類
司
その瞬間、世界が止まったような気がした。
次の日は、国内、国外の偉い方が次々と祝いに来た。
みんな、私たちのお祝いをしてくださり、本当に光栄だった。
__そう、"だった"はずだ。
今はもう、一人にしてほしい。
お願いだから、誰も来ないで。
そう、思っていたのに。
司
一番、来てほしくない人が来てしまった。
司
類
司
あぁ、……彼も気付いたようだ。
司
彼は僕を抱き上げ、そのまま近くの部屋に連れて行ってくれた。
類
司
彼のいう通りにし、落ち着いて呼吸を整えた。
でも、悪化するばかり。
こんな"声"を聞かれたら、………
類
司
類
婚約者の前で、恥を晒してる。
相手は、ずっと混乱してる。気づいているのか、いないのか分からない。
司
少なくとも、この匂いから…分かってしまったのだろう。
司
そっと唇に何かが触れ、口の中に入ってくる。
類
舌が何かと絡む。声が漏れそうだ。
類
司
司
気づくと、その苦しみはとうに終わっていた。
類
初めて、くん付けで呼んでみた。
司、くんは……顔を真っ赤にしていた。
司
類
司
類
司
類
司
口調がいつもと違う。
何か、嫌な予感がする。
司
類
突然の発言に、一瞬息ができなくなった。
司
類
類
司
突然、近くのベッドに押し倒された。
類
その瞳の中は、いつもの美しい光がなかった。
なにか、別の気配がした。
司
彼の指が、鎖骨当たりをなぞる。
類
司
司
小さく頷くと、顔が近づき、その勢いで触れてしまう。
口の中に入ってくるものは、彼の舌だ。
司
類
クチュ…クチュ……と、口の中で音が鳴る。
司
頭が真っ白になり、何も考えられない。
少しずつ服を脱がされていく。
司
肌が見えてしまったのか、少し顔を赤くして見ている。
その肌に少し触れられただけで、心がザワザワする。
司
そっと触っても、どうせ激しくする癖に、…そっと。
クリッ
類
司
ゆっくりとお腹をさする。
司くんの指は優しく、とても気持ち良い。
司
類
頭の先から爪先まで、全てを曝け出す。
司
気付いたら彼はベルトを緩め、ズボンを脱いでいた。
類
司くんのモノはどんどんナカに入っていく。
類
今まで感じたことのないような感覚。
声もでたことのない声がでて、…何が起こっているのか理解ができなかった。
司
ああ、やっぱり α はずるい。
好きな人の顔をずっと見ていられる。
しかも、皆が知らない顔を。
司くんは僕の手を舐め、そのまま僕の口にも咥えさせる。
類
司
少し雰囲気が変わりつつあった。
まるで、獣が僕を襲っているかのような。
司
ズチュンッッ
類
突然の動きに、身体がついていけない。
腰を振りたい訳じゃないのに止まらない。
類
類
司
司
司くんは少し焦っているようだった。
でも、その手は止めずにいいトコを探してる。
類
司
ゆっくり、ゆっくりと動いていく。
類
類
司
類
突然、身体が熱くなった。
簡単に呼吸ができない。そして、何か足りない。
類
司
彼のモノが欲しくて、身体が言う事を聞かない。
類
類
司
困惑しているようだったが、どうしても我慢ができなかった。
ゆっくり触り、彼は少し震える。
司
類
そっと咥え、彼の反応を見る。
やはり、 α でも感じることはあるようだ。
類
類
司
全部、全部、……大嫌いな物が好きになった。
自分の身体も、政略結婚も、この声も。
全部、…どうでもよかったはず。
類
司
類
少し、扉が軋む音がした。
その先を見ると、
類
母親
お母様のこんな顔、見たことがなかった、
司
母親
お母様は、いつでもクールな見た目で、周りに厳しい方だ。
それなのに、…なぜこんなに怒っているのか、分からない。
司
司
司くんは僕の顎を掴み、お母様に見せるように向けた。
お母様は、僕の顔を見て少し戸惑っていた。
母親
類
生まれて初めて、お母様に反対した。
類
お母様は、驚いていた。
何も言わずに、お母様は後退りした。
司
類
司
類
お母様は、呆然としていた。
お母様の事を考えているうちに、一気に突いてくる。
類
司
ゴリュッ
類
司
頭がふわふわしている。
司くんの指は、どんどん掻き乱していく。
類
司
顎を掴み、顔を上に向ける。
__やっぱり、上手だなぁ。
司
お母様の方を見てみる。
お母様は顔を真っ赤にして、こちらを見ていた。
母親
お母様は扉を開けたまま、去っていった。
すると、少し目眩がした。
司
類
司
僕の耳元で、囁く。
司
類
司
扉が開いているのを気にせずに突いてくる。
類
司
類
息苦しくても、止められない。
類
類
司
数年後
α
類
α
α
α
α
α
α
腕を掴まれ、身動きが取れない。
ボスだと思われる者が、近づいてくる。
司
類
α
司
αの質問を無視している。
彼の目は揺らがず、α達を掴んだ。
α
突如、司くんがα達を叩いた。
類
司
そう言った途端、周りから執事がやってきた。
次々と連れて行かれ、最後にボスだけが残る。
司
ニヤっと笑い、見送った。
ボスの顔には少し、汗をかいているようだった。
司
類
笑ってみせると、頬を赤く染めた。
司
類
彼は急に抱きついてきた。
司
そっと唇を重ねる。
類
司
類
司
数年前に誓った言葉。
『いつか、僕からも___』
司くんの首には、少し歪な唇の形が付いていた。
無名
無名
無名
無名
無名
無名
誤字、脱字はお許しください!
無名
無名
コメント
4件
めちゃくちゃ最高です!タップ数なんて気にしないぐらい最高でした! 私も作品を描いてるんですけどなかなか上手く出来ないので尊敬します!
久しぶりに見たわ。