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美羽side 剛に右目の件を話した翌日。 右目は念の為眼帯をつけ、 今日の仕事を済ませようと 台所に立った。
美羽
近くのスーパーに行こうと スマホとお財布をカバンに入れ 冷蔵庫の中にある食材を 確認しているものをメモに書き そろそろ出ようかと準備してたら 誰かから電話が来た。 画面を見ると剛からの電話だった。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
慌てて玄関のドアを開けると スーツケースを抱えて スマホを耳に当てている 剛の姿があった。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
リビングに招き入れ お茶を机の上に置いた。
椎葉
美羽
いるものを淡々と話してると すぐさま止められた。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
多少不便なとこもあるけど なんとかなる状態。 料理も掃除も時間はかかるが 1人でも生活ができていた。 そんなこと考えながら 剛の顔を伺ってると 目元に涙の跡のような ものがあった。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
なにか心当たりがあるのか 目を元乱暴に擦りだした剛。 濡れたタオルを彼に渡して 話を聞こうとすると口篭り出した。 喋りにくそうだったから 台所にたって 剛の好きな飲み物を机の上に置いた。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
なんのことか分からない様子だったから この間眼科の先生が 話してた内容を 覚えてる範囲で話し始める。 全て話終えると 何を思ったのか分からないが 両手を広げて 私を引き寄せてきた。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
しばらく何も言わずに 言われるがまま抱きしめられた。 彼がここまで言うのは珍しく 少し戸惑っていると 私の顔を覗き込むように 見つめてきた。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
付き合って1年目の時に 記念日間際に 私が風邪拗らせて肺炎になり それを黙っていたら どこからか聞きつけた剛が 病室に駆け込んで 鬼の形相で喧嘩になった。 黙っていた私も悪かったが その時のお互いのすれ違いもあり 不満を全てぶつけてしまった。 お互い言い過ぎてしばらく 距離を置いて 様子を見ていたが 喧嘩した翌日に剛がやってきて 仲直りをして 今でも仲良くしてもらっている。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
何か言いかけた時に タイミングよく剛のスマホに 電話がかかってきた。 慌てて電話に出る剛の横で 買い物に必要なものを 玄関に持っていく。 リビングに戻ると いつの間にか電話が終わったのか ソファで座って ボーっとしていた。
美羽
椎葉
同期の方から連絡で 遠征に行っているコーチから 電話があり 外泊届を代わりに出しておいたから 彼女さんの手伝いしてあげてのこと。
椎葉
美羽
椎葉
そう差し出してきたのは 親子丼だった。 彼の希望を聞き入れ メモに追加で必要なものを書き スーパーに向かうのだった。
次の日
美羽
椎葉
剛によれば 私の目の様子を心配してくれ 1人じゃ不安だろうからとの事。 申し訳ないと思いつつ 剛に手を引かれながら 廊下を進んでいくと 誰かが剛に話しかけた。
石黒
椎葉
美羽
石黒
椎葉
美羽
森木
石黒
森木
美羽
森木
椎葉
美羽
石黒
森木
椎葉
美羽
石黒
剛の案内の元 監督が待つベンチ裏にやってきた。 まだ監督が来ていなかったらしく その場で話しながら 待っていると 監督らしき人が話しかけてきた。
椎葉
2軍監督
椎葉
美羽
2軍監督
椎葉
剛に頼み事を託していて 私は半分聞いていなかったが しばらく上の空で聞いていた。 すると私に話を振られ 耳を傾ける。
2軍監督
美羽
2軍監督
美羽
椎葉
2軍監督
詳しい話を聞いて 仕事を受けようか迷ってしまう。 今の仕事も有難い事に 色々な番組やSNSに上げさせて 貰っていた。 それと並行してここの栄養士を 受けるとなると 私の身体が持つか分からないのが 1番の不安。
2軍監督
美羽
椎葉
2軍監督
椎葉
2軍監督
美羽
2軍監督
椎葉