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〇〇〇しないと出られない部屋。

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〇〇〇しないと出られない部屋。

1 - 〇〇〇しないと出られない部屋。 第1話

♥

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2020年04月26日

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結ばないと出られない部屋。

ウタ

え…ここ…は?

チエリ

…さっきまで教室にいたよね?

サト

閉じ込められてる…どうして!?

サト

やだぁ…っ

サト

モモセ、モモセ助けて…!

モモセ

サト落ち着いて

モモセ

この部屋、噂で聞いたことある

モモセ

出入口も窓もない真っ白な部屋で

モモセ

机の上にはタブレット

モモセ

机の下にわずかな食糧

モモセ

黒板には部屋名

ウタ

知ってる…聞いたことあるよ

ウタ

でもまさか本当のことだったなんて

モモセ

現実みたいだね

サト

モモセとウタは

サト

この部屋のこと知ってるの?

チエリ

ねぇここはなんなの!?

ウタ

私も存在するとは思ってなかった

ウタ

条件をクリアしないと

ウタ

私たちはこの部屋から出してもらえない

ウタ

噂では政府の研究機関が作った施設みたい

サト

なんで私たちが

サト

そんなところに閉じ込められたの…?

モモセ

この中に裏切者がいて

モモセ

アタシたちを研究機関に売ったのかもね

チエリ

そんな…嘘でしょ

チエリ

私たちがお互いを裏切るわけないよ!

モモセ

まぁそのことは後でじっくり話し合お

モモセ

まずはこの部屋から出る方法を考えよっか

ウタ

モモセ落ち着いてるね

モモセ

アタシがパニクったら

モモセ

みんな不安になっちゃうでしょ

モモセ

だいじょーぶだいじょーぶ

モモセ

うちらなら乗り越えられる!

モモセ

特にアタシとウタは

モモセ

学校で有名な最強コンビでしょ

ウタ

う、うん

ウタ

そんな風に言われてはいるけど…

チエリ

そうだね!

チエリ

モモセとウタはわが女子バスケ部を

チエリ

全国大会優勝に導いた最強のコンビだし

チエリ

きっとなんとかしてくれるよねっ

モモセ

まかせて

モモセ

タブレットの電源を入れてみよっか

◆ルール まずは穴開けパンチで小指に穴を開けてください。 全員の小指の穴に赤い糸を通して結んだら、部屋から出られます。 以上。

チエリ

は…はぁっ!?

ウタ

机の下に食糧以外に

ウタ

穴開けパンチと赤い糸がある

サト

指に穴を開けるなんてやだぁっ

チエリ

無理無理無理無理

チエリ

ねぇ出して!ここから出してよ!

モモセ

──チエリ、サト

モモセ

パニクったら敵の思うツボだってば

モモセ

そういう姿見たくて

モモセ

どこかにカメラ仕込んで見てるんでしょ

ウタ

…だろうね

ウタ

しかも私たちの友情が壊れるのを

ウタ

期待してるんだと思う

モモセ

相手の思惑がそうなら

モモセ

そういう姿は見せない方が

モモセ

敵に隙ができるかもしれない

モモセ

サト、チエリ

モモセ

何があってもパニクったり

モモセ

友情を壊したりしないって約束してくれる?

サト

…もちろん

チエリ

モモセを信じる

チエリ

それに、うちらは

チエリ

お互いに絶対裏切れない理由があるもんねっ

ウタ

…………

サト

…………

ウタ

(チエリはお調子者で空気読めない子だから)

ウタ

(気まずくなること平気で言うんだよな…)

モモセ

さ、まずは手分けして

モモセ

この部屋調べよう!

ウタ

(さすがモモセ)

ウタ

(聞こえないフリしてきっちり仕切ってる)

ウタ

(うちのグループにはモモセがいるから)

ウタ

(こんな部屋、きっと余裕だ)

~数時間後~

モモセ

どれだけ調べても

モモセ

やっぱ出られそうにないか…

ウタ

そうだね…

ウタ

タブレットに書かれたルールを

ウタ

クリアするしか方法がないみたい

サト

うっ…うっ…痛いのいやぁ

サト

モモセ助けてぇ…

ウタ

(サトは弱い子で)

ウタ

(誰かにくっついてないと落ち着かないから)

ウタ

(いちばん初めに参りはじめてる)

モモセ

サトのためにも

モモセ

早くこの部屋出なきゃね

ウタ

そうだね…

モモセ

よしっ

モモセ

みんな、さっさとやっちゃおう!

モモセ

早く行動した方が良いと思う!

モモセ

食糧に限りあるしね

チエリ

で、でもぉ

チエリ

パンチで指に穴開けるなんて

チエリ

想像しただけで無理っ

モモセ

そんなことないって

モモセ

ピアスと同じでしょ

モモセ

ちょっと開ける穴が大きめなだけ

ウタ

そうだね、なるべく冷やすのと

ウタ

先に糸で根本縛っておけば

ウタ

わりと大丈夫な気がする

ウタ

ほら、パンチの穴もそこまで大きくないし

モモセ

まずはアタシとウタがやってみよう

モモセ

ウタ、できる?

ウタ

もちろん

ウタ

私とモモセが先にやらなきゃね

モモセ

ウタならそう言ってくれると思った

モモセ

じゃあ準備しよう

ウタ

(どんなに痛くても)

ウタ

(絶対に悲鳴ひとつあげちゃいけない)

ウタ

(大したことないって顔してないと)

ウタ

(サトとチエリは指に穴なんか開けないだろう)

サト

モモセ…ウタ…平気なの?

チエリ

けっこう大丈夫なのかな…

モモセがテキパキと自分の小指を縛りはじめる。 ウタもそれにならって、赤い糸でキツく小指を縛った。 モモセは率先して、ハンドパンチを指にセットした。

サト

うっ…うっ…怖いよぉ…

モモセ

見てなくてもいいよ

モモセ

──いくね

バチン!

モモセ

ぎ…いぃ…!

肉の弾ける音が部屋に大きく響いた。 モモセの小指から、血がだらだらと滴り落ちる。

チエリ

うわぁぁぁっ!

サト

やだやだやだぁ…っ

モモセ

だ、大丈夫、大丈夫だって…!

モモセ

ほら、ウタも

ウタ

う、うん

ウタ

(正直怖い…)

ウタ

(めちゃくちゃ痛そうだし)

ウタ

(でも、モモセが悲鳴を堪えてるんだ)

ウタ

(私もやるしかない…!)

ウタ

(小指をパンチで挟んで)

ウタ

(骨に当たらないように、肉の部分に穴を開ける──)

バチン!

ウタ

ぐ…っ、うぅぅぅぅ…!

ウタ

(痛い痛い痛いよぉ…っ!)

ウタ

(目の前がちかちかする)

ウタ

(頭おかしくなっちゃう…!)

ウタ

た、大したことなかった…

チエリ

で、でもすごい血が出てるよぉっ

ウタ

ハンカチ巻いて止血すれば大丈夫

チエリ

できないって!

チエリ

やっぱり無理っ

モモセ

チエリ

モモセ

アタシたちは仲間でしょ?

モモセ

絶対に裏切れない仲間同士

モモセ

さっきチエリもそう言ってたでしょ

サト

そ、そうだよチエリ

サト

私たちは同じ罪を背負ってる同士

サト

裏切者は殺すって約束し合ったじゃん

チエリ

…そうだけど…

サト

私はモモセとウタを裏切らないよ?

サト

や、やる

モモセ

サトならそう言ってくれると思った

チエリ

チッ…

チエリ

コバンザメ女

モモセ

チエリ、そういうこと言わないよ

ウタ

…………

ウタ

(痛みで頭が朦朧とする)

ウタ

(モモセはやっぱりすごい)

ウタ

(こんな時でもしっかりリーダーしてるな…)

モモセ

やれるよね、チエリ?

チエリ

チエリ

わかったよ、わーかりました

モモセ

さっさと済ませちゃおう

モモセ

こんな部屋いつまでもいたくないし

サト

うん…

ウタ

サト、チエリ、小指縛ってあげる

チエリ

ねぇ痛くないんだよね?

チエリ

痛くないよね?ねっ?

ウタ

…大したことないってば

バチン!──バチン!

サト

ぎゃああああぁあぁ!

チエリ

痛いぃぃぃいぃっ!

チエリ

嘘つきぃぃっ!

サト

死ぬ死ぬ、死ぬ…っ

モモセ

指の穴に赤い糸を通すよ

モモセ

ほら、みんなで結べた!

モモセ

アタシたちの絆の証!

全員血まみれになって小指に赤い糸を結んだと同時、壁がゴゴゴと動いた。

ウタ

開いた!

ウタ

ねぇ部屋が開いたよサト、チエリ!

サト

ぎぃぃいぃ!

チエリ

ううううぅぅぅっ!

モモセ

アタシたちならすぐに乗り越えられるって思ってた

モモセ

ありがとうウタ

ウタ

モモセのおかげだよ

モモセ

ふふ

モモセ

やっぱアタシたちは最強のコンビ!

モモセ

さ、チエリとサトも

モモセ

部屋を出よう──えっ!?

サト

そんな…

チエリ

嘘ぉ!また次の部屋がある!

自殺しないと出られない部屋。

〇〇〇しないと出られない部屋。

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