ある年の夏、5人の幽霊に出会いました。

⚠️ 苦手な方地雷の方はﾏﾜﾚﾐｷﾞ🙇 ✘‎ネタあり ご本人様には関係ございません

スマホを見ると 18時過ぎ。 …一体どうして…ｯ ?

みこちゃんは唇を噛み締めた。 らんらんだって……俺だって

あいつのことは俺が この中で誰よりもわかってる。

思い出せ…あいつは どこに行く? なんでこんなことをしたがる…?

どうして…………ｯ?

〜10年前〜

暑い夏の日だった。

セミがみんみん鳴いて、日光ががんがん照りつける…そんな日だったことを覚えてる。

黙々とアイスを食べる 俺となつ。

沈黙の時間だったけど…その時間こそが 心地よくて…大好きだった

なつが 唐突に質問してきた。

俺はなつのその言葉を聞いて 顔をしかめたのを覚えている。

ほんとに理想の彼氏 彼女像じゃねぇか

冗談……で言うと なつは顔を真っ赤にしてこう言った。

あいつは これも思い出させようとしてたんだな…。

もちろん確証はない。でも …絶対にいるって 俺の体がいってるから。

俺の声が 詩楠公園にぽつりと響く。

さすがに朝からいたし…もうすることもないから。

俺は胸元に入っている手紙をそっと撫でた。

これは…絶対に読みたい、あいつの前で…。

そもそもこの計画自体、無謀だ。

この日 ぴったりにいるまに気づいてもらえるよう すちとの行動を調整した

まぁ…あのおじいさんがあの日 いなかったのはたまたまだけど…。

でも…結局この計画は いるまが消えた記憶を取り戻さないと何も起こらない。

つまり俺にはどうしようもないんだ

ｸﾞｲｯ

誰かにベンチに座っていた体を起こされた。

…怒られるかな? でも…ｯ 正直に言わないと。巻き込んじゃったわけだし

今になってすごく罪悪感が増してくる。

いくら大好きな人に思い出してほしかったからって…騙すようなことをして

本…当の…?

優しすぎるだろ…ｯ

俺の初恋の人へ

𝐍𝐞𝐱𝐭…♡720