ぼんじゅうる視点
ドズル
ドズさんのその一言で、メンバーの決意が固まった。そんな感じがする。
そこからは、団体になって邪獣を駆除し始めた。
メンバーとは、極力離れず、誰かがピンチになったら駆けつける。 そんな作戦だった。
ぼんじゅうる
どんなに駆除しても、校庭からどんどん湧いていく邪獣達に体力を奪わされそうだ。
ぼんじゅうる
俺の方にたくさんの邪獣が流れ込んで来た。
とても1人では駆除できない数だ。
ぼんじゅうる
ドズル
よし、ドズさんもくれば安定でき
パチンッ
どこかで指が鳴る音がした。
ぼんじゅうる
その瞬間、何処かに飛ばされた
シュンッッツツツ!!
ぼんじゅうる
気がつくと、俺は学校の屋上にいた。 太陽が出ていないからか、 周りは暗く、冷たいそよ風が俺の髪をなびいていた。
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
屋上の端っこ。 腕を後ろで組み、校庭を覗いて、 まるでこの戦場を楽しそうに傍観しているかのような邪獣。
どこかで見たことが、 ……いや、最近のことか、
ぼんじゅうる
今日は運が悪い。
ぼんじゅうる
そう、前駆除されたはずの邪獣 『サナ』
アイツが駆除されたあと、邪獣サナについて調べると、
総勢、 【700人の本質を喰らっている】 ということがわかったらしい。
邪獣『サナ』
そいつは無邪気に笑って言う
ぼんじゅうる
逃げないと、確実に死ぬ
邪獣『サナ』
そう言い、学校の屋上の柵を浮かせる
ぼんじゅうる
邪獣『サナ』
浮かせた柵達が次々に降って来る。
ぼんじゅうる
柵が俺に向かって投げ出され、音を立てて、地面にぶつかる。
ガシャンッッツツツ!!ガシャ”ッツツ!!ガタンッッツツツ!!”
ガラララッ、…
音がやみ、無音になる すると、邪獣がしくじったように、眉間にシワを寄せた
邪獣『サナ』
ぼんじゅうる
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
ぼんじゅうる
邪獣は黙り込み、何かを考えている。
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
思いついたと、言うと、 邪獣は俺にとっては衝撃の一言を放った
邪獣『サナ』
ぼんじゅうる
ぐちゃっ
そうすると、邪獣は自分の腕を引きちぎり、上に投げ出た
邪獣『サナ』
すると、邪獣の腕が俺一直線に飛んでくる
ぼんじゅうる
ドスンッッツツツ!!
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ビチャッッツツ、殴られた腕に反応できず、血を吐く。
邪獣『サナ』
ぼんじゅうる
袖で身を拭き、身構える。
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
再び柵を浮かせ、第二ラウンドへと再開する
しかし、さっきまでの体力もエネルギーも、残っておらず、 避けるのは無理だった。
グサッッツツツ
ぼんじゅうる
受け身を取ろうとした瞬間、胸に激痛が走る
ちょうど、先端が尖っていた柵が思いっきり胸に刺さったのだ。
ぼんじゅうる
ビシャッッツツツ!!ビチャっ、ポタッ、ポタッ、……
あたりの暗い黒色に赤色の血は鮮明に映る。
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
邪獣『サナ』
そう言い、屋上へと身を乗り出し、次の相手を探す素振りをする。
ガシッ!
その邪獣の足首を掴み、爪を食い込ませる
ぼんじゅうる
昔、じぃちゃんの家にあった。 あの言葉
絶対に使うなと言われたあの言葉。
今、走馬灯かのように思い出したよ、じぃちゃん。
仲間のためなら、使ってみせる。
天国に行った時に怒られちゃうかもな、…
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ダーク・ボトムレス 底無死闇
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
邪獣『サナ』
ぼんじゅうる
邪獣『サナ』
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
邪獣『サナ』
だんだんと、下に沈んでいき、闇に飲み込まれる
本当に楽しかった。この人生は
だけど、心残りがあるとしたら、
帰って、パティーができたいことぐらいか?
……あ、
うわー、生徒会の資料作ってねぇや
っま、ドズさんがやってくれるだろ
あぁ、考えてみると、心残りしかねぇや
もっと、生きたかったなぁ、…
今日は本当に運が悪い
、
ぼんじゅうる
静まり返った屋上には誰1人おらず、 サングラスの破片ぐらいしか、残っていなかった
次回【⛄️】『雪がやみませんね』
コメント
4件
がやっちょ様アイコン変わりました? アイコンかわぇぇ!
ぼんさぁぁぁぁぁぁん😭嘘だぁぁぁ!!!😭🥹生き返ると言ってくれぇぇぇぇぇぇ!!!!!😭😭
ぼんさん勇敢すぎ😭