放課後
一星 れる
誰も居ない教室で背伸びをした
一星 れる
一星 れる
ため息をついて、席をたった
少し小走りで 廊下を出ていった
一星 れる
鞄も持たずに。
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
担任
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
担任
担任
桜井 こえ
担任
担任
担任
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
担任
桜井 こえ
担任
桜井 こえ
担任
担任
桜井 こえ
担任
担任
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
過去の僕がフラッシュバックする
桜井 こえ
桜井 こえ
思い出したくない
僕の過去なんて
桜井 こえ
鼓動が早く鳴るのを感じる
心の傷が抉られる
そんなトラウマになった前の学校
桜井 こえ
靴箱を開けると僕の上履きには
大量の画鋲
桜井 こえ
教室に入れば
急に静かになる空間
机に書かれた悪口
時に置かれる百合の花
桜井 こえ
そして隠される教科書達
部活では 薄暗い所に呼び出され
暴言を吐かれ、暴行を喰らう毎日
クラスメイト(いじめっ子)
桜井 こえ
クラスメイト(いじめっ子)
クラスメイト(いじめっ子)
クラスメイト(いじめっ子)
桜井 こえ
クラスメイト(いじめっ子)
桜井 こえ
クラスメイト(いじめっ子)
クラスメイト(いじめっ子)
桜井 こえ
クラスメイト(いじめっ子)
クラスメイト(いじめっ子)
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
桜井 こえ
体が動かない
立ち上がれない
桜井 こえ
これで顧問にも叱られるんだ
報われなかった
勉強だって、運動だって
努力が実らなかった
1人で頑張ったのに。誰よりも努力したはずなのに
全部 全部
桜井 こえ
もうみんな僕をいじめるんだ
誰も味方はいないんだ
もう誰も信じられなかった
信じたくなかった
僕はまるで枯れた花のようでした
一星 れる