蓮と紗倉

猫　/　番外編 《ファンタジーです》

仕事が終わり、帰宅しようと 俺が住んでいるマンションに来ると 俺の部屋の玄関前に髪の長い子が 座っていた

5歳くらいだろうか、 細すぎてびっくりするほど

1月だと言うのに Tシャツ1枚

目線を合わせて 話をしていると、 さくらちゃんは脅えていた

居ないのか？

　よく見ると 靴も履いてなければ 手足は汚れていた

寒さで震えている さくらちゃん。

何も知らないのか…？

俺はさくらちゃんを抱っこして 部屋に入った

お風呂場

さくらちゃんは頭を横に振った

さくらちゃんは頭を縦に振った

服を脱いださくらちゃんは 腰あたりに茶色い毛の尻尾と 髪の毛で隠れて よくわからなかったけど 茶色い耳があった

ただ、人間と耳の位置が違うだけで、 他は人間そのもの

髪の毛に俺はお湯をかけて シャンプーで頭を洗うと さくらちゃんもお湯をかけて シャンプーで頭を洗った

そんなに泡立たない。 もしかして、 初めて洗うのかな

監禁…か？

何故そんなものを。

この後、頭、体を洗った

あざのようなものはないから 大丈夫だと思う。

俺たちはお風呂から上がった

さくらちゃんにはバスタオルを巻いた

俺のTシャツを今のところは 着せておこう。

ドライヤーをとり、 髪の毛を乾かした

残したもの。？

今までどんな生活をさせられ てきたんだろうか

俺は、さくらちゃんにオムライスを 作ってあげた

美味しそうに頬張る さくらちゃんは 普通のこどものようで可愛かった

俺はスマホを手に取り

猫　人間

と調べた

そこには

平成の初め、日本の森の中で、 人間のような姿をした猫が発見された

体は人間と同様、 言葉を発することも出来る

そんなことが書いてあり、 読み進めていくと

人間のような姿をした猫は どのようにして生まれたのかは まだ定かではない

人間の姿をした猫は 世界中でも日本だけにしかおらず 数えられる数ほど珍しい生物だ

その珍しさから売り お金に変える者もいる

人間のような姿をした猫は 1人の人間のして、生活出来ることが 法律で義務ずけられている他、

戸籍などは、市役所などで作ることが出来るが、学校の教育の場に 参加することが出来ない

この子、売られて来たのか？

まだ幼い子をお金だとして 売買する人がいるのか。

なら、守ってやらないと、

とは言ったものの、 俺にも芸能の仕事がある。 常に見ていることはできない。

明日は仕事が休みだ。

戸籍を作りに行って、 服を買いに行くか…。

さくらちゃんをベットに寝かせた

さくらちゃんとの生活が始まった

たまぁーに番外編で投稿するかも笑