傷ついてしまったら。

…

……

………

1人の夜

暗くて怖くて

時々辛くて

消えたくなる時がある

でも、それでも諦めちゃいけない

ほんとは大声で泣きたくても

本当は胸が締め付けられるように、 苦しくても

俺は1人だって強く感じても

そのためなら嘘でも笑える。

そのためならなんだってできる。

だから…

…だから。

俺は“バレー”をやりたい。

…

あれ、父と母が何か言ってるな…

…

影山…からメッセージ…

戦うって…ああ、どっちが早く学校に 着くかか

また、叩かれるから。

俺は、いわば虐待をされている。

無条件に叩かれる。 俺は、義母のストレスの抜け道。

母と父は3歳で亡くなった。

同時期に妹も亡くなった。

3人とも、原因不明の病だ。

母と妹が亡くなって、 俺は母の妹に引き取ってもらった。

…でも虐待をされるばかり。

義父はほぼ俺に無関心だ。

事あるごとに俺を捨てようとするのみ。

俺だってもう疲れた。

俺はもう、　 何年も前からバレーのみを愛した。

人は信じられない。

“あいつ”がそうだった様に。

全授業終わり

体育館到着

ズキズキッッ！