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空の下、目指す平和

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空の下、目指す平和

16 - 月と星

♥

200

2022年02月15日

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第十五話 月と星

無限城 (背景見つからなかったのでごめんなさい🙏)

実弥

空!

瑠璃

はいっ!

実弥

時透の処置手伝え!

瑠璃

(時透くん?!)

わたしはあたりを見回した

瑠璃

!!時透君!

そこには、柱にくくりつけられた

時透君がいた

瑠璃

ひどい怪我…

瑠璃

(戦闘に忙しくて気付かなかった!)

瑠璃

(ホントは不死川さんの援護したいけど、)

瑠璃

放っておけない…

瑠璃

時透君!

無一郎

瑠璃?

瑠璃

大丈夫、じゃないよね、刀…

無一郎

うん、今抜、く…!

ズッ…

カチャン…

瑠璃

出血が…

無一郎

もう僕はダメだ

無一郎

状況が悪すぎる

無一郎

瑠璃

止血、手伝うね

無一郎

うん

時透君は、何か考えていた

でも、あえて聞かなかった

わたしは聞かないかわりに、

なるべく早く、止血を手伝った

無一郎

っ、玄弥のところに行こう

瑠璃

うん!

タッタッタ

玄弥

瑠璃!時透さん!

瑠璃

玄弥!

瑠璃

(よかった生きてる…)

無一郎

体繋がりそう?

玄弥

厳しいかもな

玄弥

あの…あそこに落ちてる…

玄弥

上弦の髪の毛…

玄弥

取ってきて…食わせてくれるか?

玄弥

最後まで…戦いたいんだ…

玄弥

兄貴を…守る…

玄弥

死なせたくない…

無一郎

…分かった

無一郎

一緒に最後まで戦おう

瑠璃

うん(わたしにも何か…)

瑠璃

(できないかな…)

瑠璃

瑠璃

玄弥!

玄弥

何だ?

瑠璃

役に立つか、分からないけど…

わたしは、自分の髪の毛を三寸ほど、

刀で切った

ザッ…

玄弥

何して…

瑠璃

これ、ないよりはマシかも

玄弥

どういうことだ?

瑠璃

隠してたけど…

わたしは簡潔に、短く話した

わたしの体のこと、

一度鬼になったこと

玄弥

そうなのか…

瑠璃

すごい唐突でごめんね

玄弥

いや、いい

玄弥

ありがとう

玄弥

使わせてもらう

瑠璃

うん

瑠璃

わたしは不死川さんたちの加勢にいく

瑠璃

最期まで、戦おう

不死川さんたち、大丈夫かな…

わたしはその時、鬼の視界に入らない位置にいる、

不死川さんを見つけた

瑠璃

不死川さん!

実弥

空!

瑠璃

大丈夫ですか?!その…体が…

実弥

なんともねェよ

実弥

テメェは

瑠璃

なんともないです

実弥

じゃあ悲鳴嶼さんの加勢に行け

瑠璃

はい!

タッタッタ…

瑠璃

(不死川さんも、時透くんも、玄弥も…)

瑠璃

(上弦最強と闘って…)

瑠璃

(悲鳴嶼さんだって無傷じゃないはず)

瑠璃

(わたしにできることをするんだ!!)

瑠璃

いた…

悲鳴嶼さんと、鬼は何か話していた

が、すぐに乱闘が始まった

わたしは一度足を止めた

瑠璃

(行こう…)

ここから先は、半端にしてると、

多分死ぬ

全部を決心して、わたしが再び足を動かした時、

不死川さんが鬼に斬りかかった

わたしもそれに便乗するように、

柱二人の近くまで行った

瑠璃

(変に技だしたら、仲間の邪魔にもなる)

瑠璃

わたし、援護します!

悲鳴嶼

頼んだ

瑠璃

空の呼吸、参ノ天 雪時雨

瑠璃

(多分通用しない)

瑠璃

(でも、やらないよりは…!)

不死川さんと悲鳴嶼さんは、

わたしが技を出したと同時に、

鬼に近距離攻撃を始めた

🌀❌♾➿ (いろいろ攻撃してます)

時間にしてほんの数分だと思う

けど、わたしにとって、

今が一番長い時間に感じた

瑠璃

(この技…いける?)

瑠璃

(やるしかないよね…)

瑠璃

空の呼吸、肆ノ天 霧隠身

実弥

!!

悲鳴嶼

他人に通用するかは分からなかった

でも、わたしは二人に隠身の技を使った

ほんの数秒でも、鬼の視界から外れれば…!

実弥

塵旋風・削ぎ!!

風の呼吸 漆ノ型 勁風・天狗風

岩の呼吸 壱ノ型 蛇紋岩・双極

瑠璃

!!

瑠璃

(こんな大技だしたのに…)

瑠璃

(なんで倒れないの…?!)

上弦の鬼が倒れることはなく、

技を食らったにも関わらず、

立っていた

悲鳴嶼

まだだ!

実弥

畳み掛けろ!

実弥

頸を…!

悲鳴嶼

頸を斬るまでは!

はいっ!

そう言おうと思った時

黒死牟

そうだその通りだ

視界が血飛沫でいっぱいになった

瑠璃

(えっ…)

瑠璃

(コイツ、何し…)

黒死牟

着物を裂かれた程度では…

黒死牟

赤子でも死なぬ…

瑠璃

!!

瑠璃

(刀が…!)

黒死牟

貴様ら二人を討ち果たしてしまえば

黒死牟

残りは容易く済みそうだ…

瑠璃

ゴブッ_:(°ཀ°

瑠璃

(落ち着け、落ち着け…)

瑠璃

(呼吸を使って整えろ)

瑠璃

(止血も…)

瑠璃

ふぅ、ふぅ…

瑠璃

(これ、お腹の傷…治せる…か?)

瑠璃

っ、

すぅ…

瑠璃

治った…

瑠璃

吐血も、ない…

瑠璃

(やっぱり強い)

瑠璃

(それに、許せない)

瑠璃

(大切な人たち、これまでにもたくさんの人たちを…)

瑠璃

(こんなふうに苦しめて、)

瑠璃

(殺して食ってきたんだ…)

瑠璃

許せない…

黒死牟

月の呼吸 漆ノ型 厄鏡・月映え…

瑠璃

星の呼吸、肆ノ流 彗星の轟

ドギュンッ

黒死牟

!!

悲鳴嶼

実弥

空!

瑠璃

そっちが月なら、

瑠璃

こっちは星でやってやる!

わたしは、その時

倒れそうなほど熱かった

鼓動もどんどん速くなっていた

瑠璃

ふー…

なんとなく、

何が起きてるのか分かった

これで、全力が出せるか分からない

でも、痣が出たからには、

最後まで闘ってやる!

第十五話 月と星 END

空の下、目指す平和

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コメント

3

ユーザー

黒子のバスケ知ってる方だったら分かると思うんですけど、 空の呼吸の霧隠身の仕組みはミスディレクションに似てます!

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