テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
60,507
138
コメント
1件
読んだ読んだ!第3話、めっちゃ良かったわ…! 悠真が白峰の小さな変化に気づいて、心臓ドキドキさせてるの、青春すぎてやばい。 「もっと知りたい」って自覚前の恋、これよこれ。笑顔とも言えないほんの一瞬の表情にときめく悠真、正解。 あと、本をおすすめするのが「心開いた人だけ」って友達のセリフが締まったな〜。 この距離感、ずっと見てたい。続き気になる🔥
翌日の朝。
ガラッー
九条 悠真
女子1
女子2
九条 悠真
九条 悠真
神崎 晴人
九条 悠真
話しながら席へ向かう
前の席を見るとまだ白峰は来ていなかった
九条 悠真
珍しいな
いつもなら一番に教室へ来てるのに
少しだけ気になった
その時
ガラッー
静かにドアが開く
白峰だった
先生と一緒に教室へ入ってくる
先生
白峰 湊
先生
白峰 湊
そう言って席へ座る
俺はふと気づいた
白峰の手には絆創膏が貼られていた
制服の袖から少しだけ見える
九条 悠真
そう聞こうと思ったが、
まだそんな関係じゃない
結局、何も言えなかった
昼休み
神崎 晴人
神崎 晴人
九条 悠真
教室を出ようとした時、
先生
九条 悠真
先生
九条 悠真
先生
神崎 晴人
九条 悠真
俺は図書室へ向かった
ガラッー
九条 悠真
図書室のドアを開けると、
司書の先生と本を並べる白峰がいた
司書の先生
司書の先生
九条 悠真
司書の先生
用事は終わった
帰ろうとした瞬間
ドサッ
本が数冊落ちる音がした
白峰 湊
九条 悠真
俺もしゃがんで本を拾う
その時、白峰の手首が見えた
少し赤く擦りむけてる
九条 悠真
白峰 湊
少しだけ間の空く
白峰 湊
九条 悠真
九条 悠真
白峰 湊
相変わらず表情は変わらない
でも、嘘はついていないように見えた
九条 悠真
白峰 湊
一瞬、白峰が俺を見た
九条 悠真
白峰 湊
少しだけ空気が和らぐ
九条 悠真
白峰 湊
九条 悠真
白峰は少し驚いたような顔をした
まるで
そんなことを、 言われると思っていなかったように
司書の先生
九条 悠真
司書の先生
司書の先生
白峰 湊
九条 悠真
司書の先生は微笑んだ
司書の先生
その言葉に、
白峰は何も言わなかった
放課後
図書委員の仕事
二人で返却された本を棚へ戻していく
静かな時間
九条 悠真
白峰 湊
九条 悠真
白峰 湊
九条 悠真
白峰は少し目を丸くした
九条 悠真
白峰 湊
九条 悠真
ほんの一瞬
白峰の口元が少しだけ緩んだ気がした
笑った——
というほどではない
でも
確かに嬉しそうだった
九条 悠真
今......
笑った...?
少しだけだけど...
ほんの少し
本当に少しだけ
でも
その表情はさっきまでの無表情とは 全然違った
白峰 湊
白峰 湊
九条 悠真
白峰 湊
また元の静かな表情に戻る
だけど俺の心臓は
少しだけ高鳴っていた
帰り道
神崎 晴人
九条 悠真
神崎 晴人
九条 悠真
神崎 晴人
九条 悠真
神崎 晴人
九条 悠真
神崎 晴人
神崎 晴人
九条 悠真
九条 悠真
神崎 晴人
晴人のその言葉に
俺の心臓がドクンと鳴る
九条 悠真
いやそんなわけない
でも——
頭に浮かぶのは
さっき見た白峰のほんの少しだけ
柔らかくなった表情
あの笑顔とも呼べない小さな変化が
何故か何度も思い出される
九条 悠真
九条 悠真
九条 悠真
夕日に照らされる帰り道
その気持ちが"恋"だとは
まだ気づいていなかった