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〇〇だった長男

第24話 - 手紙と悲劇。

902

2024年10月09日

#シクフォニ

#🎼🌸

#ご本人様関係なし

#兄妹

#病み

白音

いるま

.....。

火葬を済ませ、

俺らは無気力で溢れていた。

すち

…いるまちゃん、

一人を除いて。

すち

らんらんの部屋片づけ終わったよ。

いるま

…あぁ、ありがと、

すち

うん、

すち

.....いるまちゃん、ちょっと来て。

いるま

…。

すち

らんらんからだよ。

いるま

…手紙？

暇72

こんなのいつ…。

すちは全員を呼び寄せ各自に手紙を読ませた。

すち

俺はもう読んだけど、らんらんはちゃんと後継ぎも全て済ませてた。

すち

仕事ができる男は怖いね、ｗ

いるま

（こいつ…らんがいなくなって寂しくないのかよ、）

いるま

（悲しくないのかよ、）

そう思いながら手紙を開いた。

いるまへ。責任を押し付けてごめん。引き継いでくれてありがとう。俺は何も出来なかった、俺がいるまを支えなきゃいけなかったはずなのにね。嬉しかった。”お兄ちゃん”って呼んでくれたこと。俺はいるまに少しでも兄だって思ってもらえることできてたかな。やめよう。こんな暗いのは。いるま。大好きだよ。俺が初めて出来た弟だった。嬉しかった、人生捨ててでも守るって決めたからさ。出来る事なら最後まで守りたかった。いるまなら大丈夫って信じてるよ。ありがとう。大好きだよ。

いるま

……。

いるま

（あ～ぁ、俺いつもこいつに流されてばっかｗ）

いるま

...託されたもんはやるさｗ

暇72

いるま…、

いるまを見て俺も手紙を見ることにした、

なつへ迷惑かけたね、なつが傍に居てくれて嬉しかった。なつのことだから、心臓病を隠してたこと怒ったかな？ごめんね、俺にできることをしたかった。俺は最期まで信じたくなかったんだ。まだやりたいことがあるんだって、俺なりに藻掻いた結果だよ。それでもなつは怒るなら、俺を忘れていいよ。俺さ、なつにはたくさん弱いとこ見られたから。一番甘えた人だと思うんだ。兄が甘えたとか合わないね。でも俺はなつが好き。ずっと好き。忘れられても。怒ってても、好きだよ。また甘えさせてよ。

暇72

...なら、戻って来いよっｗ

暇72

...怒ってねぇし、

暇72

（戻ってきたら殴ってやる。）

雨乃こさめ

っ、

震えた手で手紙を開いた。

こさめへ俺にとって一番愛した弟だよ。一番下だからとかじゃない。一番、俺のせいで嫌な思いさせたから。こさめは覚えてないよね、俺ね、昔こさめが産まれてすぐにね、本当の両親のところで、こさめの面倒を押し付けられてた。でも、出来なくて、精一杯で、俺は親を怒らした、沸騰した高温のお湯をこさめにかけようとした、実際少しかかってたのかもね、俺は庇うことしかできなかった、無力だったなぁ。こさめ、怖い思いさせてごめん。辛い思いさせてごめん。置いて逝ってごめん。許してくれるなら、俺を好きでいてほしぃ。こさめが無邪気な笑顔で好きって言ってくれるあの言葉も笑顔も全部好きだから。大好きだよ。

雨乃こさめ

ばか.....っ（泣

雨乃こさめ

大好きだよっ”（泣

みこと

.....っ

らんらんの想いを受け入れよう、そう思って手紙を開いた。

みことへ子供の頃から無邪気に走って、笑顔で俺と話すみこちゃんが好きだよ。俺に尽くしてきてくれてありがとう。俺を支えてくれてありがとう。特定死病って言った後、みこちゃん一人で部屋に入ってきて、好きって言ってくれた時、嬉しかった。俺さ、ずっとこんな座合わないんだって、悩んでた、でもその時にいつも支えてくれたよ。みこちゃんは笑顔で俺に話してくれる、それだけで俺は心が軽くなった。みこちゃんのおかげ。大好きだよ。

みこと

…。

みこと

（何回でも言うよ、好きって。）

すち

…大丈夫。

すち

俺らならできるよ。

いるま

あぁ、

暇72

おうｗ