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貴方だけ

2 - 貴方だけ 第2話

♥

2,550

2021年08月22日

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貴方だけ 第2話です!

⚠️ネタバレ注意⚠️ ⚠️主の自己満創作なのでキャラが本誌と異なる場合があります ⚠️過激表現含みます

武道視点

目が覚めるとそこは寝心地のいいベッドの上だった

武道

……(俺、確か……)

上半身を起こし辺りを見回す。

部屋の中は薄暗くなっており、陽が沈んでいる事がよく分かった。

武道

(今…何時だ?)

武道

(いやそんな事より…ここ何処だ?)

寝起きでまだ回りきっていない頭を使い俺は必死に悩んだ。

武道

(とにかく…部屋から出て、マイキーくん探さねぇと)

武道

(でも俺が今部屋を出て良いのか?)

武道

(俺の行動のせいで周りに迷惑をかけたら俺はどうなるんだ?)

毎日が経つにつれ俺の精神は既に崩壊寸前だった。

誰にも関わりたくない。

いっその事この部屋にずっと1人で閉じこもっていたい

そんな事すら俺は不意にも思ってしまった。

武道

(あぁ…疲れた…)

何が辛くて何がしんどいのかすら分からない。

とにかく何もしたくない。最低限生きれるだけのことをしていたい。

俺はそのまままたベッドに倒れ込み重い瞼を閉じた。

マイキー

………っち

マイキー

……みっち

安心する声が聞こえた。

夢の中なのだろうか すごく気持ちが軽い。

マイキー

たけみっち

俺は彼の呼ぶ声で目を覚ました

武道

…まいきー、くん?

マイキー

あぁ、

武道

(夢じゃ無かったのか…)

久しぶりにこんなにも寝た気がする。

今まで寝ていたつもりでも色んな事を考えすぎて寝た気になれていなかった。

武道

……ッ

気が付けば俺は数滴の涙を流していた

マイキー

……たけみっち((相手の頬を撫で涙を拭い

心配そうに俺の顔を除く彼に俺は嬉しくてたまらなかった。

俺は自分の事より周りの事を心配していたせいか、誰かに心配されていると感じる事が少なかった。

冷たい彼の手のひらすら俺には暖かく感じた。

マイキー

たけみっち、今動けるか?

武道

あ、はい…

マイキー

これからアイツらにたけみっちの事を話すからお前もこい

武道

(アイツら?)

俺は彼の後に続き部屋を出た。

灰谷 蘭

あ、来たぁ♡

灰谷 蘭

おはよう〜、たけみっち

三途 春千夜

随分深く眠られていたようで笑

灰谷 竜胆

お前も一生寝てていいんだけどな…

三途 春千夜

あ"ァ??

今まで話してきた彼とは違う人達は怖くて、不安でしか無かった。

あの部屋に閉じこもっていたかった。 そう俺は後悔していた

マイキー

こいつ、今日から俺のパートナー(恋人)な

マイキー

…こいつになんかしてみろ

マイキー

マイキー

お前ら全員ぶっ殺す…

灰谷 蘭

マイキーが言うと冗談に聞こえないからなぁ

灰谷 竜胆

多分冗談じゃないでしょ

灰谷 蘭

にしても…全然話さないねぇ((武道の傍へ行ってはそのまま顎を軽く持ち上げ

武道

ひッ…

どうしよう…怖い…怖い

俺の顔は青ざめ身体が強ばっていた

灰谷 蘭

あは♡怖がってるの?可愛いねぇ♡

マイキー

おい

灰谷 蘭

…っと((すかさず武道から手を離し

灰谷 蘭

ったく〜、短気なんだから〜

三途 春千夜

んで、ボス

三途 春千夜

あの話してたヤツはいつするんすか?

マイキー

早めにしとかねぇと逃げられる。

武道

(何の話をしているんだ?)

武道

(俺はどうすればいい?何をすればいい?)

マイキー

たけみっち、

マイキー

とりあえず部屋に戻ろう。

マイキー

色々と準備することがある

武道

準備…ですか、?

武道

あ、あの…俺家に…

マイキー

帰らなくていいんだ。

武道

え、?

家に帰らなくていい? 何を言ってるんだ?

マイキー

お前はずっとここにいろ

武道

ここに…?

マイキー

とにかく部屋に戻るぞ

マイキー

三途、着いてこい

三途 春千夜

っす!

俺はそのままマイキーくん達と部屋を出た

灰谷 蘭

あれってほんとに効くのかなぁ?

灰谷 竜胆

見る限りあいつ、既に精神面がやられてた

灰谷 竜胆

やろうと思えば簡単に出来そうだな

灰谷 蘭

ふーん

灰谷 蘭

なんか分かんないけど、成功したら楽しみだねぇ!

灰谷 竜胆

あぁ、そうだな

マイキー

たけみっちはそこに横になっとけ

マイキー

まだ疲れが取れてないだろ

武道

あ、はい、

彼の言うことに従わないといけないのが身体全体でよく分かる

逆らってはダメだ。 俺は自身に言い聞かせた

三途 春千夜

じゃあ始めますよ〜

三途 春千夜

花垣 武道

武道

…はい

三途 春千夜

深く息を吸って、吐いてを繰り返して

武道

……スゥ

俺は何回か深呼吸を繰り返して行くうちに自然とまぶたが閉じた

三途 春千夜

今から俺が聞くことに素直に答えてくれ

武道

はい

三途 春千夜

まず、お前は今日何しに来た?

武道

マイ、きーくんを助けに…

三途 春千夜

それは何で?

武道

誰も…助けれなかったから…

三途 春千夜

それはどうゆう意味だ?

武道

12年前俺はマイキーくんと約束して…これで幸せになれると思いました。

武道

けれど、マイキーくんだけは幸せじゃなくて……

武道

俺ッ…助けたかったんです…

武道

他の人には止められたけれど…
俺は……皆が幸せになって欲しくて

三途 春千夜

そうか、

三途 春千夜

今、この状況にまで来てお前はどう思ってる?

武道

何もしたくないです。

三途 春千夜

助けたいとは思わないのか?

武道

はい

三途 春千夜

それはなぜ?

武道

もう…疲れました。

武道

今なら死ねそうなぐらい、

俺は口が止まらなかった。

武道

しんどい

武道

疲れた、

武道

何で俺だけ…

武道

苦しいよ、辛いよ、

武道

痛い痛い痛い痛い

俺は数分間ずっと話し続けた

武道

いっその事…

武道

ここにずっと居たい……

既に俺の声は震えていて今にも泣きそうなぐらいだった。

三途 春千夜

いて良いんだぞ

武道

……え、?

三途 春千夜

うちのボスが決めたことだ

三途 春千夜

お前は弱くていい

三途 春千夜

泣いてもいい

三途 春千夜

苦しかったら死んでもいい

三途 春千夜

何かあったら俺らに頼ればいい

三途 春千夜

マイキーはお前がそばに居るだけで幸せなんだ

三途 春千夜

他の奴らは皆敵だ

三途 春千夜

お前に全てを任せといて何も出来ない

三途 春千夜

お前より弱くて惨めな存在だ

三途 春千夜

そんな奴らにお前が体を張る必要は無い

武道

…………

閉じた瞼から涙が溢れた

そうか、そうなのか、俺は何もしなくていいのか

マイキーくんの傍にいれば幸せになれる…

三途 春千夜

もう一度聞くぞ

三途 春千夜

お前は、何しに来た

武道

……マイキーくんの傍に居るためです。

三途 春千夜

目を開いて、

武道

……ん

俺はゆっくりと瞼を開いた

視界に入ったマイキーくんは嬉しそうに優しい笑みを浮かべていた

武道

マイキーくん……

俺は彼の背中に腕を回し強く抱きしめた

マイキー

ありがとう。たけみっち。

マイキー

これからはずっと…ここに居るんだぞ

武道

っう"…ま"ぃきーくん"ッ

涙が止まらなかった。

いつぶりだろうか、こんなにも誰かの温かさを感じたのは

心から嬉しいと思えたのは

マイキー

(そしてそのまま俺に堕ちろ)

マイキー

(花垣武道)

今回はここまでです! 多分次回から過激表現ぶっこむつもりです!

ご視聴頂きありがとうございました!

この作品はいかがでしたか?

2,550

コメント

7

ユーザー

最高すぎて辛いです 大好きです、フォロー失礼します🙇⤵︎ ︎

ユーザー

めっちゃ好きー!え、もうヤバイ 続き楽しみです♪

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