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さくらくん。

人少ないねー

ゆぺくん☆★

でしょー?

ゆぺくん☆★

意外とここら辺は人いないんだよ

さくらくん。

そうなんだ!

さくらが目を輝かせてそう言った。

子どもっぽくて可愛いw

前年齢を聞いたら21って言ってた。

やっぱ若いな。

さくらくん。

わぁ!ハートの形だ!

指さされた方を見てみると、確かにハートらしき形の花火が見える。

しかし花火というものは、少し時間が経つとすぐに形が崩れる。

最終的には儚く散るのだ。

人はその初めの一瞬の綺麗な花火を楽しむ。

僕はその瞬間を見ることはできなかったけど、さくらが楽しそうならなんだって良い。

さくらくん。

ん?どうしたの?

ゆぺくん☆★

いや、なんでもないよ

ゆぺくん☆★

そういえばさくら好きな人できた?

さくらくん。

それ前も聞いてきたけどそんなに気になるの?

ゆぺくん☆★

うん

ゆぺくん☆★

で、どうなの?

さくらくん。

分かんない

ゆぺくん☆★

気になる人がいるってこと?

さくらくん。

多分?

ゆぺくん☆★

えー誰?

さくらくん。

教えない!

ゆぺくん☆★

良いじゃん教えてー

さくらくん。

やだもん

さくらくん。

そう言うゆぺくんはいるの?

ゆぺくん☆★

僕?いるよ

さくらくん。

…そっか、

さくらくん。

頑張って、!

その声は明らかに動揺していた。

え、何この反応!?

いろいろ探ってみるか、

ゆぺくん☆★

僕の好きな人、めっちゃ可愛いの

ゆぺくん☆★

歳上だけど身長低めなんだよね

さくらくん。

ゆぺくん☆★

面倒見良いし、気遣いもできるの

ゆぺくん☆★

僕はその人のこと好きだし、尊敬もしてる

さくらくん。

…そう…、なんだ、

さくらが僕のこと好きだったりしないかなぁ…

反応的にはありえるけど実際のところ分かんない

…良いや、男なら勇気出さないと。

ゆぺくん☆★

僕の好きな人が誰か分かる?

さくらくん。

いや…分かんない…

ゆぺくん☆★

そう?

ゆぺくん☆★

さくらが絶対知ってる人なんだけど

さくらくん。

え…誰…?

ゆぺくん☆★

あれ、まだ気付かない?

さくらくん。

え?

ゆぺくん☆★

僕が好きな人はさくらだよ

さくらくん。

…ほん、とに、?

ゆぺくん☆★

うん、ほんとだよ

さくらが今にも泣き出しそうだった。

だから僕が優しく抱きしめた。

相変わらず体は細く、これ以上強く抱きしめると壊れてしまいそうだ。

さくらくん。

おれも…

そんなさくらの小さな声が聞こえる。

ゆぺくん☆★

え?

さくらくん。

おれも…ゆぺくんのことが好き、なの、

ゆぺくん☆★

え…、ほんと、?

さくらくん。

…うん、

え照れてるさくらかわよ。

じゃなくて、さくらも僕のことが好きなの!?

ゆぺくん☆★

え、じゃあさ、?

えーっとなんて言えば良いんだ、?

いやシンプルが良いよな、多分

ゆぺくん☆★

俺と付き合ってください

さくらくん。

..........はい、!

少し考えて出た返事は「はい」だった。

パンッ

ゆぺくん☆★

え、

さくらくん。

でっか、

告白が成功した瞬間、タイミング良く大きなハートの形をした花火が上がった。

音も今までより遥かに大きかった。

というか集中していたせいか、さっきまでの花火は全く聞こえていなかった。

ゆぺくん☆★

タイミング良いな、w

さくらくん。

うん、w

「嬉しい」という気持ちを噛み締める前に、花火が上がった。

タイミングこそ良かったが、もう少しさくらとイチャイチャしたかった。

いや、今からすれば良いんだ。

ゆぺくん☆★

さくら、こっち見て

さくらくん。

ん?あちょっ、

構わずそっと唇を重ねた。

さくらくん。

…////

さくらの顔は真っ赤になっていて、目はトロンとしていた。

ゆぺくん☆★

照れてるの?かわい〜♡

さくらくん。

いや…ずるいじゃん!

ゆぺくん☆★

あはw

しばらくし、そろそろ帰るか、と家に向かった。

俺って運がいいな。

今日は親が仕事で家には誰もいない。

このメイドは俺専用な?

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