カンカンカンカンカン
これは短い夏の 2人の物語
ウマヅラハギ
紅茶
紅茶
ウマヅラハギ
そう、君は独りだから。 居場所なんてある訳ないさ
紅茶
紅茶
紅茶が言葉を続ける前に、紅茶が握らなかった僕の手を半ば強制的に掴ませた
紅茶
ウマヅラハギ
昼休みの、珍しく美術部腐女子も陽キャもいない2人きりの教室で
そっと紅茶に抱きついた
ミーンミンミンミン
ウマヅラハギ
紅茶
ウマヅラハギ
紅茶
ウマヅラハギ
紅茶
カンカンカンカンカン ミーンミンミンミン
いつも耳に響いては止まらない夏の音
褐色肌に、白い歯に、青に染めてた長髪
ウマヅラハギ
ぎゅっと握ると破れて綿が出た、馬の小さなキーホルダー
透明な褐色肌は、今も変わらず
昔のことを忘れたかのように、お前は俺に話しかけた
卑怯で女の子が好きで、「妹みたいなもん」とか女の子に言ってドン引かれて孤立して
ウマヅラハギ
紅茶
髪は染めてるが眼帯チョーカー。 浮いた陰キャ
ウマヅラハギ
紅茶
尻もちを着いて、冷や汗が出て、ガタガタと体が震えた
紅茶
ウマヅラハギ
紅茶
紅茶
握らせられた手に、紅茶が口付けをした
軽い気持ちだった
なんて言ったら、社会的に死ぬけど
味方が1人、その味方を助ける術は見つからなかった
ウマヅラハギ
ウマヅラハギ
クラスメイト
ガタッ
紅茶
クラスメイトが見る窓の外。 ただ、夏の濃く青い空がひろがっていた
ウマヅラハギ
ウマヅラハギ
ウマヅラハギ
いつかみたいに、でも優しく、無理やり手を掴ませられた
ウマヅラハギ
紅茶
紅茶
紅茶
ウマヅラハギ
ウマヅラハギ
ウマヅラハギ
零れた涙を優しく拭ってやる 信じられないほど嬉しくって、今すぐにでも抱きしめてやりたくって
でも、彼が握っていたのは 馬の小さなキーホルダー
お前の温かさは分からない。おまえからは、分かるだろうけど
カンカンカンカンカン
ミーンミンミンミン
いつものように響くのは、遠い遠い夏の音
ウマヅラハギ
口パクでわかるが、届かない声
透き通った白い肌の、眼帯チョーカー。 浮いたままで
紅茶
ウマヅラハギ
紅茶
紅茶
ウマヅラハギ
俺を指さして、何か言ったが 声は届かない。
コメント
3件
曲名聞く前になんの曲かわかったぜ!てか初投稿…?上手くないですか…?
曲パロです!初投稿なので下手です💦 みきとP様の少女レイという曲です