テラーノベル
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まぶたを開けると、見慣れた天井があった。
自分の家──教会の裏にある、あの小さな部屋。
でも、いつもとは違い、誰かに抱きしめられている感覚がする。
昨日の出来事が一気に脳裏によみがえって、思わず目が覚める。
tt
声を出すと、背中にぴたりとくっついていた体温がわずかに動いた。
jp
寝起きの低い声が、やけに近い。 振り向きながら、腰のあたりを抱く腕がぎゅっと強くなる。
逃がさない、って言ってるみたいに。
tt
かすれた声で問うと、
jp
掃除もしといたよ、と少しドヤりとした表情をする。 その緩んだ表情に、また胸が熱くなる。
心臓がうるさくて、呼吸が浅くなる。
jp
腰に回された腕がまた、強くなる。
jp
jp
指先が頬をなぞり、ゆっくり顎を持ち上げられる。
朝の光の中で見るjpの瞳は、優しいのに、どこか逃げられない色をしていた。
tt
早く朝ごはんを食べて、シスターとしての仕事をしたいのに、なかなか離してくれない。
jp
そう言いながらさらに強く抱きついてくる。
tt
jp
jp
tt
jp
俺が頷くとjpは手をかざす。
すると机の上が光り出して、その光が止むと料理が──。
jp
再度手をかざすも、失敗に終わった。
jp
悲しそうに俯く。 なんだか、子犬を見ているみたいで可愛らしい。
tt
jp
jpを無理やり剥がし、キッチンへ向かう。
そういえば神様って何食べるんやろ……
……まあなんでもええよな。
jp
tt
あまりにも目を輝かせて言うので、少し緊張する。
jp
tt
jp
tt
思わず顔が赤くなるのを感じながら、 照れ隠しをするように少し多めにご飯を口に入れる。
jp
jp
その姿に思わずくすっと笑う。
いつもの朝が、色鮮やかに染まった気がした。
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コメント
1件
jp さ ん が tt さ ん に ず っ と べ っ た り し て る け ど tt さ ん も そ れ を 拒 ん だ り し な い の 尊 い で す 💕